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[851] | 11月の事例検討会の内容報告 | 宮本 12/05(月) 11:20 |
11月の事例検討会報告 今日の事例児童のテーマは「個の指導の目標」 特性がかなり強いASDということでした。 大変な子育てだったこと、 ご両親は本当によく頑張って育ててこられたことに、まずは👏 周囲が彼の特性の強さを理解できないまま、昨年の先生の努力は空回り。 彼の情緒もズタズタになったようですが、 今年は、彼に寄り添い、まずは安心して学校に来れることを重視。 授業中は、みんなと同じ課題をすることも強いず、かなり好き勝手に過ごして来たことのこと。 退屈すると、他の児童にちょっかいも出して授業が成り立たないこともあったとか。 そんな時は、先生も困っているが、彼も困っているのだ、と、ベテラン支援級の先生が通常学級の先生と連携。 おかげで徐々に受容型でかなり落ち着いて学校生活も送れるようになって来て、授業参加もできることも増えて来たとか。 しかし、いつまでもこの状態で良いのか、 レベルアップするべきだと思うが、 どんな事を、どのように指導の目標にしたら良いのか。 それが今回のテーマでした。 wisc4の結果からは、 GIAに比べてCPIが有意に低いプロフィール。 コツコツと繰り返し学習して積み上げる学習方略は向いていないし、成果は出にくいタイプ。 得意は、見て考えること。安定していて平均の上の力あり。 一方、言語理解からは、語彙はあまり知らないのに、状況によって、言い訳いう事を身につけたような結果。 ああ言えばこういう、という具合。 グループに分かれて討論しましたが、 伊丹先生からまとめのコメント。 彼は物要求が強く、親御さんから言われたことには、交換条件をよく出して交渉するので、 対応は、一個一個の要求交渉に応じず、 ポイント制度を実行。 具体的な行動を設定する。 努力に見合うご褒美をあげ、頻繁に褒める。 そしてもう一つ大切なことは、 自己理解を深める支援。 自分とは何者かをわかるように、診断名ではなく、得意や不得意を伝えていく。 不得意を伝える時は、補う方法も伝える。 自己理解が深まった頃に、目標を上げて行く。 目標をあげる時は、節目を活用。 「四年生になったら、15分はクラスの授業を受けて、支援級に行く」というように。 スモールステップ。 以上でした。 支援級の先生がおっしゃった言葉で心に残っている言葉があります。 「いつも騒がしく、ちょっとしたことでイライラして目を三角にしていたのですが、静かで穏やかな雰囲気をまずは体感させる事を優先しました。」 です。 次回は、1月12日です。 |
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コメント | ||
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[852] | mari-mori 12/09(金) 07:30 | |
いつも貴重な学びの時間を伊丹先生はもちろん、皆さんありがとうございます(*^O^*) 本当に支援級の先生の仰った言葉を聞きながら、 「目が三角になってるのは親の私達も同じだな!穏やかな環境をなるべく家庭でも!」と思ってたはずなのに… 今朝も本当小さな拘りについつい目が三角になっていた私でした\(__) |
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