[ No.211 ]
よこあみ小児科懇話会に参加
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2011年12月02日 (金) 18時46分 |
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平成23年12月1日(木) 第5回よこあみ小児懇話会に参加してきました。
小児気管支喘息治療の管理ガイドライン2012〜改訂のポイントと題して同愛記念病院小児科部長山口公一先生のクリニカルカンファランス。 発達障害の最近の話題と題して東京臨海病院小児科医長勝盛宏先生の特別講演。 2題拝聴してきました。
ここのところ、喘息治療のGLは本当によく変わるように思います。 ステロイドの吸入やロイコトリエン受容体拮抗剤の登場で喘息治療はガラリと変わりましたが、さらに発作時のステロイド内服治療などこれまでの既成概念では考えも及ばない治療法も採用されています。 DSCGの予防はとうとうGLからはずれてしまうようです。 確かに、そうでしょうね。
勝盛先生のお話は、今年3月、薬剤師会の研修会で伺ってはいました。 先生曰く、これまでの講演は学校の教諭や薬剤師や福祉に係わる方々の前で行うことがほとんどだったとか。 同じ職業の医師にはほとんど講演を行っていらっしゃらなかったというお言葉から講演は始まりました。 私が感じたのは、講演に参加された先生方のほとんどが小児科医であったため、(医師でないのは私だけだったかも?)医師として本音でお話しされていたような印象を受けました。 3月に伺った感覚とはまたちょっと違った形で講演を拝聴することができました。 発達障害という分野を診察するには、本当に手間も時間もかかり、一般診療をしながらの開業小児科の先生方にはなかなか難しいようです。 それでも、発達障害を早期に見つけ治療を開始するのは医療の分野だけでなく、教育、福祉など、様々な分野の方々との連携が必要であることを再認識させていただきました。 「あなたのおこさんは発達障害があります。」と診断して宣告するのは本当に大変なこと。 それでも誰かがそれを知らせて治療していかないことには、その子が将来困ることになるということのようです。 この分野も、病気そのものを親御さんがきちんと理解することから始まるようです。 本当に辛抱強くとりかからなければならない大変な仕事だと思います。 |
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