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[772] 『魔法のワンドプロジェクト神戸』 mari-mori 07/27(日) 21:28
  【報告1】
息子の大学受験チャレンジの時色々調べていてたどりついた中邑先生で、DO-IT JAPANは参加してませんが研究室にメールで問い合わせたら色々と研究助手の方から、保護者の交流会にだけでも東京に来られませんか?という親切な対応をして頂き、いつか直接お話を聞きたいとずっと思っていましたので念願かなっての参加でした。

初めにプロジェクトの説明があり、中邑賢龍先生の基調講演、魔法PJ協力校による活用事例発表の3部構成でした。(その後質疑応答あり)

色々な活用に対しての素晴らしいお話かと勝手に想像していたら、何年か活用していく中での学校と言う現場での活用の難しさや、壁?みたいな事や、気付きを話されていて逆にこの先生の奥深さと私なんかが言っていいいのかわかりませんが、引き込まれていきました。

印象に残った事を何点か書いてみようと思いますが、今回息子の為と言うより中邑先生のお話と、ICTの活用をあまりよく知らないので行ったので、間違った解釈をしていたら、どうかご指摘ください(^_^;)

主に4つの印象に残るお話が先生から聞くことが出来ました。
1)IPAD使用の弊害 

これは使い方だと思いますが、治療教育に走ってしまっているのでは?と先生ご自身が危惧されていました。(使う本人の自尊感情を大切にと)

2)『あきらめる力の必要性』も時と場合により必要であり、大切である

大学受験のパソコン持ち込みによる例で話されていましたが、『読み書き』をパソコンで補完することにおいて、一定の速度で出来なければ、試験と言う評価の中では通用しないと。
これに対して支援する側の『見極め』と言う技術が必要である。
大学受験とは別として、先生方に関してもこの事を問いかけておられました。時にはその技術がないもとでは支援ができないと保護者にも伝える勇気も大切ですと。(この技術は教員側のこととも、その支援を受けたい生徒側と両方に言えるのかと私は解釈したのですが。。。)

3)現代社会の『安心・安全・安定』の中での弊害

使いやすい、(お菓子の袋に例え)あけやすいなどで、扱いにくい・不安定なものへの対応ができにくくなっている。今後の課題は診断を受けていない、もしくは診断名の無い子の不登校支援と出来過ぎる子の異才発掘プロジェクトの話もされていました。

4)特別支援教育に関わっておられる先生方の専門性について

毎日色々な子と接する機会がある特別支援の先生方は専門性が普通級の先生に比べると高いと言う事にもっと自信を持ち、発信していくべきだと言う様なことを話されていました。
(多様性を理解した教師であるとも表現されていました。)
せっかくipadなどの学校活用で苦手を補完しても、通常級での持ち込み使用が認められていないと言う現実がある限り、その子にとり授業を通常級で受けると言う事が出来ないのであればそれはこの活用の意味が無いようなことを話されていたと思います。(その時に本人が自分だけが使うと思ってはマイナスなので、みんなが使っているものと言う工夫と環境設定が必要)

Ipadがあれば・・・と自信を持って指導されている支援級の先生が中邑先生に逆に質問されていたのが印象的でした。「なぜ、その子を通常級へともどさないのか?」と。
「それは、通常級の先生とその受け入れるクラスの環境に・・・」と歯切れ悪く答えておられました。

その辺に関して、もっと発信できるのは特別支援の先生ですよ!と言いたかったのかな?と私は教員の立場ではないのでそう聞こえました。

使い方の目的や、方法など、ただ導入されるから・・・と言うだけでは駄目で本当に難しい問題があるんだなぁ〜とさっぱりわかっていない私でも感じました。
 
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[773] 【報告2】 mari-mori 07/27(日) 21:41
  質疑応答では時間の都合上2つの質問でした。

漢字アプリの使用で成果を発表された先生にたいして、その漢字の定着はどうなのか?と質問がありましたが、残念ながら定着はありません・・・と言う回答でした(^_^;)

