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とりい動物クリニック掲示板

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No.292 症例検討会。
NAME:bird_i

 日曜日に静岡市で獣医師会の主催の症例検討会が行われました。私も発表を予定していたので、同日発表を致しました。10月に名古屋の学会でも発表した内容のものなので、特に準備に追われる程ではありませんでした。
 
 発表をしたときにいろいろな先生から質問、アドバイスを頂戴しとっても勉強になりました。ある先生にはこんな検査をやっておけばよかったね。と大変貴重なご意見を頂き、私が考えていなかった内容なだけに、後になり反省。やっておけばもっといい発表になったかな?

 毎年発表を繰り返し、レベルアップを望みたいと考えています。

 また次の発表ネタを考えねばなりません。

2005年11月30日 (水) 10時53分

No.291 犬のインフルエンザ
NAME:KM Vet

 こんな情報が入ってきました(知り合いの獣医師の先生から)。

 米国で馬インフルエンザが変異した新型犬インフルエンザ(A型インフルエンザH3N8型)が複数の州で流行して問題になっていることを米国疾病対策センター(CDC)が明らかになった。このウイルスは、馬インフルエンザの変異型であると考えられる。犬に対しての、致死率は推定5〜8%といわれる。約80%は軽い症状で済むと報告。

補足
 新型犬インフルエンザは、昨年1月、フロリダ州で22頭のドッグレース用のグレイハウンドに発熱や咳の症状が現れ、そのうち8頭が死亡したことから発見されたそうです。

日本において本ウイルス(変異型)の存在は確認されておらず、発症例もないとされています。ただ、今すぐではないものの注意は必要かも知れませんね。
 ちなみにこのウイルスでの人への感染はありません。

注:この情報は犬のインフルエンザの情報であり、今とかく話題となっている鳥インフルエンザとは別の病原体です。混同なさいませんようご注意ください。

2005年11月23日 (水) 15時44分

No.290 画像診断研究会。
NAME:bird_i

 今晩、画像診断研究会がありました。日頃の疑問に思った症例を大学の放射線科の先生に見て頂き、画像的な所見を教えていただきます。
 回数も重ねることなんと第59回目だとか・・・
日々の積み重ねというものは大切ですね。
 しかしそれでもまだまだ学ぶことが多いというのは、獣医学の奥深さを常に痛感致します。また時間とともに忘れるという知識もあります。(人間の頭ですからどうしても物忘れは・・・。)
 そういった知識の再確認、アップデートも非常に大切です。
 しかしながら1枚のレントゲンフィルムから読み取ることのできる情報量の多さに驚かされることも多く、いつも大学の先生のフィルムリーディングはすごいなあ。と痛感致します。

2005年11月18日 (金) 00時00分

No.289 風邪を引いてしまいました。
NAME:bird_i

 子供がしばらく風邪を引いていたのですが、私にも病魔が・・・笑

 頭がボーっとしてしまいます。今日あたりは大分よいのですがそんなこともあって、仕事のこともあって、先週の土曜日に行われた名古屋の中小臨の定例会は欠席しました。一度欠席するとなんだか取り残されたような気になって仕方ありません。来月は必ず参加する様にしたいです。

 また日曜日にはグレイハウンドのオフ会があったのですが、それも仕事やら体調やらで不参加となってしまいました。来年の春にはまた開催されるようなのでその時を楽しみにしていようと思います。

 昨日の夜中に、治療中だったワンちゃんが亡くなりました。治療することが不可能な腫瘍だったので、仕方ないのではありますがそのワンちゃんの個性的なキャラクターを思い出すとなんだかとっても寂しくなります。

2005年11月16日 (水) 14時25分

No.288 鳥インフルエンザの脅威。
NAME:bird_i

 今、世界中で鳥インフルエンザが猛威を振るっています。当初は鳥?と首を傾げてしまいます。
 
 昨晩ニュース番組で鳥インフルエンザの、人社会に与える影響の特集をやっておりました。現在鳥に見られる高病原型の鳥インフルエンザA(H5N1)に関しては、既にタイ、ベトナム、インドネシア、カンボジア等で人への感染も確認されております。鳥インフルエンザの感染によりヒトの患者も死亡例があります。
  
