[ No.250 ]
第47回 日本薬剤師会学術大会報告
投稿者:
2014年11月13日 (木) 10時52分 |
|
|
|
T 参加セミナー
〜実践吸入指導〜薬剤師の役割
聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 呼吸器内科 病院教授 駒瀬裕子講師
@ 高齢者の吸入で気を付けること ・ディバイスなど物を大事にしすぎることがみられるので、常に交換を促す。 ・患者指導せんなど、説明に使用する場合やお渡しする際、字が小さいため見えないことが多くある。若い薬剤師は盲点となるが意識して思いやることが必要。 ・MDIのボンベを押す際や、スピリーバレスピマットのセット時握力が必要になることがある。 ・前歯が欠けていたり、義歯である場合、吸入口をしっかりくわえられないことがある。 ・手先の細かい作業ができない場合があるので、しっかり吸入手技の一つ一つが行えるかを確認する。
A 吸入独特のアドヒアランスの維持の難しさ ・二度目に吸入手技を確認すると4割の人しかできていないことが調査論文でわかった。 ・吸入手技は劣化する。 ・定期通院患者は自己中止などアドヒアランスが不良な場合が多い。生活の中に吸入を取り入れるよう一緒に考え指導する。残薬の確認などをおこないアドヒアランスを確認することが薬剤師に求められる。
U 閲覧ポスター
@ インスリン注射手技チェックシートを活用した患者指導と改善度についての検討 A 運転等への注意が必要となる医薬品の処方状況 B 秤量に伴うコンタミネーションの発生 C 授乳婦へのアプローチ D 電話相談記録から考える服薬指導のスキルアップ E 小児の嘔吐に対する五苓散坐剤の効果について F 婦人科三大漢方使用患者の実態調査 G 在宅における薬局薬剤師の多職種連携の関わり〜褥瘡の事例をもとに〜 H なぜ、ケアマネージャーとの連携が必要か。在宅での残薬調査とコンプライアンス向上の取り組み
V 発表した内容
地域で学ぶ災害医療認定制度構築へ向けて(第一報) 〜江戸川災害時支援認定薬剤師制度(E-DSAPえどさっぷ)始動〜
(小野寺美琴)
|
|