投稿者:ベイカーのママ
このたびは心より御礼申し上げたく、こちらに記入させていただきます。
毎年受けていた健康診断で12歳になって突然治療が必要になりました。それから2年間投薬・注射、点滴治療。嫌がることもなく、食べること・お散歩が大好きでした。数値はどれも真っ赤なのに瞳は輝き凛としていて…食いしん坊は変わらず数値が噓のようで、「獣医会の常識を覆す」なんて云っていただくほどでした。コロナ渦になってからは自宅で毎日点滴。不安そうに針を刺す私に心配かけないようになのか、安心しきった様子で身を任せてくれたり…何種類ものお薬も上手に飲んでくれました。徐々に痩せてきていてもしっかり食べてくれていたので、生命力と気持ちの強さに感心・感謝しながら、私は安心してしまっていて…。 亡くなる前夜はあきらかにいつもと様子が違っていたんです。朝は上体を起こしてご飯を食べ、瞳輝いていました。「明日朝一番に病院へ行こうね」「大丈夫大丈夫」と声を掛けながら、失うことが怖くて私は祈りながら「大丈夫」と思い込もうとしていたんです。 いつものように一緒に寝て…ふと目が覚めるとベイカーの胸が動いていない。飛び起きて抱き上げると熱いほど温かい。お顔は愛くるしいまま。洋服を着せていたら気付けなかったと思います。亡くなることは覚悟していたのですが、せめてせめて私の腕の中でと頑張ってきました。私が仕事に行っている間でなかったのに…私の帰りを待ってくれていたのに…隣にいたのに…あと5分10分早く目が覚めていれば…抱っこしながら寝ていれば…。あんなに頑張ってきたのに、最後寂しい思いをさせてしまって…無にしてしまって…それが悔まれて悔まれて辛いです。
「ベイカー、ありがとう。」この言葉を云うと逝ってしまいそうで、絶対に云えなかったんです。せめてせめて心を込めて送りたいと思い、ネットでこちらを知りお世話になりました。 悲しく辛く…不安な中、対応いただく何もかもに感動いたしました。 道中も道に迷わないよう誘導のご連絡をいただき、着いてからは穏やかに時をゆっくり感じさせてくださいました。 観音様の元でお清めしていただき、焼香。ご担当くださった折部様も手を合わせてくださって…。炉を扱われる姿や丁寧さに人の葬儀以上の真心を感じました。骨の細部まで説明してくださり、あの子が生きた証をしっかり感じることが出来ました。
お仕事というのではなく、本当の真心で接してくださっていることを強く感じました。葬儀という悲しいものを、温かく穏やかに…生きてきた子たちへの敬意や愛情、遺族の痛みにしっかり寄り添ってくださって素晴らしいです。 本当にありがとうございます。 あの日から涙枯れることなく苦しい毎日ですが、普通は葬儀の情景を思い出すと悲しみはぶり返すのに、折部様のおかげで痛みが和らぎ救われています。 大阪ペットセレモニーさん、折部さんに心から心から感謝の思いです。
まだまだコロナ渦が落ち着かない日々です。どうかお体ご自愛ください。 感動の思いと感謝を込めて…。
*お薬や点滴から解放されて、あの子はとことこ遊んでるかな。
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