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No.188 巨石観察ノート2014年版08 山梨県山梨市牧丘町西 大石神社の巨石 その4 投稿者:滝おやじ 投稿日:2014年04月26日 (土) 22時25分 [ 返信] |
石がよく見えるようになりました。その4。 画像は、大石山山頂の遊歩道沿いにある巨石・・・百足石。以前は草に覆われて、よく見えませんでした。 大石山山頂部の岩塊群の東端にある巨石です。平らな細長い鏡餅型。 地表に露出している形は、長径7m×短径4m 高さ1.6mぐらい。 画像は山頂の大石神社境内から南西方向に百足石を見下ろしたもの。 山頂の緩傾斜面と東側のより急斜面との傾斜変換線上に露出していて、下部が急斜面に露出しているため、斜面に平行に3つに割れて傾いていて、その様子が画像に見えています。 画像の側の裏側で、割れた所で、石の下が見えますが、石の下がなく基盤の真砂土の上に、厚さ2mほどの平らな板状に乗っていて、現地性の石でなく動いてきたものです。 移動元は、すぐ脇の石刺の後ろの巨岩(私は、「第2屏風石」と仮名つけてます)の、傾いた平らな頂部の上に乗っていた部分が分離して落ちてきたものと思われます。 また、画像で、岩塊前面(北側)は、節理面がみえますが、そこにかってあった岩塊は、分離して転落したらしく、それらしき分離岩塊が下の遊歩道沿いに落ちています。 大石山山頂部の巨石群は、以前は丸みを持った球面のお餅型の露岩が散在する形だったのが、その後の地震や風化破断により砕けて散乱・転落し、現状の形になったと解釈できます。 破断散乱する以前は、山頂部中央に大きな背の高い鏡餅状の岩塊が甲石の位置にあり、甲石の周囲から割れて分離したのが、影向石・産屋石・浮舟石です。また、屏風石・立烏帽子石など屏風石周辺の岩塊群は元は一つで、これも背の高いタマネギ状の大きな球形岩塊(原屏風石と呼ぶことにします)でした。 原屏風石の近くには、第2屏風石+百足石・指門石・尾笠石の前身の石など、甲石の近くには烏帽子石などのやや小さな現地性の岩塊がありました。
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