[ No.172 ]
脳・発達障害における栄養の重要性
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2010年01月16日 (土) 09時48分 |
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第1回浦安小児医療懇話会に出席してきました。
順天堂大学医学部小児教授清水俊明先生のご講演でした。
@新生児、特に未熟児にとって胎児期および生後の栄養は後の知能発達に影響を及ぼす。
A母乳と魚油の有用性は、そのエビデンスが認められている。
B脳・神経発達評価には、年齢相応の適切な検査を選択する必要がある。(チョッと難しかった。)
CGH療法の発達に及ぼす影響について今後検討が必要と思われる。
母乳で育て、魚の油を摂取できると脳・神経の発達が良くなり、いわゆる、頭が良くなるというお話。
♪さかなさかなさかな〜♪ さかな〜を〜たべ〜ると〜♪ あたまあたまあたま〜♪ あたま〜が〜よく〜なる〜♪
この曲が頭から離れませんでした。
それにしても教授のお話は的を射てわかりやすかったです。お世辞でも何でもありません。初めて聞くような未知の内容なのにわかりやすかったです。 教授は本当に頭のいい人なんだろうと思いました。
でも頭が良くなるには栄養だけでなく、母親の知性、生活水準、兄弟姉妹の数など。 また、母乳中の水銀や環境ホルモンも考慮しなくてはならず、ただ単に母乳で、というわけにはいかないようです。
SGA児に関しては、GH治療で伸長すること以外に脳・神経発達にどう影響していくかは検討が必要なようです。頭囲、網膜神経細胞には有意差が出るが、IQには反映していない?のかな。 |
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