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[858] | 2017年11月の事例検討会報告 | 宮本 03/03(土) 23:50 |
●11月の事例検討会報告 写真を撮るのを忘れてしまいましたが、新しい方や懐かしい方がたくさんきてくださり、 会場は満員でした。感謝、感謝! 事例の女子は高校一年生。 保育士を目指して専門学校への入学が決まっています。 多動、衝動性、不注意が目立ちますが、チャーミングでダンスや演劇など演じることが大好き。小さい頃から、保母さんに憧れていたとのこと。 検討会では、生育歴や検査結果、および背景情報などから専門学校で支援や配慮が必要になることなどをグループで話し合いました。 検査結果からは、典型的なGAI《 CPI じっくり考えて問題解決するよりも、パターンに沿って解決する方が得意。 言語が低かったのは、幼児期に多言語学習したためじゃなかったのかと推測。 会話やラインのやり取りからは、言語理解が本当に弱いかは疑わしい。 継次処理は平均よりも非常に高い。 情報は順序よく提示すると習得は早い。 しかし、機械的な記憶は強いが、作業記憶は高いとは言えず、忘れ物が多いのは作業記憶が弱い影響かも。 専門学校での課題は、 @忘れ物が多い。 A期限内の課題提出ができない。 Bレポート作成 C出席日数が足りなくなる 対応は、 @ABは声かけしてもらう以外に、ict活用。 大事なものには、小型のチップ式のgpsをつけておき、スマホと連携。 予定や課題の提出は、リマインダーやスケジュールのアプリ活用。 レポートは音声入力で文章化してくれるディクテーションアプリ活用。 Cは、先生に声かけをお願いする。 基本的に、忘れっぽいのは簡単には治らない。 失敗して困れば、意識して改善すると思うのは間違い。生まれつきのやりにくさで失敗が続けば自尊感情は下がり、どうせ自分はダメとなりやすい。 サポーターが必要。 また投薬で楽になる事も多いはずだから、投薬も挑戦した方が良い。 と、ドクターからのコメント。 支援は一生続く。忘れっぽさを上手に言い訳できるスキルも必要。 なにより、保育士になりたいという夢を大事に応援するべき。意欲はなによりも人を成長させる。 と、伊丹先生のコメント。 今回も本当にありがとうございます。 |
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