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[834] | 伊丹先生の相談会の報告 | 宮本 09/24(木) 15:22 |
伊丹先生の相談会報告 主に不登校や自信を失った時に子供が発する投げやりな言動や、暴言の受け止め方や、褒め方などが目立ちました。 では、ちょっと具体的に。 @不登校の時は、どうしても生活リズムは乱れがち。 学校に行かないのは受け入れても、勉強はしない、特に生産的な事もしない。進路の事も話し合いたいけどそのわだいはさけることが多いです。 また、ゲームやテレビ、スマホなどをいじって過ごすことが多く、そんな姿は 親には無為な過ごし方にみえて、どうしたら良いのか困り果てるのは、親としては当たり前の姿でしょう。 それでも、褒めることで成功体験を積ます事を伊丹先生は繰り返し伝えます。 ある子は、7時半には起きて朝食をとる約束だけは守っているといいます。 不登校の子には珍しい事ですね。 家にこもりがちな子には、外に出す機会を作る。 例えば、コンビニへの買い物。 1ヶ月ごとにでも、それをひろげるアクションを加える。 親の焦りがみえると、会話は出来ません。 何気ない話をすることの積み重ねで、焦らず前向きに進路の事を問いかける。 A投げやりな言動。例えば、登校できず、どうするのか親が訊くと、中卒で良いと開き直る。 特性によって、行かないと決めたら行かない子も多いし、感情的な親とのやりとりがあると、もっと頑固になる。 たとえ、学校があっていなくても、卒業させたいものだ。子供によっては、学校を変えることで良い加減な生き方をさせてしまうことにもなりかねないからだ。 それでも、留年が決まれば、その時は転校を考える。 「一般的には高校は行くもんです」という事。 悪い結果を予測したマイナスな言い方は決してしないこと。精神的に参っている時は、マイナスなアドバイスは脅迫になる。 例 いい加減登校せんと留年するよ! →ほんなら、もうええわ! B学校はやめたけど、アルバイトに行ったが、周囲の理解が得られず辞めた。 →精神手帳をとってジョブコーチをつける。 C学校には登校し出したが、学習障害があるためか、授業中は寝ていて、勉強についていけない。 高校の合同説明会には参加した。 公立高校に行けるだろうか。 →ユトリストルームのある高校や、エンパワメントの高校も公立である。私立なら、もっと多彩にあり、行ける高校はある。情報をさがそう。 D親へのひどい暴言への対応 →少しでも禁止、中止、否定の言葉かけをされると、自分をすべて否定されたととらえやすいので、反発する。 暴言をはく経験をさせない事が支援。 受け流したり、そう思うんや、くらいでとめておく。 ちゃんと聞いていないと怒ってきたら、ちゃんと聞いてたよ、と穏やかに言う。しょうもない主導権争いはしない。 E努力して就職して頑張っているが、苦手な気遣いができず、誤解され、苦労しているようだ。 いろいろ聞き出すと、愚痴がいっぱいだった。 どうやったら、特性からくる苦手をできるようにしてやれるだろう。 →愚痴を発信できた事を評価。 気遣いができるようにとアドバイスするより、 「あんたはあんたでいい」と、励まそう。 一方で、特性の自己理解を進める。 F物事の捉え方が、まるかばつかなど、結果にこだわる →結果ではなく、努力の仕方を具体的に褒める。 褒め方で、「一等にはなられへんかったけど、がんばったやん」では、負け惜しみになる。 また、運動などで、集団種目よりも卓球や合気道などの個人種目がよい。 Gとにかく些細な事で落ち込む😓 →真面目やな、と言うとく。 と、ざっと主な相談事でした。 かなり深刻なケースは、事例検討会で取り扱います。 いつも伊丹先生が注意される事は、起こっていないことを悪く想定して気をもまないこと。です。 ついやっちゃうのです。親って忠告が得意で、子供を守りたいですから。良かれと思い、子を思うからこそのアドバイスが、子には、否定された、認めてくれていないと受け止めてきずつくのだろうと思います。 すれ違うのですね。 言い方、伝え方、勉強しましょう。 伊丹先生、3時間に及ぶ長丁場、いつもありがとうございます。 |
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