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No.191 巨石観察ノート2014年版11 山梨県山梨市牧丘町西 大石神社の巨石 その7 投稿者:滝おやじ 投稿日:2014年05月11日 (日) 15時36分 [ 返信] |
石がよく見えるようになりました。その7 。 画像は、大石山山頂の北東にある、あんまり巨大でない石・・・名称板がなく、無名かも。斜面下から見上げると烏帽子石によく似ているので「小烏帽子石」と私称しています。 南側から、東面と南面。 以前は草に覆われて、よく見えませんでした。画像左端にあるのが烏帽子石。 斜面方向から見ますと、幅4.5m×高さ3.0mと大きいのですが、画像のように横から見ますと、厚みが1.2mしかない、薄い板状の立石です。 石の地下に未風化の岩盤が続いている根石とは思われず、地下は真砂土の小規模なコアストーン塊と思われます。 ただし、斜面途中にあるコアストーンは大部分が動いてきている異地性岩塊なのですが、この岩塊は、板状のコアストーンが動いたなら、傾くなり、倒れるなりするはずですのに、現状垂直に立っていますので、動いていない現地性の岩塊と判断しました。 この岩塊の立地は、山頂緩斜面の末端にあたります。 石を境に上は緩斜面、下はやや急斜面になっていますので、こんな頼りなさそうな、根石でもないコアストーンですが、斜面侵食により急斜面が山頂に向かって伸びてくるのを止めている侵食に対する抵抗点になっていると思われます。
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