[ No.181 ]
ラピアクタ注とサインバルタCap
投稿者: 森下精一@DI
2010年02月18日 (木) 16時40分 |
|
|
|
江戸川区薬剤師会研修会に参加してきました。 新薬紹介で2製品。 ラピアクタ注とサインバルタCap。 ラピアクタ注(塩野義)は1回の点滴静注でfluA、Bともに有効。 嘔吐、嚥下困難、タムフル服薬困難、リレンザ吸入困難な症例に使用されることになるでしょう。 小児への適応拡大は年内を予定。 緊急承認に至ったいきさつはおそらくH1N1対策と、今後起こるであろうH5N1への対策だと考えられます。 現在、ラピアクタはほとんど処方例がないようで、効果判定はこれからといったところのようです。 サインバルタCap(塩野義とリリー)はセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤。 セールスポイントは “dual action で目指す寛解の達成と維持、そして回復へ”。 うつ病の病期を表す言葉のポイントは、反応、寛解、再燃、回復、再発。 副作用は認容性で、悪心、傾眠、口渇、頭痛、便秘、下痢、めまいなど。 禁忌の欄には単なる「緑内障」ではなく、「コントロール不良の閉塞隅角緑内障」と書かれたのは新しい表現でした。 |
|