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[783] | 伊丹先生の相談会報告 | 宮本 08/11(月) 11:55 |
個々の相談内容ではなく、一般的な形でまとめてご報告させていただきます。 あくまでも伊丹先生のアドバイスを聴いての宮本個人の理解ですし、一般化しても、個々のケースで対応が違う事もあると思います。 参考程度にしていただければと思います。 むらむら、もやもや、何かが詰まった感じの子育ての不安をすっきりとアドバイスしてくださり、 伊丹先生には、本当に感謝です。 また、いつも感心するのは、伊丹先生が肯定的に子どもさんを表現されることです。 今回も親御さんのタイプに合わせて、意識的に繰り返されていました。勉強になりました。 なお、文中の緑色の文章は、宮本のつぶやきです。 この日は、@「不登校対応」A「自己否定的な発言や妄想発言、しつこい不安や緊張などへの対応」B「ほどよい援助」C「ニーズに応じた学習支援」 D「親の自己肯定感を高める捉え方」E高校生や高卒後の進路や居場所F配偶者や姑などの対応改善は?G授業中の不適切な態度の修正は?などだったと思います。 そして、今回の全体へのメッセージは 「親のあせりは禁物!」 でした。前回は、「過保護はよいが、過干渉はだめ」でした。 @不登校対応 不登校になると、思春期の子たちの多くは、昼夜逆転、ゲームざんまい、言う事をきかない、といった状態に陥りやすく 困ったと思いながらも、なかなか躾が難しくなります。 お仕事で家を空けることが多いと、なおさら生活リズムを整えたり、ルールを守らせることが難しく、 主導権が子どもにわたることが多いようです。 それでも、次の事は守らせましょう。 「夕食は一緒に食べる」など。 また、登校は、個々の事情で無理強いしない方がよいケースがあるので、 登校刺激をするよりも、学習はさせましょう。 決められた、あるいは、自分で決めた学習をしたら、ゲームやテレビをみてもよい、というように。 特に、オンラインゲームなどは、子どもにとって非常に魅力的です。 途中でなかなかやめれないのが普通ですし、 子どもによって取り上げることは、はばかれることもあります。 だからこそ、ルールが必要です。 感情的にならずに、根気よくルールを守らせましょう。 どうぞ、つまらない主導権争いはしないで、肝心な主導権は親が握っていきましょう! また、特性によって集団適応にくたくたになっているケースも多いので、 その子のペースを守ってやることが大事です。 家が安心の基地であるように! A自己否定的な発言への対応 自尊感情が下がっていくと、些細な事で、「ぼくなんて死ねばいい」とか なんでも親のせいにしたり、親への暴言も頻発しやすいでしょう。 基本的には、あまり過敏反応しないことです。 親への暴言は修正しましょう。 例:「ママ、ブス」→「ママ、賢いよ」 ただし、繰り返し「死ぬ」と繰り返す場合は、学校の先生に話を聴いてやってほしいと お願いするのも方法です。ただし、説教や名ばかりの指導にならないように。 一方、言語理解の弱い子には、色々いうと混乱するので、どうするべきか端的に冷静に伝える。 たとえば、登校の準備が遅かったり、だらだらとしているときは、 肯定的に「5分で○○したら、間に合うよ」など。 あとは、黙って見守っておく。どんと構えて! B超まじめで、テスト前に緊張と不安で長時間ぐたぐたを聴かないといけない。 不安がきつい子には、できるだけ傾聴することが大事なので、つきやってほしい。 むしろ、そうやって親に思いを吐き出せるのはよいことで、 親御さんは誇りに思ってほしい。そして、「試験とは不安や緊張が高まるものです。乗り切っていこう」 と伝えましょう。 →(正直、長時間のぐずぐずを日々聴かされるのは、親子関係がよいからだと頭でわかっても ものすごく忍耐力が要ります。親だって疲れて帰ってきているのですからイライラします。 かといって下手な対応すると、あとがもっと面倒!うぎゃー! でも、こちらの受け止め方を肯定的に変えることで、少しは楽になるという事だと思います。 事実、試験に真摯に向き合っていることは褒められることですしね) 年齢が高いと、学習の仕方など、親では対応できないことが増えてくる。 なんでも母にという視点から、外に目をむけることも意識つけたい。 話の中で、誰かに言われたことで良いと思う事などが出てきたら、 「よいアドバイスをくれる人だね。その人にどんどん聞きなさい」など。 C口うるさく言いたくはないが、言わないと自分から動かない。 放っておいて成長するのだろうか?! A:危機感が薄いようですね。