地震発生4分後に自衛隊8千人出動 (664) |
- 日時:2011年04月17日 (日) 09時44分
名前:歴史
(2)地震発生4分後に自衛隊8千人出動
たとえば、被災地で支援活動を展開している自衛隊員たちは、子供の遺体を抱きかかえて 運ぶこともあるが、同じ年格好の子供をもつ自衛隊員には、これが一番こたえる、という。
いたいけな子どもがなぜ突然、生命を奪われなくてはならないのか。 まさに「不条理」の極みである。
そんな思いまでしながら、10万人規模の自衛隊員が「食事といえば乾パンと缶詰だけ」 というような被災者と同様の過酷な生活を送りながら、不条理から国民の生命と安全を 護るべく救援活動に取り組んでくれている。
震災後1ヶ月での支援状況が、4月14日付け日経新聞にまとめられている。 それによると:
・人員・・・・・10万7千人 ・艦船・・・・・57隻 ・航空機・・・・543機
という展開規模により、次のような被災地支援が行われている。
・人命救助・・・1万9260人 ・医官診療・・・1万8200人 ・給食支援・・・232万7500食 ・入浴支援・・・26万5100人
・遺体収容・・・8512体
・道路復旧・・・290キロメートル その実際の様子を、自ら医療派遣チームの一員として宮城県石巻市で治療にあたった 茂木定之医師が、「被災地で見た自衛隊の活動」と題して、次のように投書している。
__________ ・・・特に印象に残ったのは自衛隊員の活動だ。 黙々と食糧や資材を運び、土煙の舞う中で道路整備やがれきの撤去をしていた。 泥水に胸までつかり行方不明者の捜索をしている姿も見た。
われわれもできる限りの医療活動をしてきたつもりであるが、 彼らの活動には頭が下がる思いだった。・・・  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まさに地震、津波、その後の飢餓、伝染病、さらには放射能汚染などの「不条理」と 戦って、国民の生命と安全を護っているのが自衛隊なのである。
こう考えれば、冒頭のユーゴの女性に言ってやれば良かったと、今さらながら思う。
あなたの国の軍隊は十分にあなた方住民を護ってくれなかったようだが、 我が国にはこれほど一途に国民を護ってくれている自衛隊があるのだと。
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