２１世紀の夢工場は、かくして挫折した　その２

　スプレーロボットを導入してISO取得を目指すダイカスト会社が多くなってきた。全保有マシンに取り付けた会社が、すでに多くのISO取得の報に接
る。
　２１世紀を間近にして、３ｋの代表格と言われる不名誉な鋳造現場の未来を示し同時に５年後の経営計画や収益目標を立て、２１世紀の姿を示すと、当然の事としてロボットの導入となる。ロボテックはこうした時代の要求を先取りする形で、鋳造現場にロボットシステムを開発し、そのシステムの信頼性、稼働率、などを検証しながら開発を続けて来た結果、その導入効果は、導入会社の導入台数を見れば明白である。にもかかわらず名古屋地区に於いてはスプレーロボットの評価が著しく悪い、「内でも使っているが２度と使いたくない」「出来る事なら銅管式に戻したい」。「話を聞く気もない」と、けんもほろろである。
　そのシステム屋は事も有ろうに、某納入会社でそんな評価をしているとは知らずに、スプレーロボットの見学依頼が来ると、その会社を紹介して、見学者が絶えないとの事。決まって、「止めた方が良い」と答えているとの事である。そのシステム屋は納入後そのシステムがどの様に評価されているかチェックもしていない。　販売した者の最低の責任も果たさない、売りっぱなしの会社であり、ロボットを売りたい会社である。
　そんな会社のシステムを導入すると夢工場の実現など、夢のまた夢、終わりである。システムの偽物を見極める方法として導入会社数と導入台数を聞くと良い。
　導入会社数に比して導入台数が低い。