[ No.216 ]
第4回Tokyo BABY Meeting
投稿者:
2012年03月09日 (金) 15時53分 |
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第4回Tokyo BABY Meetingに参加させていただきました。 本会は臨床医が日常思う治療の疑問点、問題点を本音で話し合う場で、興味深いお話の伺える会です。 今回の本講演は、小児喘息GL改訂後の状況という演題で、同愛記念病院の山口公一先生にご講演いただきました。
再確認しておきたい点をメモしておきたいと思います。 *トウモロコシデンプンが使用されているため、極々まれにアレルギーを起こすことがある。他のLTRAには含有されていない。 *GEのツロブテロールテープの中には、急激に血中濃度の上昇するものがあるようだ。 *乳児の喘息治療はその診断が難しいが、やはりover treatment から初めてstep down していく方がいい。千葉先生が、呼吸を覚えることと歩くことを覚えることは違うとおっしゃっていたのが印象的でした。 *ネブライザーを使った吸入の基本はマスクよりもマウスピースで実施。マスクを使用した場合には清拭を行って皮膚のかぶれ等の副作用を予防。 *BISでコントロールできない時、BISも継続してアドエアを追加して治療するそうです。保険が通るのかなあ? *ステップダウンの目安はおおむね1年問題がない場合。効いていると思われる薬は最後まで残すのが基本だが、どれを中止してもさほど大差はないというデータもあるようです。 *症状もなく1年以上も寛解状態であってもスパイロメータでの成績がイマイチということが多く。ステップダウンの判断が難しいことも多いようです。 *例えば、メプチン吸入液。薬剤師からみて年齢、体重に比して投与量が多いなあと思う時、実際に吸入できている量が、小さい児ほど少ないのであまり厳密に考える必要はなさそうというお話し。β刺激剤を多く使用しなければならないときには、呼吸数、心拍数に留意。
アストラゼネカ鞄結梹x社のある丸の内トラストタワーはセキュリティーの厳しいビルでした。 |
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