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[762] ICTで苦手を補償(補完)しよう! 宮本 06/08(日) 11:50
  昨日の「苦手をICTで補償しよう」の講座は、参加者が非常にすくなかったですが、

思った以上に大事な事を伝えてくださいました。

時間をつくり、近日中には、掲示板に内容のポイントはご報告させていただきます。

掲示板に投稿したときは、ご案内します。

なお、昨日の講座のレジメは、
http://npo-atds.org/atds_wp/wp-content/uploads/2014/06/df2f22f850a02ccf0020552522fc4be6.pdf

にあります。配布できる資料ではなかったので、こちらでご確認ください。

さて、いよいよ、7月からiPadでの学習・生活・コミュニケーション支援を使いこなす講座を始めます。

現在、会員10名、非会員4名の方が申込をされています。

あと、機器を会場で借りて参加される場合は、会員限定で8名程の方を受け付けられます。

受け付けましたら、必ず、返信しますので、返信がこない場合は、再度、送ってください。

特に、先生方には必須のスキルなようです。1、2年後には学校導入だそうですね。


以下に再度、参加の条件や予定をお伝えしておきます。

@参加の条件

機器を借りて参加したい方は、会員限定  二人に1台の予定

iPadを自分で持ちこみたい方は、毎回の講座前に必要なアプリをダウンロードできる方

*講師から購入することもできますが、急ぐ場合は、心斎橋のアップル社でご購入ください。
宮本は、これを期にアップル社での購入決定!

A参加費

会員→6回シリーズ全部参加で8000円   単発は2000円    子どもと一緒でも同料金

非会員→6回シリーズ全部参加で10000円  単発は3000円   子どもと一緒でも同料金

当日、会場で受け取ります。遅刻はしないように頑張ってください!

受け付けは、9時半から。

B日程

毎月第一土曜日の午前か午後の2時間  *ただし、会場を抑えることが不可能な場合は、翌月に延期される

現在のところ、7月5日(午前10時―12時)、8月2日(午後2時ー4時)、

C場所

ふらっとねやがわ研修室

D毎回の講座の内容告知

7月5日は、必要なアプリをダウンロードするスキルを実践(無料アプリから有料アプリの仕方)

それ以降については、参加されている方に合わせた講座内容を考えて、事前に告知してくださるそうです。

講師からプログラムや必要なアプリのダウンロード指示があれば、その都度、メーリングリストでご案内します。

E参加申し込み先

宮本  hiperact@axel.ocn.ne.jp

件名・名前・子どもの同伴の有無・連絡先(携帯番号・できればパソコンアドレス)・所属支部

*会員外の方は、その旨、お伝えください。

他、この講座に関する御質問は、宮本までください。必ず、件名やお名前を記してください。
ゴミメールが多すぎるので、毎日のおそうじで一斉削除しているときもありますので!

Fその他

必要なアプリしか使えないようにするスキルも伝授していただきます。
また、タブレットの月々の契約料支払いなども必要ない方法も教えてくださいます。

以上です。

高松様は、連日連夜、全国で活動されています。ハードスケジュールを割いて、当会におつきあいくださいます。

来年も、というわけにはいかないかもしれません。

この機会をお見逃しくなく!
 
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[763] 6/7苦手をICTで補償しよう 感想@ りんりん 06/09(月) 00:17
  今回参加させていただいて、感無量でした。毎度のことながら、ちょっと話が長くなるけれど、書かせてください。


私がiPadという機器を知ったのは、去年4月から子ども達の通う小学校がICTモデル校となり、一斉導入したときでした。



親への説明は一切なく、参観でiPadを使った授業が披露されて、「あぁ、こんなの使ってるんだ!」と思いましたが、目的や効果は説明されませんでした。



近藤先生の算数障害の講座直後に先生の算数DVDを学校へ持参し、「そうやってIT機器を使った授業をされているのだから、これを活用できませんか?」と話したら、iPadはPCとはまた別の規格で、DVDは受け付けないし、いちいち使うアプリは教育委員会の許可がいるし、無理である、と校長先生から聞いて、自分はなんだか分かってないなぁ、と思ったものでした。



その後、8月末に神戸のオリンピアさんという団体主催で、神戸の支援学校が会場で大阪LDセンターの竹田契一先生の講座があるということで、参加しました。



LDセンターの竹田先生、が目当てで行きましたが、実際には島根から見えた井上悟さんと井上賞子先生のお話が中心でした。



皆さんは井上悟さんをご存知でしょうか?



