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[837] | 2016年1月の事例検討会報告 | 宮本 01/22(金) 12:55 |
1月の事例検討会報告 前回に引き続き、反応性愛着障害への対応がテーマでした。背景に発達障害があったかは断定はできません。医療機関によって判断は違うそうです。 反応性愛着障害とは、子供がどう思うかが重要で、同じような環境でも子供によって反応は違い、問題行動を起こさないケースもあることを最初に、伊丹先生から念をおされました。 子供が親に暴力をふるい、親との激しい揉め事が頻発し、結果的に親子双方が深く傷つけ合うとき、 深刻な状態によっては、親子は別居を勧められることが多いです。 しかし、子供は親を切なく求めます。まだ小学生です。 引き離すのは難しいケースでした。 ただし、親と会うときはルールの決め直しをし、守ったらしっかりそのことを褒めること、 長くパニックが続いた後でも、治ったら、「頑張ったな、抑えられたね」と褒める。 反応性愛着障害の子には、言葉による褒め言葉は通じにくい。褒めても反応がない。 このケースの場合は、親の愛情の深さは充分に子には伝わっている。 特に言葉で褒めなくてもいい。 ひたすら肩を揉み、「こってるなあ」とつぶやくだけでよい この子は、両親が大好きだ。 褒めるには、視覚が効果的。 笑顔。この子は、親の笑顔を求めている。 子供がしんどいときこそ、でんと構えて、笑顔で接する。 感情のラベリングをする。 「母さんの笑顔が みたかったのに、見れんかったから辛かったな」と淡々と言う。 子供の前で、親同士が責め合わない. 子供には、親同士が憎み合っているように見えるし、家族がバラバラになっていく不安を増大する。 その不安や怒りが親への暴力や無理難題を言い出すことにつながっている可能性がある。 さらに、子供に主導権をとられてしまう。 しかし、父親の子へのこれまでの対応は正しい。 間違っていない。 だから自信を持って笑顔で接しよう。 夫婦お互いを許そう、自分も責めないでおこう。 二人とも、充分すぎるくらい頑張っている。 夫婦が笑顔になれば、この子は落ち着く。 カウンセリングは、一時的に行動がひどくなるが、効果があらわれてきた兆しでもある。辛抱強く付き合おう。 この子は、とても幸せだと、思うべきだ。 かわいそうと思わなくていい。 多くの人たちにつながっているし、学校の協力体制は素晴らしい。 学校では問題を起こさないのは、担任が主導権を握っているからだ。 子供は友達をすごく求めているようだ。 子供の成長が進めば、やがて子は親離れする。 一息つけるのは、もうすぐだ。 以上、思い出す限りで書き留めて みました。 どんなしんどい状況の中にもプラスの見方で希望を持つことの大切さを思いました。 とてもすっきりして希望が持てた会と成り、事例から多くの示唆を受けました。 愛着の課題を持つ子が学校でも多いからか、この日は殆ど宣伝をしていなかったのですが、たくさんの方にお集まりいただきました。 事例の子の学校の理解や冷静で暖かな眼差しにも 感動しました。 激務の中、私たちのような民間の会にもご足労いただけたこち、本当に感謝です。 みなさま、一緒に考えてくださりありがとうございました。 |
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