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ソクラテスの妻、クサンチッペは、裁判での証言でまるで井戸端会議が如く亭主の悪口を吹聴したことでソクラテスの致命傷となった。安倍首相も女房に優し過ぎるようじゃ、財務省の公文書書き換え事案は、内容的にはヤクザまがいの詐欺師に昭恵夫人が騙されるし、日本会議のメンバーである政治家も名前を利用されたということである。もっとも昭恵夫人が理財局に問い合わせたというのが問題ではあるがこれも昭恵夫人自身が利害的に金銭を得るというよりお人よしの能天気なのが詐欺師に騙されたということでしかない。マスコミの印象操作で短絡的に言えば首相の意向を忖度した官僚の責任で内閣総辞職を求めるわけであるが、つまるところ財務省も詐欺師に騙される体たらくぶりを晒したというこっちゃ。
「なぜ文書を改竄したか?」が論点になっておるがこげな客観的な上から目線では真相はわからんよ、もっと矮小化した主観的立場で考察すればそもそも問題の決裁文書をなぜ作成したのかということである。問題文書作成した時点ではまだ森友問題は政治化してないわけだから当事者の近畿財務局のレベルでは、籠池が脅しまがいに首相や政治家のバックがあるんだとハッタリかけて来ても内閣に確認する術もない、あえて確認して内閣や上層部の機嫌を損ねるほどの切迫しているわけでもなし、国の土地を8割、9割値引きして売るということもあるわけだが、むやみやたらに安売りするわけでもないことから「特殊性・特例的」な理由が必要になる。
昔なら上司に質問されて答える能力を競ったものだが当節の小役人というのは、とにかく上司に突っ込まれないような文書をつくって説明しないで済むように苦心するわけじゃ。従って、最初から参考資料を添付したような文書を起案する。実際は後から理由を問われて復命文書のようなのを一緒くたにして起案することで文句言われないようにしたんよ。そりゃぁぁ後になって森友問題が政治化して中央の理財局長が答弁するとなれば当該文書を確認した上司連中は、ぶったまげたわけや!原本を作成した職員は死にたくなるほど怒られるようになり、書き換えもその過程で指示されたんだろうが、おそらく理財局長は、書き換えた文書を見て国会の質問に答えたんじゃないか?その後、国税庁長官に栄転したのも褒美というより、迷惑をかけたというお詫びだったんじゃねぇの。
小役人根性が大役人を辞任させたというのが真相で財務省には大失点にはなるだろうが内閣が倒れるというような内容じゃないんだけど。 |
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名前:時事放言 / 国内にて / 私信 / HP
2018年03月13日 (火) 19時50分
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