勝手にリボンの騎士♪

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ここはラブストーリー重視のスペースです。また 前の方達の投稿からイメージして楽しい投稿をお願いします。
それ以外のストーリー展開希望の方はこちらのアナザーストーリーの板へどうぞ♪

爺殿、あなたの仰る事は・・・フランツが望む事は至って正論。 正気の者ならばこの部屋から立ち去るでしょう。 でも、フランツだけを残してその間にフランツが正気に戻る可能性があるのでしょうか？ 今のフランツが自分の意識を内なる狂気に囚われているのなら尚の事、一人にはしておけないんだ。 きっと僕がフランツの立場なら、この部屋からフランツを遠のけさせるだろう、だが　フランツが僕の立場なら躊躇わず部屋に残るのではないかな？(笑） それにフランツ一人だけ残していては、その内なる何者がフランツの身体を傷つけようとしても止められない。 側にいればこそフランツ意識を呼び戻せるチャンスを逃さずに済むからね。 今のフランツの身体の中にはフランツの心が間違いなくあるんだ、消えたわけでも呑み込まれたわけでもない。 それは間違いない事、ならばあいつは絶対に僕を殺せない・・・フランツが僕をあいつに殺させないよ。 必ずフランツが僕を守ってくれると信じているんだ。 まぁ　多少の怪我は覚悟の上さ、だから心配など無用だよ。 ・・・それに何が起きようともフランツと共に生きると、サファイアはそう決めているから・・・ 爺殿だけでこの部屋から出て欲しいんだ　我儘を言ってごめんよ。 （そう言うと爺殿をしっかりと抱き締めて、微笑みながら謝るのでした。） [5614] 2009年02月27日 (金) 06時23分 RAPIER

（サファイアの態度に驚きを隠せず、その場に立ち尽くしていた侍従頭でしたが、ふと我に返りました。） …ひ…姫様！　なりません！　どうか、この爺と共にお逃げを！ 先程その様に申し付けられた時には、フランツ様は未だご自身の意識を保っておられましたが…　！？…　なにやら室内から妙な物音が！ 　（フランツ様の中の何者かが再び現れ出でて、そのお体を操り、縄を解こうと暴れているのかも知れぬ・汗） この城の侍医は、姫様が隣国のサファイア王子であるとは夢にも思うてはおらぬでしょうが、もしフランツ様が再び姫様の御身に危害を及ぼす事になれば… 侍医の動向を不審がる者も出てくる事でしょう。 その様な事になればこの爺とて、これまで通り姫様の重大な事実を城内の全ての者たちの目から完全に隠し通せるという保障は出来ませぬ！ もし公になれば、お二人だけの問題では済まされぬ事ですぞ！ どうか…　今この場だけでも、爺と共にお逃げ下さい！！ [5613] 2009年02月26日 (木) 21時13分 Кровь

サファイアは何も云わずに素早く着替えを済ませると自分のレイピアと短剣を手にするのでした。 その時侍従頭が持っていたもう一対の剣に気付くと静かに近づいて行き、そっとその剣に手を差し伸べます。 何かを問いかける訳でもなく、ただ廻りの空気だけで全てを察しているかのようなサファイアの態度に驚きを隠せない侍従頭。 そんな侍従頭の思惑をも感じとっているサファイアはフランツがいる部屋を暫く見つめてから侍従頭に微笑みかけると、もう一対の剣を握りしめてフランツの元に行こうするのでした。 [5612] 2009年02月26日 (木) 20時21分 紫苑

姫様・・・姫様・・・お目覚めを・・・ （侍従頭によって無理やり目覚めさせられたサファイアは驚く事もなく、自分が目覚めさせられた事で全てを察したかのように頷くのでした。） 姫様、急いでご用意させた頂いたお召し物を身につけて頂けますか？ 姫様のご用意が出来次第このお部屋から私と共に退室するようにとフランツ様の命でございます。 （そういうと一瞬サファイアから視線を逸らして俯くのでした。） [5611] 2009年02月26日 (木) 06時18分 RAPIER

（意識が…遠のいて…爺…早く…ここから…サファイアを連れ出すんだ…） 　我が姫を…何処へ…？ （早く…　服を着せるのに手間取って…いるのか…） 　箱の在り処を知る…　姫を何処へ… （急げ…　頼むから早…く…逃げ……） 　行かせるものか…　ひめ… 血が…　清い生気が欲しい… 奴の血肉を…口にしてから…というもの…　私は…度々…　酷い飢えと渇きに苛まれ… ひ…め…　こちらへ…　私の元へ… （自らの意識を失ったフランツの身体は何者かに操られるままに、無我夢中で手足の戒めを解こうとするのでした。） [5610] 2009年02月25日 (水) 20時42分 Кровь

