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No.139 岩手県花巻市、丹内山神社一の鳥居の地震変形 投稿者:滝おやじ     投稿日:2014年01月29日 (水) 20時38分 [返信]

 地形観察ノート 2014-No.01
 花崗岩の巨石地形事例を集めるため、先年、北上山地南部の花崗岩分布地を廻りました。
 花巻市東和町谷内にある、丹内山神社の胎内石(アラハバキ大神の大石)を訪ねたときの一コマ。
 丹内山神社から1.3kmも離れた水田・・・・基盤は白亜紀に貫入した人首(ひとくび)花崗岩。その凹所を埋めた更新世の砂岩・シルト岩からなる緩やかな丘陵地の峠部分まで開田・人工平坦地化されている地形・・・・・・に立っている大きな木製の鳥居がありました。
 標柱によると、花巻市指定文化財。6本柱の立派な鳥居です。これから訪ねる丹内山神社の一の鳥居で、神社本殿は画像左の山にありますから、こんな離れた所に鳥居が立つ神社とは豪勢なものだなと感心したのですが・・・・・そのうち気になったのは、主柱2本に補強のつっかえ棒をしていて、構造的にかなり痛んでいそうなのに色がえらく奇麗なこと。解体修理していて組み立て途中なのでしょうか。しかし、作業中の様子がありません。
 看板によると、嘉永元年(1849年)造立、当時は南部藩領一の大鳥居といわれたものとのこと。 当初は現在地より少し東方に建立されていたが、昭和50年に道路整備のため現在地に移設されたもので、その後鳥居の痛みが著しくなったため、平成7年度(1995)に鳥居の全面解体修理を実施し現在に至っている。・・・・・とのこと。 塗装は、平成7年のようです。

No.140  投稿者:滝おやじ     投稿日:2014年01月29日 (水) 20時40分

 よくよく見ると、画像のように、6本の柱が、皆、根元のところで土台から10cmぐらいずれています。
 6本の柱が全部ズレて、鳥居が歪んでいるので、倒れないように応急補強していたのですね。
 どうやら、2011年の東北大震災の時に、6脚の鳥居全体が移動してしまったものらしい。そのための補強のようです。2013年9月24日撮影。
現在はどうなっているのでしょうか。



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