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No.91 屏風ヶ浦の地形 その3 通蓮洞付近の海岸後退 投稿者:滝おやじ 投稿日:2013年06月21日 (金) 01時40分 [ 返信] |
通蓮洞付近・磯見川河口付近は、海岸線が平滑な屏風ヶ浦沿岸の内で、唯一、岬と入江があり、海岸線が屈曲している場所です。 以前、岬が削られて、島になっている例を紹介しました。書き込み49参照。 時間と空間をより広く取って、約130年前の、明治17年測図の地図(迅速測量図・迅速図と略称)と、2.5万地形図を較べました。 迅速図上に、2.5万地形図の海岸線(青線)と崖線(赤線)を入れました。 1884年以来の、約130年間で、どんな地形が消滅したかを見ることができます。 磯見川河口右岸側の岬部分が、平滑海岸化されたのは予想通りですが、磯見川河口左岸側では、平滑な海岸がより屈曲に富む海岸へ変化しつつあった(戦後、離岸堤が作られた結果、変化の方向が変化したので、過去形です)事が読み取れます。 屏風ヶ浦の海食というと、一様な平行な海岸線の後退のイメージがありますが、必ずしもそうではないということでしょう。 さらに、陸上が懸谷の谷の部分で、侵食が進み、入り江が形成されていたのは、特筆すべき変化パターンと思います。 海食崖の高さが、海岸線の後退速度に影響を及ぼしているのかもしれません。
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