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[150]更新、する気はあるんだけど…(爆)
投稿者:セレーネ
(2004年05月14日 (金) 16時55分)
今日は風と波がひどくて、朝帰り〜♪ といっても、すぐ横に船を留めている漁船の親方が、あまりの波の高さで船の生簀の固定ロープが切れてその直撃を受けたんだそうな。。。(^^;; とんでもねぇ話だわな。
で…、 とりあえず更新作業に着手すべく、ファイルをごそごそしていたらこんな文章を見つけた。 読んでいて思わず笑ってしまったので、とりあえずココにUPして更新作業の代わりにしよ〜っと(笑)
おそらく富山県で最も有名な行事が終った。 これが終わると、農家が刈り入れで忙しくなる。 最近は結構有名になったのだが、その行事を『越中おわら風の盆』という。 以前は県内と一部の物好きだけのものだったのだが、どういうわけか全国的に有名になってしまったらしい。 理由はいろいろ考えられるのだが、一番の責任は直木賞作家の書いた小説とそれを翻案した芝居、ついでに石川さゆりの歌というところだろうか。 小説や歌のタイトルは「風の盆恋歌」と云って、知る人ぞ知るという程度のものだったのだが、 これを佐久間良子主演の芝居として上演したところ、その翌年から見物人が100倍以上に跳ね上がってしまったということらしい。 風の盆というのは、富山県の八尾町という坂の町で9月1日〜3日までの間、越中おわら節にのせて町中が踊り一色に染まるという行事なのだが、おわら節の伴奏に胡弓が使われていて独特の哀愁を帯びた旋律が何とも云えずいい味を醸し出している。 この風の盆に魅せられて、八尾という町に住み着いたという人も決して珍しいという訳ではなく、そういう人の中から大正の頃おわら節の名人のレコードを発掘してきて復刻させるという業績を残す人が現れたりする。 町中が踊り一色に染まると言っても、昨今流行りの「よさこいソーラン節」などのようにリズミカルで明るいお祭り気分とは縁遠い雰囲気があるのだが、風の盆に嵌ると容易に抜け出せなくなる不思議な魅力を持っていることは事実である。 先にも書いたが、ブレークする前の「越中おわら風の盆」は八尾町を中心に近隣の町や村から3日間で3万人ほどが集る伝統行事でしかなかったのだが、小説・芝居・歌の宣伝効果の お蔭かどうか、今では3日間で300万人を超える観光客を呼び込む一大イベントになってしまった。 で、困ったことにその大量の観光客を収容する能力が富山県にはないというのが焦眉之急とも云うべき大問題なのだそうだ。 お隣の石川県を見習って観光立県を目指す富山県なのだが、面白いことに宿泊客が増えることに対する意識があまりに低すぎて、既に県内の宿泊客の収容能力の限界を露呈してしまっているらしい。実に滞在型の観光客を見越しての戦略は立てずに観光客を呼び込もう という、恐ろしくいい加減な観光業界の実態が曝け出されたわけだが、そこがまたとても富山県らしくておかしい。 これまでは、泊まり客は石川県の温泉地に行ってもらいましょう。だから、通過するときにちょっと寄り道して下さいな。 というのが基本戦略だったようだ。富山県といえども、観光資源に関しては決して他県の風下に甘んずることはないのだが、発想がいかにも貧困で安易だったことは否めない。 せめて、八尾町まで1時間半もかかる新湊の民宿まで一杯になるなどという情けない現状だけはなんとかならないものだろうか…。
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