地形(主に、滝・巨石・山地地形)の掲示板
滝おやじが管理者の、地形についてなら何でもの掲示板です。ご気軽にご投稿下さい。
また、滝おやじのやっている
千葉県の滝・川廻しのHP http://chibataki.poo.gs/
千葉県外の滝・巨石・県内外の山と峡谷の地形めぐりHP http://chibataki.moo.jp/
の掲示板でもあります。関連のことはどうぞ。
投稿に当たって、削除キー欄に "taki" と記入して下さい。
内容は自由ですが、この掲示板にふさわしくないものは管理人の権利で削除いたします。
管理人個人宛のメールは、doutakioyazi@infoseek.jp へお願いします。 管理ページ
No.164 房総 上総湊から鹿原への廃山道の怪 投稿者:ゴンベ 投稿日:2014年03月24日 (月) 15時41分 [ 返信] |
房総沢登りで有名な「梨沢七ツ釜」から、売出し中の「房総アルプス」へ至る寸前に「天空の村、鹿原」があります。この鹿原を頂上とする北西の山域は膨大なヤブ山です。北方の上総湊の田園地帯からこの山域に入り込む複数の尾根道、沢道は、猟友会しか通らぬ廃道、ヤブ道と化しています。これらを突破すると予期せぬ不思議な地形に出会います。 ナゾの窪地、ナゾの台地、ナゾの巨岩群、そしてナイフリッジ、キレット、七つ峰が行く手を阻みます。この窪地には伝説あり、落ちた犬が遠く鋸山の明鐘崎の海へ出てきた!というのです。なにしろ里美八犬伝の地ですからね。この山上の窪地、台地地形は、1km西にある、知る人ぞ知る「トビ岩山の牧舎」跡地にもソックリさんが存在します。これらの成因は何か?そして何でこんなところに家くらいの巨岩がゴロゴロしてるのか?不思議です。ただし現地は巨木の森と化しており、写真では説明困難です。稚拙な図を見てください。なおヤマヒルはいません。地形図便りに自己責任で入ってください。イノシシと間違われて鉄砲で撃たれぬようにご注意。
|
No.167 古屋敷集落の東西にある変な凹地地形 投稿者:滝おやじ 投稿日:2014年03月25日 (火) 23時52分 |
ゴンベ様 滝おやじ 情報ありがとうございました。巨岩群があるとは知りませんでした。 お話の場所は、2.5万地形図の古屋敷集落の東、標高162mの峰の北東の稜線に囲まれた凹地地形ですね。 また、「トビ石山の牧舎」跡地というのは、古屋敷の西の、192.8mの三角点の峰の東方の、これも稜線に囲まれた凹地地形のことですよね。 古屋敷の東の、ご指摘の場所は行ったことがありませんが、古屋敷の西の、牧場趾の凹地地形は見に行ったことがあり、地図の道を一周しました。 地質露頭がないのが残念ですが、地形図の読図と凹地地形内の微地形の観察から、模式的な形をした大規模な基盤すべりの地すべり地形であると判断しています。 牧場の方の凹地形は、北側の稜線部分のブロックが北方向に、向野集落側に動いた趾の開口部分、ご指摘の古屋敷の東の凹地形は、北東側の稜線のブロックが北東方向に動いた趾の開口部分だと思います。 地質構造が北の方に落ちているのに対応して層理面に沿って辷っているのでしょう。 ご紹介文を読むと、微地形を見ることによって、この地形が普通でないと判断されたのには敬服いたします。地形図を読み込んではじめて変な地形だと考えますが、地図上では、一見、粗砂層の山と速断しそうですし、現地を歩いても、注意深くないと、見通しも悪くて気づきにくいと思います。 地図は、国土地理院2.5万地形図「鹿野山」
|
|
|