小説「機械人形」更新しました
[543]璃緒
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2007年09月15日 (土) 21時15分
愛されたい。 たくさん、たくさん、誰にも負けないくらい、愛するから。 「アヤ」 だから、どうか アヤの首元から離れたバルトは、ほんのり頬を染めているその左右をそっと包み込む。 初めて呼び捨てで呼ばれたアヤは石のようにピタリと固まり、瞠目する。 近づいてくる顔に、そしてバルトの言葉に身動きが取れないアヤは まるで他人事のようにその光景を真っ直ぐ見据えていた。 「――――好きだよ」
戸惑い4「脆くも確固たる」 …本文抜粋…
近未来に吹っ飛ばされた双子の姉弟の物語です。
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