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No.257 巨石観察ノート 2014年版22 福島県石川町愛宕山・八幡山巨石群 その3 塩竈神社神体石 <岩塊06・07> 投稿者:滝おやじ     投稿日:2015年01月18日 (日) 16時32分 [返信]

その2の掲載から時間がたってしまったので、こちらに出します。これで、石川町愛宕山・八幡山巨石群の速報 (^^;) は終了です。
塩竈神社神体石 <岩塊06・07>
整理番号・・・愛宕山・八幡山巨石群Si群06、07。
 塩竈神社の社殿裏にあります。
 大きな立石が磐座として信仰対象だったのが、後に、神体石として、社殿が作られている例ですね。
 もともとは、尾根の肩部分にある露岩群、動いていない現地性岩塊です、多分根石では無いと思う。
 岩塊06・07は、尾根の稜線部分にあり、元は一体の大きな立石であったものが、稜線の両側方向に開くように中央で割れて2つになっています。さらに、傾斜方向の破断割れ目が頂部に入って、頂上が壊れています。
 岩塊06・07の下は狭い平坦の段で現在社殿と拝殿が建っています。段の周辺や周りには破断した岩塊片が多数見られ、岩塊06・07頂部から破断落下したものだけでは足りないので、平坦部分にも岩塊群があったと思われますが、自然に崩れていたものを、城塞用地として人工的に積平され、廃城後社殿用地として利用されたと思われます。
 岩塊07は、コアストーン球面をよく残していて、分離した頂部が壊れているだけですが、岩塊06は元の形が分からないほど縦に大きく破断しています。
 なお、岩塊07の正面から見ると、平行した縦の細い割れ目があり、石都々古和気神社境内の天狗石や屏風岩にも見られた、岩質起源の割れ目と思われます。
(以上、愛宕山・八幡山巨石群の速報はこれで終了します。後日、拙HP:↑Home参照 に掲載します。)



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