釈迦悟りの日 (5609) |
- 日時:2011年12月08日 (木) 18時30分
名前:伝統
【成道会(じょうどうえ)、ろう八会 (ろうはちえ)】 〜 釈迦が菩提樹のもとで、悟りを開いた日。
なに不自由のない生活を送っていたお釈迦さまが、人の世が老病死の苦に満ちていることを 見抜き、そうした苦から脱出する道を求めて出家を決意したのが29歳のことです。
人間として生まれ、人間の幸福について悩み続けられたお釈迦さまは、肉体を痛めつける苦行を することで苦からの脱出の道を求めましたが、やがて、苦行では苦の問題を解決することは できないと判断し、それを中止しました。
そして、やつれた体を村娘の供養した 乳粥 (ちちがゆ) でいやしたお釈迦さまは、 大きな 菩提樹 (ぽだいじゅ) の下で 瞑想 (めいそう) して、ついにお悟りを開かれ、 仏陀(覚者)となられました。35歳の12月8日でした。
釈迦がこの世に生誕されたのが、4月8日ですから、35歳と8ヵ月(245日)です。
・・・以下は、「生命の實相(第三十九巻・仏教篇)」第2章より
釈迦は、12月8日の暁(あけ)の明星を見ながら、 「有情非情同時成道、山川草木国土悉皆成仏」と悟られたのであります。
すなわち「有情」── 生きとし生けるもの、 「非情」── ありとしあらゆるもの、 悉く今仏になっている。
山も川も草も木も悉く仏の相(すがた)である。 みんな生かし合い、拝み合いの相(すがた)である、 今まで地獄の相(すがた)だと思っておったのはまちがいだったとお悟りになったのであります。
これが釈迦のお悟りになった縦の真理であります。
人生観が変わればいっさいが変わるのです。 誰も殺されるものはない、みんな生かし合いの”いのち”であります。
(中略)
悟ってみればすべてのものは仏の智慧に支配され、すべてのものは仏の愛に護られ、 すべてのものは仏の”いのち”に生かされている。
山川草木獣虫魚介ことごとく仏の姿である。 みんな助け合い拝み合いの世界である。
今までこの世は地獄相だと思っておったが、 あにはからんや本当は極楽世界であったとわかったのであります。
<感謝合掌 平成23年12月8日 頓首再拝>
|
|