[ No.203 ]
RA治療・MTX@薬剤師会
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2011年07月14日 (木) 12時34分 |
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7月13日(水)、江戸川区薬剤師会研修会に参加。 東京臨海病院副院長総合診療科の松本孝夫先生のご講演でした。 演題は、RA薬物治療におけるDMARDsの位置付け〜MTXを中心として。 研修会には若い先生方も多くいらっしゃったので、昔のことはわからないと思いますが、私は薬剤師の仕事を始めたころにRAの患者さんが多くいらっしゃる病院で勤務を始めたため、昔の治療を思い出し、うなずきながら、先生のご講演を聴かせていただきました。 昔は本当に薬が効いていませんでした。 RAの患者さんもその多くが入院をされたままほぼそこで生活をされておられるような感じで治療を受けられていました。 その頃のMTXは、なんとなく恐る恐る調剤していた記憶があります。 MTX以外にも、潰瘍性大腸炎治療薬のサラザピリンや免疫抑制剤のエンドキサン等が適応外としてRAの治療に使われていました。 金製剤のシオゾールやリドーラ、金属解毒剤のメタルカプターゼ、他、カルフェニールなどなど、使われなくなってしまったお薬もそれなりに多くの患者さんに使われていました。 医学の進歩はRA治療だけではありませんが、RA治療は本当に進歩したと感じます。 早期発見、早期治療。 RAに限らず、大事なことだと思います。 印象に残ったスライドは、初期症状で手指の腫れた患者さんの写真でした。 ‘柔らかい腫れ’と表現されていらっしゃいました。 私の小指は最近、‘固い腫れ’老化によるもののようです。 |
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