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[863] | 2019/7/11事例検討会まとめ報告 | 宮本 07/12(金) 23:29 |
●7月の事例検討会まとめ報告 愛着障害があると思われる小学高学年男子、学校での不適切行動は様々、危険な行動も多い。 教室に在籍する時間は多くなってきたものの、 授業妨害が頻発。学習課題は通常学級では難しい状態で、個別学習が望ましいが、本人が拒否する。 今回のケースでは、学校での不適切な行動はほとんどが辛いことからの回避行動だという見立てです。 対応@褒め方叱り方 多くの場合、良い行動と良くない行動が混在しているので、危険ではない良くない行動には注目せず無視。良い行動だけを褒めて強化。 愛着障害がある場合の褒め方は、非言語。 この方が反応が良い。 1ヶ月続けて、子供からも非言語で対応してくるまで続け、徐々に言葉で褒めていく。 褒め方は色々褒めて反応を見て、効果的な褒め方を探る。 褒める行動は、100%ではなく25%目線。 危険な行動は今まで通り力づくで止める。 特にパニックの時は複数の先生で止める。 その際、子どもも教師も怪我をしないように体の使い方などコツを学んでおく。 押さえつけられて子どもが暴言を吐いても、 「君のためだ」と言い続ける。 Aイライラする感情を言語化する事を目標にする。 クラスからのエスケープの代替行動は、ちょうどの課題。しかし、クラスでできることは少ない。学力的に厳しい状態。クラス外でできることが何かを探る。 本人が個別学習を嫌がっても説得する事が大事。諦めない。 認知特性を調べて、彼の取り組みやすい学び方をアセスメントする。 生まれながらのものか、二次的なものか、誤学習か、未学習かを見極める。 Bキーパーソンが必要。 受容する。卒業するまで。辛い思いに共感。 「●●やから▲▲やったんやな。辛かったな、悔しかったんやな」 C叱る時は、短い言葉で肯定的に叱る。淡々と、同じ言葉で叱る。 例;「お前を守るためにやってる。よう頑張ったな」 D指示を出す時はCCQ 近くで、穏やかに、きっぱりと、伝える。 個別支援計画は、3年スパン。保護者の願いを入れる。 それをもとに個別指導計画の長期目標と短期目標を作る。一個づつにする。 課題は子どもが達成可能なものにする。 25% 以上ですが、事例の子の学校は長期の不登校児童はいないそうです。比較的規模の大きな学校ですが、事例の子もほとんど遅刻もせず登校。 居心地のよい手厚い学校のようです。 放課後は、保護者からの電話がひっきりなしだそうで、本当に先生方のご苦労が察しられます。 また、事例の家族も本当に日々目一杯頑張って生きておられ、事例の子も、好ましいところもいっぱい見られました。 誰も責められない、と伊丹先生も言われましたが、本当にそうだなと思います。 最後に、愛着障害の子の理解と対応は学校としてきちんと学び、一貫した対応を一年から実施すする事が大事だと締めくくられました。 今回も大きな学びをいただけました。 ネットで以下のサイトを見つけたので、貼り付けておきます。参考まで。 次回は9月12日です。 https://teachers-job.com/aichaku10/ |
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