当事者(ADHD・特に聴覚過敏)から、中邑先生に「聞こえ」に対しての有効なものはありますか?と言う質問。

ご本人も、周りの当事者の方も小さい頃からよく人の話を聞いていないと随分言われて悩まれ、大人になりようやくADHDによるものだと、中には人間ドックなど何回も医療機関をまわって聴力に異常なしと言われてきた方の事を含めて質問されていました。

先生の現在使われているものとして、FM補聴器?や声を直接とばす方法のもの?(ちよっと曖昧ですみません)の2つを使用しているとの事と、『読み書き障害』はあっても選択的注意?『聞き取り障害』やワーキングメモリーの問題に関してはこれからもっと見ていかなければと話されていました。

会場参加者で印象的だったのはこの質問の当事者の方と沖縄の事例発表の先生(その子の気持ちを主にされていました!)、そして会場でただ一人の参加の通常級の先生は中邑先生に貴重な人材です!と絶賛されていました。(なぜ通常級の先生が来ないのかとも。)

この会場に暑い中にも関わらず何とかしなければ・・・と思って下さっている全国の先生方、協力して下さる中邑先生の研究室、ソフトバンクをはじめとする関係機関の方々には保護者として頭が下がる思いでした。

このプロジェクトに協力している学校の先生方は個人的にあの協力校に選ばれるまでとその選ばれた後の、あの計画書と報告書の流れ、実践発表などの膨大な書類作業は自分の職場が訪問看護ステーションなので、さぞかし大変な作業だろうなと想像してしまいました。

医療と教育の違いはあっても現場業務をこなしながらの計画、報告書、発表の準備は本当に大変だと今回先生側の立場など、改めて知ることが出来たので参加して良かったです。

就労現場の発表・オリンピア岩屋さんの活用は直接仕事とはちがいますが、ある意味息子にも大いに関係するこだわりが通所にマイナスとなっている事(質問行動のこだわりがその次の行動を妨げる。)への活用事例としてでした。

予定のアプリを使用してあらかじめ質問してもいい時間を決め、いつもお決まりの答え方をすると納得するのでそれをあらかじめ音声(支援員の声)で入力しておく。

でも、結局彼女は人と関わりたいので質問しているとのことも話されてました(笑)

笑える様な、ちょっと違うような、中邑先生も「オリンピアさんもわかってやっておられるだろうけど、複雑です!」とコメントされていました。

基調講演で先生が「コミュニケ―ションが苦手な者がわざわざサービス業にいけばそれはとても本人しんどい事ですが、一人くらいそんな人がいても僕はいいと思います!」と言う言葉が、毎日暑い中(今日も)北野坂を上がり、そのまさにサービス業で(笑)、コミュニケーションだけではない色々な学びを周りに支えてもらいながら成長させてもらっている息子と重なり、とても嬉しかったです。
ただの親ばかですね・・・(笑)

ICTなどで苦手を補完していない読み書きもおぼつかない息子を支えているものがあるとすれば。。。

人の力とそれによって得た彼の肯定的な自尊感情なのかもしれないなぁ〜と思いました。

たまたま息子の時代にはICTがなかったですが、今その立場にある保護者だとしたら、きっと質問攻めに先生を捕まえていたことは間違いないです!(^^)! 

色々な意味でとても有意義な一日でした。
当日強行参加にも関わらず親切な対応して頂いた受付の方、どうもありがとうございました(*^_^*)
 
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[776] 参考になりました りんりん 08/03(日) 23:14
  mari-mori さん、レポートありがとうございました。

中邑賢龍先生・・・憧れの方です、なかなかお会いすることが叶いませんが、去年小学校でタブレット(AndroidなのでiPadとは違うけれど、同じようなもの)を通常級に入れさせてもらおうと学校と交渉したときのバイブルでした。


