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No.102 福島市飯野町大久保 ドンドン山の大石 投稿者:滝おやじ 投稿日:2013年07月17日 (水) 00時24分 [ 返信] |
花崗岩の巨石地形事例を集めるため、福島県の阿武隈花崗岩露出地を廻っている。6月に、巨石の位置情報がパンフで紹介されている福島市飯野町(旧飯野町)を歩いた。 備忘録代わりに簡略まとめ。拙HPに一部アップ。 <出向記録>42.福島市飯野町大久保 ドンドン山の大石 2013年6月訪
留石のある留石公園の一角にある。阿武隈花崗岩地域のマサ中の巨大コアストーンの露出巨岩。 図の細線のハッチで示した面は、破断・剥離面。白抜きで示した面は、コアストーンの風化球面 地質は、地質図では粗粒花崗閃緑岩(角閃石・黒雲母花崗閃緑岩)だが、岩相は花崗岩体の風化したマサが大部分で、その中に未風化のコアストーンが散在する。 このような、未固結な粗粒砂中に未風化の堅硬なコアストーンが散在する岩石が侵食を受けて、山地が掘り出されているので、コアストーンが侵食に対する抵抗点になり、山頂や稜線末端の肩となっている。 ドンドン山の大石は、稜線末端の肩にある単独コアストーン。幅が4.2m、奥行きが3.3m、高さは山側から見て2.6m、谷側からは3.5mぐらいある、大きなコアストーン岩塊である。 図の細線のハッチで示した面は、破断・剥離面。白抜きで示した面は、コアストーンの風化球面 当初は、節理面にそって割れてできた立方体で、各稜が丸くなった形のコアストーンだったが、谷側に面する部分が破断して欠け落ち、2/3ぐらいになっている。 破断転落した岩塊片は、下の急斜面を転落して行ってしまい、近傍には全く残っていない。
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