[1012]Maria
こんにちわ。
知ったかぶって語ると。吹き替えも字幕も、いろいろ制約がありますよね。字幕は、何秒間で何文字(←肝心なところを忘れてる!)未満、という制約。吹き替えは、できるだけ画面の俳優の口の動きにあう長さ、不自然でない長さ。などです。
更に、吹き替えと字幕が違う以上に、実際のセリフと翻訳(吹き替えだろうと、字幕だろうと)が、じぇんじぇん、違うものもある。中には、字数には関係ないだろう、っていう、恐らくマチガイもある・・・。もうちょっと、神経質になってほしいな、と感じます。
この。『オフレコだけど』と、『率直に言って』は。たぶん、訳者のエゴ、だろうなぁ。吹き替えは。恐らく、口の動きにあわせると。日本語でも使われているから、そのまま(省略ですけど)入れたんでしょうね。字幕の方は、しもさんのおっしゃるとおり、『ここだけの話なんだけど(誰にも言わないでね、ヒミツよ)』が正しいと思います。ただ、それはどういう意味か、というと。ちょっとしたジョーク。相手の前で、オフレコっていうのが。つまり、本当の意味でのオフレコじゃないでしょう?(相手に対して)内密であることを曝露する、っていうのは、つまり、『本当のこというとね』という意味にもなる。だから意訳で『率直に・・・』、と載せたのでしょうけど。そう書かれてしまうと、(日本人の)オーディエンスには、ストレートにその意味しか伝わらない。相手がいるのに『ここだけの話なんだけどね。』というのは。本当は、ちょびっと笑えるシーン(そういう場所でもユーモアのセンスあるヒト、のような)にもなるし。告白していながら、ヒミツにしろ、っていうのが。ある意味、相手を侮辱してることにもなる(ヒトに知られたくない、みたいで)。そのチョイスがなくなってしまうでしょ。だから。意訳もほどほどにしてほしいなぁ、と思うことしばしば。親切すぎると、オーディエンスが、ちょっとは考えたり、フシギに思ったりできるシーンもなくなる・・・。
ところで、私、日本版のDVDは見たことないので、よくわからないのですけど。しもさん、アメリカ版のDVDとか、ビデオも面白いですよ。英語で字幕が出るんです。(ビデオはCCというシステムついてるデッキでないとダメですけど)極端に汚い言葉の羅列とか、わかり難くなるほど長いセリフは、ちょっと整理されてたりすることもあるけれど。ほぼ、訳者のセリフがそのまま表示されます。なんで英語教材に使わないのかなぁ、と。よく思う。聞き取り難い俳優のセリフも、コレがあればバッチリ、なんだけどなぁ。
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2003年08月24日 (日) 00時53分
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