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[860] | 2018年11月8日の事例検討会まとめ報告 | 宮本 11/09(金) 12:21 |
●11月の事例検討会まとめ報告 今回の子の課題は、 @書字障害 A集中力持続の弱さ Bクラスへの集団参加 Cパニックへの対応 同じような課題を持つ子は多いですね。 順番にポイントをまとめていきます。 その前に、事例の子の認知特性は、同時処理優位です。 言語・非言語ともに、個々の情報をまとめ上げる力が強く、 有意味刺激の視覚情報を活用すると、長期記憶が効果的に発揮されるタイプでした。 また強いこだわりがあり、回避・試し行動も多いです。癇癪は攻撃的な様相があります。 @書字障害の疑いあり。 とにかく書字活動は嫌がります。 絵を描くことは嫌がるどころか積極的に描きます。 学校での対応では、字をなぞらせていました。 連絡帳も漢字練習ノートもです。 これはほとんど意味がありません。 ただ、書くという動作の繰り返しで、書く動作には慣れる側面もありますが、 漢字を覚える事に繋がりません。 その証拠に、機嫌が良い時に、ちゃんとした内容を書いたということで見せていただいた作文はに、漢字はいっさい書いていません。 全てひらがなです。 年齢的には、ボトムアップの時期ですし、強いい力を使って指導することが優先されるでしょう。 同時処理と有意味刺激の視覚処理を使った漢字指導は、絵と一緒に覚えたり、 漢字を部首に分けて組み立てる方法が有効でしょう。 ただし、この方法にすぐ変更するのは慎重にしなければなりません。 こだわりが強いので変更に弱い為、認知特性にあっていても、学習回避になりやすいからです。 なぞりは減らして続けながら徐々に入れてゆくことが有効でしょう。 連絡帳の記載は、決まり切った内容が多いので、項目を書いてあるものをプリントして貼っておき、◯をつけるだけにしておき、 必要があれば、数字など簡単なものは自筆で書けるようにし、負荷を減らすのが良いと思いましたます。 A集中力持続の弱さには、 機械的な繰り返し学習は出来るだけ避け、 絵やグラフなどの有意味刺激を使って考えさせる課題内容に変え、特に元々は得意だろうとおと思われる算数で成功体験を積み、動機付けを高める方が良いでしょう。 Bクラスへの参加 認知の硬さがつよいため、当分はクラスに入るのは避けた方がよいそうです。 他の子と関わる時自分の気持ちを正しく伝える事が必要。 たとえば、 「自分は勝手に鉛筆を使われるのは嫌や」と、 相手の目を見て言う練習が必要。 それできるようになれば、クラスにはいれる。 Cパニックや癇癪への対応 突然の変化は少なく。 予告や見通しを示す。安心させる。 パニックや癇癪を起こした時は負けない。 不適切な行動には、「消去」 反応しない。 不適切で著しい暴言やマイナス発言には、リフレーミング。 逆の正しいことを言って関わらない。 ●指示の出し方 どうしたら良いか先に言う。 「走ってはダメ」→ 「歩きます」 私メッセージを使う。 「あんたはいつも片付けない」 →「おかあさんは、片付けて欲しい。」 自閉特性の子は、 間違いを修正されるのは嫌。 怒られすぎるのも良くない。 攻撃的な癇癪やパニックが多いのは、親からの感情的な叱責や言い方が背景にある。 親や支援者がイライラする時は、6秒まつ。 怒りの💢マックスは、6秒だから。 子どもの場合は、好きなキャラクターの名前などをとなえさせる。 以上です。 次回は、1月10日です。 |
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