[ No.234 ]
尋常性痤瘡@薬剤師会
投稿者:
2012年11月15日 (木) 07時33分 |
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平成24年11月14日(水) 江戸川区薬剤師会研修会
浅草橋にある村田皮膚科医院村田隆幸先生のご講演を拝聴してきました。 演題は「尋常性痤瘡の患者指導と薬物療法について」
薬物療法はどの病状でもディフェリンゲルが柱。 治療が進んで寛解状態を保つためにもディフェリンゲルが有効。 「1,2,3メソッド」がディフェリンゲルのポイント。 1は1日1回ディフェリンゲルを塗る。 2は2週間以内の再診で経過確認。 3は3か月を目安に効果判定。 導入時の保湿剤併用は副作用によるドロップアウトを大きく抑制。 抗菌薬は内服外用共に炎症のある時に有効。 瘢痕を認めるような重症例にはトラニラストを用いることもあるが、効果はあまり期待できないとのこと。 重症例にはステロイドの局注。 ディフェリンゲルが発売されて4年、その後に出された治療ガイドラインをもう一度見直したいと思います。 アルゴリズムによると、嚢腫や硬結あるいは瘢痕になるとエビデンスの高い治療法がないため、早期の皮疹に対して十分な治療を行うことが重要です。 |
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