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早いものでもう6月です。 梅雨のいやな時期を迎えます。ジメジメしているのは本当にいやなものです。まして台風なんか来たりして、喘息のお子さんにはとてもつらい時期になっているようです。また、週末は運動会も中止になったりで・・・・・。 毎年のことですが、この時期はゼーゼーしやすいお子さんはその症状が非常に出やすい時期です。症状がひどくならないうちにお医者さんへ行きましょう。早めの治療でお薬を飲んだり吸入をすればひどくならずに済みます。 痰がからむような咳にむやみに咳き止めを飲むのは禁物です。たいていの咳き止めは脳に「咳をするな!!」の命令を出します。すると咳をするためのさまざまな体の仕組みが咳をするための力が抜けてしまって、痰を出そうと思って咳をしようとしている自然の体の仕組みに逆に働いてしまいます。このように痰のからんだ咳の時は痰が出しやすいように考えてからだの自然に働く仕組みを応援してあげるようなお薬を選んで使うことが大切です。 痰のお薬には痰を出しやすくしたり、きれいにしたり、やわらかくしたりするものがあります。また、気管支拡張剤で痰の出る道をひろげあげることも痰を出しやすくすることに有利に働きます。 咳がひどい=(イコール)咳き止め、ということではないこともあるということを覚えておいてください。 水分を充分にとることも痰がやわらかくなり、痰が出しやすくなります。 |