『読めなくても、書けなくても、勉強したい』の著者の方です。大阪出身で、ディスレクシアであることが40代になって分かるまで、読み書き障害の原因が分からないまま、大変な苦労をして来られた方です。



今は奥さんの井上賞子先生と出会われ、鳥取の保養地で大工さんをされています。素敵なペンションなどを設計され、その他ディスレクシア等で就労が難しい人向けの家具製作のNPO法人もされています。



また、奥さんとペアで全国をまわって、ディスレクシアの子どもが必要な支援を受けることができるよう講演活動もされています。



NHKでもドキュメンタリーで取り上げられました。去年の大阪のNHKフォーラムでもご登壇されました。



その井上悟さんの奥様の井上賞子先生は、小学校教諭で、しかも現在特別支援のエキスパートとして東大を中心に展開されている、全国的なプロジェクトでも大変有名な方です。



もともとiPad前から絵カードなどで教材を作るのが上手な方と聞いています。



その奥様も結婚5年するまで、だんな様の悟るさんがディスレクシアであることを知らなかった・・それくらい井上悟さんはご自身の障害を隠して生きてこられました。



その後、『なまけてなんかいない!』を読んで自らディスレクシアであることに気づかれた井上悟さんは竹田先生のところで検査を受けられて、少しずつご自身の障害を受容されて、今はiPad他支援機器を活用されて、のびのびと活動をされています。写真が上手で私もFBでフォローしていますが、本当に癒される写真で、優しい人柄がよくにじみ出ていると毎日思います。



8月の講座で井上悟さんの半生にも衝撃を受けましたし、その後を受けた、井上賞子先生の特別支援級でのiPad活用事例にも大変驚きました。



特にうちの子に似た、表出の弱い女の子が作文を書けるようになり、一方通行だった会話が相手の立場を思いやった語り口調に変わった事例は、もういてもたってもいられなくなり、休憩時間に思いつくだけの質問をしました。



すぐに家に帰って、同じアプリをタブレット端末(うちは主人の考えでiPadでなく、AndroidのNexus7を買いました)に入れて、息子とマインドマップや交換日記を始めました。
またスケジュール管理に私のスマホと同期させて、提出物管理もするようになりました。



劇的に息子が進歩していくことが分かり、本当にすごいことだと感じています。



自宅で使うだけでなく、学校に持ち込ませたい、そんな思いが日に日に高まっていきました。
(学校で使っているiPadに息子に使わせたいアプリが入っていないので)
教育委員会や、教育センターの推進ルームに電話をかけまくって、どうやったら個人持込が普通級で認められるのか必死で探していました。



高松先生とは、その最中、TETRACOCOという大阪の療育事業が開催した連続講座の一つで出会いました。



三宮さんという、アプリ開発をされている東京の先生が見えたときに、特別ゲストとして見えていました。講座終了後お名刺をいただきました。



総会で講演してくださった、とろまおくんの事例も紹介されました。とろまおくんのお母様も受講生として見えていて、お友達になることができました。



翌日、息子の通級指導教室の先生からある名刺を見せてもらって、「お母さん、iPadのこと情報集めておられるけれど、この先生が詳しいらしいですよ。」と言われたその名刺が、まさしく高松先生でした。大阪市内の先生達でつくるLD研究会でさえ、講師を京都の高松先生に招くのです。
高松先生のすごさを示していると思います。



「あ!この先生、昨日私会いました!名刺も!ほら!」



その通級の先生のはからいで、宮本さんを高松先生に直接会ってもらうことができました。



それで実現した今回の講座・連続講座です。
(他にもとろまおくんの心斎橋Appleのプレゼンや、とろまおくんのご両親が幹事のATAC後の忘年会も参加させてもらったりしました。)



iPad講座は、去年高松先生は大阪市内の親の会で連続講座をされていました。それは平日昼間にお母さん対象でした。



今回、先生が来てくださるのは土曜日です。お子さんも参加できるのでずっと理想的に思います。



iPadなどICT機器は使ってみてから、また色々と疑問やこんな活用方法はできないかな?という欲が出てくるものなので、連続講座形式は本当に1番最初から聞いたほうがいいと思います。



私もこれで3回目か4回目の講座でしたが、やっと「どういう場面でどういう活用をさせたら一番いいか」というのがうっすら見えてきたところです。



是非たくさんの方の参加と、そして実際に活用したものどうし交流していきたいと思います。



最後に宮本さん・役員の皆さん、高松先生の講座を企画してくださってありがとうございました。うちの子の活用事例はとろまおくんほど凄くはないですが、何かお役に立てるようなら、また紹介したいと思います。



連続講座、息子と参加しますので、よろしくお願いします!
 