この子は、ほっといたら「もうええわあ、今が幸せ!」となってしまいそう。 とてもおおらかなタイプなんでしょうね。 どこまで親がつきあえばよいか、子どもさんに聞いて、必要な用事は伝えて、 あとは見守る。失敗することで学習すると信じましょう。失敗しても責めないで、 次のチャンスを活かしましょう。 D我が子に合った対応(学習面・対人面) 子どもの認知特性はWISC-4や、K−ABC2で検査して説明してもらい対応する。 →WISC−4からわかる認知特性の講座は8月30日にあります。 そこで、詳しく。 E高校卒後の進路や居場所は? 療育手帳などを持っておられる場合は、生活や就労の支援はあります。 すぐに仕事につかずに、就労に必要な訓練をつむのに 公的には給付金をいただきながら訓練する機関とか、大阪には3つくらいあります。 就労移行支援事業の形で、読み書きスキルやソーシャルスキルまでプログラムに入れているところなど 新しい形の事業展開しているところも少しづつですが、出てきています。 しかし、手帳を持っていない方となると、進路は進学か就職かに分かれ、 ニーズを満たしていないことが多いです。 仕事に就くとしても、練習が必要ですし。 それでも、調べてみると、色々あります。 それらは、もう少し詳しくしらべてから、ご報告したいと思います。(宮本) F配偶者の理解を促し、対応を改善するのは? 夫への期待はしないこと。 良い意味であきらめてください。 夫は、生活を支えてくれている、 私は、子どもの世話をしている、と役割分担していると考えてみてはいかがでしょう? →まずは、配偶者と仲良くできる機会を作りませんか? 腹立つこといっぱいあっても、仲良くを見せることが一番、躾には必要かもしれませんよ。 ケースバイケースですので、どの場合にも応用できないでしょうが。。。。。 以上です。検査結果を持ってこられてアドバイスをいただいたのは、省略しました。 個別のケースですので。 |
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コメント | ||
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[785] | 毎回勉強になります | りんりん 08/12(火) 00:10 |
宮本さん、お忙しい中アップありがとうございます。 * 繰り返し参加することで、少しずつですが、伊丹先生の他の方への助言も自分への助言として聞いて取り込めるようになってきたように思います。 * 以前の相談会や他の講座でも伊丹先生が親は 「どっしりと構えて子どもに不安やプレッシャーを与えない」 「『大丈夫や』と繰り返してやる」と方向付けつつ、 * 同時に「起きもしない未来を決め付けて暗くなってはダメ」と釘を刺されたことを思い出します。 * そうは言っても、世間を見渡して色々と子どものことを案じるのが親心のやっかいなところです。 * 「こんな難しい相談に先生はどう答えられるのだろう?」と固唾を呑んで聞いてると明快に解決策を提示されるので、私自身の「起こりもしない未来を案じてしまう」癖が大分修正されてきたように思います。 * 今年度は2回も企画いただいて、本当にありがたいです。 * 今後ともよろしくお願いします。 |
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[786] | mari-mori 08/12(火) 21:33 | |
今回急遽行けなくなり、本当に残念でしたが、宮本さん、報告ありがとうございました(^o^) 伊丹先生には一番不安な思春期に偶然二日間のキャンプで子どもの担当を急遽引き受けて頂き、先生の事を親子でどこかから手伝いに来てくれたちょっと変わった?おじさんだと思ってました(笑) うわぁ、先生ごめんなさい(^.^) でも長年付き合ってくださり、先生のアドバイスは時にさらりとしているのに何故か、確実に後からジワリと心に響いてくるものばかり! 忘れられないのは初対面の息子と行動を半時間共にしただけで、いきなり「お母さん、この子には一度だけ見本を見せて後は何でも一人でやらせて!」と。 はぁ(゜〇゜;)????? それが出来たら私、今ここに来てません!ともう少しで言いそうだったのが懐かしいです(*^^*) りんりんさんもコメントされてる様に伊丹先生の他の方のアドバイスからもあれ?とヒントを頂けたり、意識してなかった気付きなど本当ありがた〜い相談会です! 先生、またよろしくお願いいたします\(^.^)/ |
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