天と地の狭間の英雄
[437]璃緒
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2006年11月11日 (土) 12時55分
剣が振り下ろされる。反射的にそう感じる。 だから叫ぶ。それ以上に何故ミカエルが間にいるのかが分からない。 驚きのあまり瞠目し、硬直したままのイスカは動くことが出来なかった。 一つ一つの動作が酷くゆっくり見える。 まるでこの世の終わりを見せつけるかのように、剣先がミカエルの皮膚を裂く瞬間ようやく悲鳴を上げる。 あってほしくない。見たくない光景。
「―――――――っミカエルさまあぁぁぁあっ!!!」
赤色が空を飛ぶ。
第105話 更新
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