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[764] 6/7感想A りんりん 06/09(月) 00:41
  高松先生が京都の学校を中心に活躍されている傍ら、運営されているNPO法人、ATDSは


@iPadの貸し出し

A購入・導入のサポート

B少人数向け勉強会の運営

Cアプリ開発


をされている団体です。


A〜Cには、アスペルガー障害の方、統合失調症の方、うつ病の方も参画されていて、適材適所な運営をされているなと感心しました。


先生は三番目の息子さんの瞭くんがきっかけで、IT業界から転身されて現在の支援機器の開発・啓蒙活動をされています。


障害者支援は従来の本人の能力を伸ばす考え方から、2001年のICF生活機能構造モデル;環境調整へと変化してきています。


ADL(Activities of Daily Living)からQOL(Quality of Life)へと変わってきています。


つまり、歩けない人を「歩けるようにする」のでなく「移動できるようにする」

話せない人を「話せるようにする」のでなく「コミュニケーションができるようにする」

読めない人に「代読してあげる」のでなく「読めるようにする」

等への価値転換です。

似ているようで大違いで、またそれはICT機器を使うことでかなり可能になるのです。


iPadの音声認識機能、文字読み上げ機能、二つのカメラを使って合成するAR機能、感覚的な操作が可能なところ、その他色々、それまでの支援機器やパソコンではできなかった特色が、小さな子、障害を持つ人にも使いやすく、また安価で安定したサポートを提供できると思います。(昔は一種類の支援をする専用支援機器を開発製作するだけでものすごく費用がかかったそうですが、ICTでかなりそれが安く簡単になったそうです。)


一斉導入が全国各地で始まったり予定されていますが、与えれば終わりの機器ではなく、一人ひとりのニーズに合った使い方をしなければ宝の持ち腐れになってしまいます。


うちの子にどんな活用ができるの?高い買い物じゃないの?と思う前に、まずはお母さん・お父さんが自分の生活が便利に楽になることを体験されるのが、子ども目線でiPadによる支援を組み立てる最初のステップになるのではと感じました。


★レジュメ11ページの

個別支援とは・・・という絵はよく高松先生の講座で紹介されるのですが、


左のEquality(公平)は必要のない人にまで支援が配られて、必要な人には不十分になっている。


右のJustice(正義)は本当に必要な人に支援が届いて、みんなが同じ土俵で生活できている状態を表現しています。


今後私たち保護者は障害者差別法が変わることで、学校に「合理的配慮」を求めていく立場です。どこまでが合理的かは各ケースで違うとは思いますけれど、このJusticeの絵が示すような支援をイメージして粘り強く求めてい根本的な考えになると思います。


レジュメURL↓
http://npo-atds.org/atds_wp/wp-content/uploads/2014/06/df2f22f850a02ccf0020552522fc4be6.pdf



7月から始まる、高松先生のiPad連続講座を通じて、色々な障害をiPadで補完して、障害をもつ当事者・親ばかりがしんどい目をする状態から一歩踏み出せるのではないかとわくわくしました。子どもにも「僕の苦手は○○だけれども、その部分はipadやAndroidに任せられるから、たいした困りではないねん」と感じてもらえるように思います(^-^/
 
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[765] 6/7感想B りんりん 06/10(火) 08:38
  (連投すみません)


去年秋に中央図書館で奈良のマルチメディアーデイジーの団体と一緒に、井上賞子先生と、とろまおくんのお母さんがお話をされる機会があり、息子と参加しました。



その時すでにタブレットを持っていて、マインドマップや交換日記で手ごたえを得ていたところですが、息子がそれ以上身を入れてやらないことに手ごたえがない感じがしていました。



@たくさんのアプリがあるから、どんどん自分で色々を試して喜んでやっていくように思っていた(今思ったら、設定で簡単にダウンロードできないから、息子も先に父親が用意したアプリ以外を試せなかったのも無理はないんですが、学校でもiPad使っているし、自分から『お母さんこのアプリ入れて』とか言ってくるような期待もしてたんです。素人考えで)


Aすでにインストールしているアプリをもっと生活に活用しいくと思っていた(たとえばタイマーのアプリとか)



紙に質問を書いて講演した方に質問できる時間があったので、井上先生に「どうして食いつきが悪いんでしょう?もっと『僕が求めていたのはこういう支援だ!』と目を輝かせて喜ぶような期待をしていました」と伺いました。


「違っているかもしれませんが・・・それはiPadやAndroidが『プラスアルファ』になっていないか?ということ。


今までの宿題なり課題なりはそのままに、さらにiPadが追加されたら子どもはいやになります。


それで何か負担が減って楽になった、ということがなければダメです。」


私の息子への持って行きかたがどうも悪かったのかなぁ、という印象を受けました。だから食いつきが悪いのかも・・・と。



年末に通級の先生の支援もあり、小学校卒業を前に、普通級クラスで個人持込をさせてもらえることになりました。実績を作って、中学校に持ち込み申請したかったからです。


1)管理をどうするか?

