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[485]白紙領域 [ Mail ] [ HOME ] 2007年02月10日 (土) 18時17分
Last UP* 2/10 リンの手紙『白と黒の王国』08話更新

星を渡る列車に乗って眼鏡をかけた少年、リンは旅に出る。たった一人遠い異界の地へと。


「やっ! はなして! はなして!」
 かばんを探さなきゃならないのに、とリンが喚くと、男の人は苦笑した。だいじょうぶだよ、とつぶやいて。なにがだいじょうぶなの。かばんを探さなくちゃいけないのに! リンが暴れてもだいじょうぶだよ、と男の人はささやく。微笑んでだいじょうぶだよ、大丈夫、大丈夫だから……と何度もなんども口にして、そのたびリンの背中をやさしく叩いてくれる。暴れていたリンだが、徐々に肩を落とした。その言葉とたたくリズムの心地よさに、リンはぎゅっと男の人の胸をつかんだ。顔を寄せて、なんでもいい、すがってしまいたかった。
(泣きたい)
 勝手に流れる涙じゃなく、悲しいから辛いから溢れてくるんじゃなく、泣きたくて、泣いてしまいたかった。この人は、それを許してくれる気がした。どうしてだか、わからない。でも大丈夫だよ、という言葉がすとん、と胸を突いて。
(泣いて、しまいたい、アニエス……)


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