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「だから引導を渡さなきゃならねぇ。すべてに決着(ケリ)をつけて、道を選ばなきゃならねぇんだ」

　剣にすべてを賭ける覚悟を聞き取り、アーツはぐっと奥歯をかみ締めると、ゆっくりと間合いを取りつつ養父の剣に手をかけた。


目を背けていた内なる闇。目を逸らしていた内なる願望(ねがい)。
今こそ向き合わなければならない。
そして、奪わねばならないのだ。

失いたくないと思う以上は――

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オリジナルFT『TOEARTH SAGA』
第二話第５章３−１UP。