(暫くするとサファイアが着る洋服を入れた箱を抱えて侍従頭が戻ってきました。 侍従頭は素早く部屋の様子を確認して自分が出ていった状態と変わらぬことに一安心したのもつかの間、自分が縛り付けた時と同じ場所に座っているフランツの様子がおかしいと気付きました。） フランツ様　そのお姿でまさかお眠りになっているわけでは… （何が起きるか予測できない状態でも侍従頭はフランツを気遣いゆっくりと近づいてきます。 すると何かに抗うかのように、しかし　しっかりとした声で侍従頭を制止させるのでした。） …フランツ様　いったいあなたの中で何が起きて…（そう問いかけようとしたとき…） 姫様を起こせと？すぐに着替えさせてこの二人で部屋から出ろと？ しかし　それではフランツ様が…（汗） （しかし　フランツの意識があるうちにサファイアに洋服を着せるべきだと判断して急いで隣の寝室に向かうのでした。） [5609] 2009年02月25日 (水) 19時41分 Mallia

確かにこの縛り方なら動けないが・・・ しかし　爺は何処でこん縛り方を覚えたんだ？ それにあの手際の良さは・・・（苦笑） でも　今は爺の隠れた才能に感謝すべきだな。 少なくとも僕は手も足も出せないんだからね。（苦笑） (寝室の方を見つめて・・・） サファイア、君にゆっくり眠らせてあげたいと思う。 怪我が快復するまでゆっくりと。 でも　そんな余裕はないんだよな。 僕の意識を表層意識に保ち、この肉体を僕自身の意識でコントロールできるうちに逃げて欲しいんだ。 どうか目覚めたらすぐに、僕に構わずこの部屋を・・・この城を出るんだサファイア。 ≪出させはしない・・・・姫は我がもの・・・逃しはしない・・・ 箱を探せ・・・姫から聞き出せ・・・我が魂を・・・完全な魂を探せ・・・・ ・・・腹が減った・・・血が欲しい・・・清い生気が欲しい・・・≫ （フランツの心の奥深くで呻くような声がフランツに聞こえていました。） 悪いがサファイアは渡せないな。 彼女だけは何が起ころうとも、お前のような悪魔の手には二度と堕とす訳にはいかないんでね。 （そう言うと己の中に潜む狂気ごと封印するかのように静かに目を閉じて、祈るように俯くのでした。） [5608] 2009年02月24日 (火) 06時53分 RAPIER

（フランツを正座させた状態で縛り上げた侍従頭。） …これで宜しゅうございますな。 左右の手首と足首とをそれぞれ繋ぐように縛りましたので、もし無暗に暴れようものならば、ご自分の脚の力で手首を骨折されるかも知れませぬぞ。 では私は、姫様のお着替え用にサイズの合いそうな男物の洋服をご用意致します。 （侍従頭はフランツの中に潜む何者かを警戒するかのように手際良く彼を縛り上げると、必要な事だけを淡々と告げて部屋を出て行くのでした。） [5607] 2009年02月24日 (火) 00時04分 余寒

フランツは無防備に眠るサファイアをこれ以上傷付けたくなく、今の自分が考えられるあらゆる手段で自分の中に潜む狂気を押さえ込もうとしていました。 そして自分の中になぜこのようにおぞましい狂気が潜んでいるのか、その狂気が何をしようと目論んでいるのかを突き止めたい衝動と思考を必死で抑えているのでした。 なぜなら自分の思考の中で狂気が何か…またその狂気を呼び起こすキーワードがわからない今、思考を巡らす事が危険を呼び寄せる事になるのだと気づいていたからでした。 [5606] 2009年02月22日 (日) 21時37分 Mallia

爺・・・（寝室の方を見つめてから）サファイアが着る洋服を手配してくれないか？ ドレスではなく男の洋服で頼むよ。 サファイアが目覚めた時に困らないようにして欲しい。 爺がこの部屋を出て・・・その間大丈夫だと言い切れない自分が情けないが、 だからこそ爺にもう一つお願いがある。 寝室で眠るサファイアを襲わないように僕の手を縛っていって欲しいんだ。 僕の中に眠る狂気が何かがわからない以上、今は手の打ちようが見つからないからね。（苦笑） サファイアを・・・誰かをこれ以上傷つけない為には僕を縛っておく事が一番の方法だと思うんだよ。 [5605] 2009年02月22日 (日) 10時16分 RAPIER