魔法の・・・プロジェクトは毎年行われているそうで、魔法の筆箱とか過去にもあったそうですが、今年は「魔法のワンド」ですね。

Facebookでつながっている特別支援学校などの先生方も参加されていて、中には実際に中邑先生と一緒に講演されてる方もいて、私もどれか参加できたらと思いますが、スケジュールが合いませんでした。

タブレットがすべての困りを解消してくれるわけではないけれど、「学びのスタイルが違う」と言われている発達障害児には強力な助っ人になりうる「魔法のツール」だと思います。

でも実際は、まだ受け入れが進んでいなくて、学校現場も、家庭も色々と試行錯誤や忍耐が必要です。

中邑先生始め近藤武夫先生もDo-it Japanのスカラー(参加している生徒さん)に限らず、必要であれば全国どこへでも出かけて学校現場にお話してくださるそうなのですが、なかなかそうは行っても難しい面があります。


4年後には全国で一人一台配布になる方向らしいですが...それに先んじて一人一台を導入している市町村・学校もありますが...何分新しい技術・概念でもあるし、どんどん進化していく領域なので、今高松先生のiPad講座に参加しながら、iPad活用の目標をどこにおくのか、日々試行錯誤しているところです。


小学校では普通級への持込は叶いましたが、授業中ではなく、連絡帳を書くときのスケジュール管理としてが多かったです。

板書の時にカメラ機能を使ったり、
作文の時にマインドマップアプリを使ったり、
用途は無限にあるはずなのですが。

中学校では支援級で使わせてもらえるよう持込OKになりましたが、普通級では使えないので、授業を全部普通級で受ける息子には、結局タブレットのよさが生かしきれてないです。

ただ、いざ「こういう場面では使わないとできない!」と言うときに一から学校と交渉するわけではないので、少し気楽かな?程度です。

中学校は各教科の先生に分かれているので、たとえば音楽の先生にお願いしてタブレットにリコーダーの指を動画で録画させてもらうとか、そういう細かいことまで活用できたら最高なんですが。

中邑先生の指摘されている視点、とても参考になりました、ありがとうございました。

私も細々ですが、通常学級の先生に向けても情報発信していこうと思います。
わが子だけでなく、他の困りを抱える、診断以前の子どもさんにもタブレット端末の支援が届くような時代がくるように。
 
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[777] 『諦める力』為末大さん りんりん 08/04(月) 02:27
  広島セミナーに参加された方のFacebookに
紹介があったこの本、

神戸で中邑先生が引用されたのと同じでは
ないかと思われます。

『諦める力』為末大
http://www.amazon.co.jp/%E8%AB%A6%E3%82%81%E3%82%8B%E5%8A%9B-%E3%80%88%E5%8B%9D%E3%81%A6%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%AF%E5%8A%AA%E5%8A%9B%E3%81%8C%E8%B6%B3%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%98%E3%82%83%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%89-%E7%82%BA%E6%9C%AB-%E5%A4%A7/dp/4833420481
 
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[778] りんりんさんへ mari-mori 08/06(水) 20:16
  少しだけでも何か参考になりそうなら、良かったです(*^_^*)

りんりんさんが、息子さんの為にされている事、学校への持ち込み交渉やご自分でも講座を受けて勉強されていてすごいなぁ〜と思います。

息子さんが今お家よりも長い時間過ごすであろう学校でのipad活用ですが、授業で持ち込み可能となれば一番ベストでしょうが、その学校と言う枠だけに縛られずに親子で活用の幅を広げていって下さいね(^○^)

今色々と大変だったりする事も必ず、後から色々な所で繋がっていたりすると思いま〜す!!

りんりんさんは絶対に交渉上手なはずです(笑)

これって、後々の就労や社会に放り出される時に必ず息子さんの為になるはずだと思いま〜す!!(*^。^*)

p.s
本の紹介ありがとうございます。読んでみますね!!
 
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[779] ありがとうございます りんりん 08/08(金) 23:50
  コメントありがとうございます

諸先輩とつながれてること励みにがんばりたいです(^-^♪
 
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