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[809] 10月事例検討会報告 宮本 10/10(金) 10:58
 
2014年10月10日

10月事例検討会報告




テーマ「母への暴力や執拗な要求で、物要求を満たそうとする小学校6年生男子の対応」



今回は、先に結論から。



今回の事例児童の執拗な物要求は、感覚要求に近いと思われるそうです。



なぜなら、要求が通っても満足はしていないようだからということです。



また、本事例では、母親の状態が不安定で、まずは母親へのサポートが欠かせないことを



確認しました。



たとえば、母親支援については、



@子どもと離れる機会をつくること



攻撃が母親に特に集中しており、他の情報からも共依存的な要因もうかがえるため、



事例児童の自立と母親のレスパイト、さらに暴力をさせない環境つくりをするためにも



子どもと離れることが必要との判断です。



A母親のカウンセリングなどの支援は、子ども家庭センターなどの他機関の活用を



メインにし、学校は子ども支援に集中できるように役割分担をしてゆくことも確認しました。



B子どもの適応行動の指導は、学校がする。



学校では、担任の先生の力量が大きい事や、周りの子どもたちがおおらかに受け止めていることもあり、



たまにトラブルが起きる程度だそうです。



そこで、トラブルが起きた時にこそ、ソーシャルスキルの機会だと受け止め、



適応行動を身につけられる指導をする。



C適切な投薬治療をする。



医療機関にはかかっており、投薬はしているのですが、適切とはいえず、



母親からの薬の情報が正しいとは思えない部分もあるということでした。



改善が必要ということでした。





今回の事例では、あまりに個人的な情報が多いので、簡単に要点だけでのご報告にさせていただきます。

ただし、子どもの暴力に関する相談は多く、今回は保護者の参加はご遠慮していただいていたので、

以下に一般的な対応を記させていただきます。

テーマは同じでも、個々の事例によって理解や対応は微妙に違います。

理屈は同じでも、環境がそれに対応できるかも大きな課題です。

今回は非常に熱心で、親身な先生方が何人もおられる学校での事例です。

通常の学校では、こんなに真剣に受け止めてくださる先生方にはあまりお目にかかりません。

事例の親子には大きな支えです。

先生方には、本当に頭が下がります。<m(__)m>





【家庭内暴力への基本的対応】



家庭内暴力には、回避と抑制、機能アセスメント、代替行動の用意、投薬



@回避



まずはその場から離れる。暴力がでそうな雰囲気や子どもの表情がかわるタイミングを

みて、身の安全の確保。



*直接的な暴力までもいかないもっともっと前の段階でも、不適切で、許せない態度で理不尽な要求や怒りを

親にぶつけてきたときは、ペアトレの「無視」を使います。

つまり、相手をしないことです。ただし、不適切な行動にかわる適切な行動に換えれば穏やかで誠実に向き合います。

具体的で適切な行動を示してまちます。

大きな思春期の子どもが普段よりも激昂していて、其れ以上やりとりしていても荒れ狂うだけだと思えた時は、

「落ち着いたら、話し合おう」といって、親は家からでます。

多くの場合、安心できる相手である母親に過剰な甘えと依存から理不尽さをぶつけてくることが多いような気がします。





A抑制



本事例でも家庭内での暴力が親子だけで完結しています。

しかも親子以外の家族は、暴力を止める役割をしないという状況でした。





一般的には、第三者の介入が効果的な場合が多いです。

しかし、警察に急に助けを求めると、子どもは2ヶ月間ひきはなされてしまいます。

日頃から、相談をかけ、激しい暴力が起きた時に、どのような協力がえられるかを

相談しておくと、いきなり子どもを引き離すことはないそうです。



また、近所の方の協力が得られる場合も効果的です。

地域社会の力があった時代なら、頼まなくても、騒ぎを聴けば

飛んで来てくれるおちゃんやおばちゃんがいたはずです。





B機能アセスメントから適切な代替行動へ



暴力が起きる場合の前後の観察記録から、きっかけを分析する。

きっかけを変えられるか、検討。



例:きっかけ[ PCの起動が遅い ]→行動 [ 親に文句を言う

                           新しいのを買えと要求 ]→結果 [ 母と言いあらい、暴力に発展 ]



落ち着いているときに、PCの起動中にイライラしないように、待ち時間にできる行動を相談して決めておく。

約束どおりできたら、褒めてポイント。ポイントをためてパソコンを買うでもよいし、他の強化子を提示するのでもよし。

ルールは明確にしておくこと。





C適切な投薬  



攻撃性や不安やイライラをおさえる役割のある投薬をする。

てんかんの棘波が影響してこともあるので、脳波検査も必要。

結果によって抗てんかん薬も検討。



脳機能と行動との関連性を詳しく教えてくれる安原ドクターのお話を聴くと

投薬の必要をつくづく感じます。

もちろん、行動変容によって自尊感情を高めることが重要です。

行動変容と投薬、バランスよく、適切に!!







少しは、参考になりましたでしょうか?



実行しようとすると、かなりの根気良さと打たれ強さが親には必要です。

知識はあっても弱っているときは、なかなかやる気もでないもの。

嵐が過ぎ去るのを待つことだけで日々を過ごしてしまう方もおられるでしょう。

親も辛いですが、子どもも実は辛いのです。







どうぞ、早めの対応で、日頃からの親子のやりとりを大切に!

100%ではなく25%目線でみる訓練を!

問題行動ばかりに目を向けず、良いところを沢山見つけましょう。

そして、無駄な反論や否定はしないこと。まずは、傾聴。

でも、主導権はしっかり親が握ってくださいね。

まだ子どもが大荒れになっていない場合は、ペアトレで予防しましょう。
 
Pass


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