2)どの場面でどのアプリを使うか?

3)他の児童にどう説明するか?


がポイントになりました。


また必要なアプリの調達や指導は家庭がすること、という条件が校長先生からつけられました。


1)は登校したら普通級教室にある、担任の先生にすぐ預けて、鍵のかかるロッカーで保管してもらうことになりました。(中学校はこれができません...)


2)学習用には学校のiPadがあるので、わざわざ必要ない。必要なのは提出物管理に必要なスケジュール機能だけだから、連絡帳を書く時間のみ出して使う。
(すべてをタブレットに入れるわけでなく、何日か先の予定や提出期限を入力するだけ。翌日に出すものは、改造した連絡帳に書かせました。)


特例として、卒業文集を書く作業は、タブレットを持って支援級の一角を借りて作業させてもらいました。家だけでは追いつかなかったので。


3)導入にあたって、学級に対して息子がどうして必要であるか、クラスの先生から説明がありました。通級の先生が作成してくれた手紙も読み上げられました。
中学校へ行っても使う予定なので、その時他の小学校の子が見て不思議がったら説明してあげて欲しい、応援してやって欲しいという内容でした。


5年〜6年はクラス替え・担任がえがないので、6年の12月くらいになるとみんな息子の不思議な苦手を肌で分かっているので、特に問題もなく受け入れられたとのことです。(中学校はしょっぱなからそうはできないので、今は普通級では使わず、支援級で放課後にスケジュール入力するだけに限定して使っています。板書の録画とか授業の録音とか、マインドマップ機能とかは使えません。ネット接続も自宅でのみ使えるようになっているので、学校では使えません。)




小学校の導入実績を持って、入学前に中学に使用を願い出たところ、「支援級でなら」という試験運用が認められました。


小学校の校長先生、担任の先生、支援級の先生からも中学校へ対面や文書でサポートしてもらいました。


中学校入学してからは毎朝支援級に預けて、放課後にスケジュールを入力します。
小テスト、提出物、行事など結構ネタはあります。


スケジュールは私のスマホと同期しているので、入れたら私も確認できます。入れ忘れてたら、パソコンから入力してやることもできます。


先日は一泊移住の感想文をマインドマップアプリで下書きしてから作成して持って行きました。だんだん声かけなくても「これにはタブレットを使うのが便利」と言う風に出してくる機会が増えてきているように思います。


親や先生が声をかけて何かをさせるのと、
タブレットを使って本人が何かをするのは大きな違いがある、と井上先生からも聞いていました。
他者からの刺激で動いているのでなく、自分の腕が伸びたような能力が上がったような感じがするそうです。
それは将来の自立につながる一歩と私も感じています。



----------------------
こんな風に活用はじわじわと半年以上かけて進めてきていましたが、


一方で「もっと使い道が拡がればなぁ、宝の持ち腐れっぽいなぁ」と思っていました。



高松先生の講座で「多機能なんだけど、実際にはどこまでその子の困りに合うか使い道やアプリを絞り込むことが導入のポイント」という説明があり、そうでなければ、与えて飛びついたとしても「ICT機器でならでは」が感じられなければ、だんだん手放してしまう、そうです。




「あぁ、じゃぁ、息子は、食いつきが悪いように見えたけれども、いまだに使い続けているということは、彼なりには間に合ってるというわけだから、所期の目的としてはまずまずなのかなぁ・・・」と感じることができました。



息子はタブレットを自分の生活に馴染ませるのに半年以上かけたんだ、それでよかったんだ、と納得がいきました。



今度は次の段階へ進めることを期待して、7月からの連続講座を楽しみにしています。



(タブレット端末・ICT機器、同じような意味合いで使っています。iPadはApple社の製品で、タブレット端末の一つ。Android、Nexus7はGoogle社の製品で、やはりタブレット端末の一つ。アプリは両方に対応しているものもあれば、iPad版しか出てない、その逆などもあります。


我が家は変則で、井上先生に教わったiPadアプリでAndroidで使えるものを探して入れています。

★SmartMind(マインドマップアプリ)
★ぼくらの交換日記(交換日記アプリ)
★ジョルテ(Googleのカレンダーと連動して使えるスケジュールアプリ)
etc

用語統一してなくてすみません。)
 
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