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Last UP* 2/24 リンの手紙『世界の果てが見えるころ』05話更新星を渡る列車に乗って眼鏡をかけた少年、リンは旅に出る。たった一人遠い異界の地へと。「じゃあ飴なんてどう? 好きじゃない?」 リンの返事を待たず、広げた手のひらに3つ、飴が転がり落ちてくる。 わ、と声を上げ、リンは思わず破顔した。飴なんてうれしい。いつもすぐニコラに分取られてしまうか、エイダにおねだりされてばかりだった。テッサが仕方なく自分の分を少し分けてくれたりした。アニエスがちょっとずつ、ぼくらにくれていた。今、手の中には3つもある。これだけあったらニコラにもエイダにもあげられた。 そう思うと、うれしさが急にしぼんで、リンの目から涙が落ちた。もしかしたら、もう、会えないのかもしれない。もう、飴玉ひとつで大騒ぎすることも、ないのかもしれない……。「ああ、ぼうや、泣かなくてもいいよ。ほら、食べてごらん。元気が出るわ」 やさしく背中をなでてもらえる。それがアニエスやローラおばあちゃんを思い出させる。いってきます、という声は聞こえただろうか。アニエスが最後、なんて言ったのか聞こえなかった……。最後だったのに、いってきますさえちゃんと言えなかった!オリジナル創作サイトです^^雑記にも絵を載せていたりするので、宜しければご覧下さいませ。
*******「ちがう! あたしはただ……」聞いてもらいたかったのだ。胸に淀む思いを。日々募る焦りを。「わかってくれると思ったのに。ともだちだから……そう思ったのに……」やりきれない思いは、光る雫となって頬をすべる――******オリジナルFT長篇『TOEARTH SAGA』番外編 『桜波』2 掲載。ヴァレンタイン争奪戦結果発表&御礼絵配布中。
GALLERYが再び観覧可能になりました。現在は代理サイト製作を任されているので更新できませんが日記は毎日書くようにしているのでもしよろしければ見に来てください。
本日、2月14日から一ヶ月間お祭り開催しています。内容としては、掲示板による小説・イラスト投稿。掲示板投稿型のお手軽なお祭りです。オリジナルキャラクターな女の子や遠き日の青春をどばどばと書いていきましょうということです。詳しくは当ブログのカテゴリ、お知らせの「祭の詳細」をご覧ください。リクエスト投票にもご協力頂ければ嬉しいです。お付き合い頂ければ幸いです。
【大変災後世界】異世界物語――科学文明の頂点を極めた文明が、「大変災」と呼ばれる事となる崩壊を起こした後の時代。‘魔物’が存在し‘魔法’が政治の中枢を担う社会。そこに暮す人々の物語。『鈴蘭祭りの精霊(遭遇)』〈完結〉若者達が大っぴらに恋人探しの出来る、年に一度の機会である‘鈴蘭祭り’に初参加したマウリイツは、村の仲間からはぐれてしまい……。『北の海(上)』〈連載中〉‘初夏の北海’に生じた突然の有り得べからざる嵐によって父も船も失ったマウリイツは、村邑長から「奉公に出るように」と言われて、‘ラドバ総督’の館へ行ったものの……。『魔導師メルルーサとガマ蛙』〈完結〉どこでどう路を間違ったのか!? 南海沿岸‘ニルス’へ行くはずが、全く逆の北、魔道の中心地‘フェッセルデン’へと行き着いた‘自称錬金術師’のメルルーサ!そこでは、‘水晶の塔’が〈闇〉に覆われており、今将に〈闇〉との決戦が……。『魔導師メルルーサとボドムの輪』〈連載中〉邦の魔道士学校を「決して魔導師として職に就くな!」と言われ、追い出されるように卒業したメルルーサは、自称‘錬金術師’。邦を出て東の大陸へと渡ったのだが……。
ルキナの声に合わせて失いつつあった光は一気に弾ける。目を瞑らなければならないほど強い光りを放ちながらも、リュオイルは大切な少女を目の前で失った時と同じ言葉を叫んだ。「―――――っ!!い、くな。いくなフェル!!!」 ぶわりと強い風が吹く。その流れで、光りは少しだけ傾いた。その反動で光りがリュオイルの腕の中に流れ込む。必死にそれを掻き集め、少女の名を何度も呼ぶ。光りは爆発したかのように細く鋭い光線が四方を飛び散り、一体が白の世界となった。その中でリュオイルは懸命に探した。目を潰されてしまいそうなほど眩しい光を掻い潜り、求める者を必死で手探りで探し出す。戻っておいで。ここに戻っておいで。第110話 完結
『辺境のラクエン』はオリジナル小説中心サイトです。基本傾向はファンタジーでコメディ。しかし、偶に路線を外れることも……。2/11我ら、真なるものと戦うぞ組合 第二部最終話『そして笑顔は続いていく』 、閑話『そして光が失われていく』更新しました。これにて真戦組第二部、完結であります。********** そして、再び風は吹き抜けた。 その風が、小倉先輩のツンツンした髪を乱す。まるで、ちょっと乱暴に撫でられたみたいに。(本文より)**********只今二周年に向けてのアンケート実施中です。お暇でしたら、是非お越しください。