 また日本でもH5N1ウイルスは国内で1925年以来はじめての確認され、2004年1月に山口県、2月に大分県、3月に京都府の農場で集団発生が確認されました。
 これらの危険なウイルスが、ヒトに対して更に病原性を増し、感染力を増強させたタイプのウイルスへの変異の脅威があるとのことです。

 仮に新型インフルエンザウイルスが発生し世界中にそれが広まった時に日本も含めて、まだそのウイルスに対する防御が不可能のようです。現在のインフルエンザワクチンでは防御出来ず、ワクチン開発には早くて6ヶ月の時間がかかり、インフルエンザの治療薬として有名になった”タミフル”の国内備蓄もまだ十分ではないようです。

 仮に新型インフルエンザウイルスが発生したとすれば、その地域への移動の禁止も含め、経済活動への深刻な打撃となると考えられます。
 
 以前に中国で深刻となったSARSと呼ばれる新種肺炎の時と同じ様に人々の生活に恐怖を与えるのではないでしょうか。

 あ〜恐ろしいものです。ペット動物にもヒトにも感染力のある新型ウイルスなんてものがでなければいいですけど。我々、獣医師は仮にそのような脅威に脅かされた場合はどのように自己防衛をしていけばよいのでしょうか?

 またそのニュースのなかでとっても興味深かったのは、現在製造されている”タミフル”のなんと2割が日本で使用されているという現実です。それでもされに備蓄を増やしていく方針があるのですから諸外国の国はどの様に対応していくのでしょうか?

2005年11月08日 (火) 10時13分

No.287
NAME:bird_i

 ペット保険のアニコムが犬の名前の人気ランキングを発表しました。
http://www.excite.co.jp/News/society/20051101102000/20051101E40.016.html
 第一位は『チョコ』、第二位は『モモ』、第三位は『マロン』のようです。

 うむ、確かに・・・と思う名前です。どれもかわいい名前ですよね。チョコとかマロンは毛の色から決めることが多いのかなあ?

 今日は椎間板ヘルニアのDaxの手術を行いました。昨日の内科治療で改善が大きく現れませんでしたので脊髄造影検査を行い、ヘルニアを起こした場所を確定して片側椎弓切除手術を行いました。
 手術そのものは成功しました。あとは注意深く経過を観察するのみです。元気に歩いてくれる様に祈るばかりです。

 あとはリンゴを喉に詰まらせたワンちゃんがやってきました。内視鏡を使って食道内の異物を摘出するのですが、胃の中と異なり食道内は大変細く、異物に対して摘出用の鉗子を上手にかけるのが困難です。
 しばらくトライを繰り返しているうちに鉗子が上手にかかりました。そのまま引き抜き摘出することができました。上手に摘出が出来たのでとっても感動です。

2005年11月01日 (火) 20時57分

No.283 犬の癌について
NAME:ottie

ご近所に12歳位になる雄のゴールデンレトリバー
がいます。いつも我が家の横を通ってお散歩に行くのですが、最近見かけないのでどうしたのかなあって、お宅の方に会った時に聞きましたら、具合が悪いとの事でした。よくよく聞いてみると、肝臓に癌が見つかって治療しているとの事でした。人間は定期的に健康診断をしてレントゲンなどで早期発見もできるけどワンちゃんの場合はどうなんでしょう?
そのワンちゃんはいつも優しい顔をしていてとってもいい子なんです。ottieとも仲良くしてもらっているので心配です。回復を祈るばかりです。ottieはまだ4歳ですが、これからの事を考えると人事ではありません。今のうちから何かできる事はありますか?

2005年10月29日 (土) 18時58分

No.284 癌の早期発見。

NAME:bird_i

 お問い合わせ有りがとうございます。

 癌の早期発見。

 人の医療の世界に比べれば、動物医療のなかでまだまだ早期発見ー早期治療のタイミングは遅いと痛感しています。

 動物医療のなかで癌等の早期発見が遅くなってしまう理由。
1. 検査機器の充実が十分でないことが挙げられます。例えば、腫瘍マーカーを主体とした血液での腫瘍発見の可能性。また高度画像診断機器の普及が十分でないこと。定期的な人間ドックも動物の医療の現場では普及しているとは言えません。

2. 自覚症状が確認出来ないので発見が遅れてしまう。人の場合は自覚症状が有るため、早期に検査を行うことが一般的です。動物の場合は自覚症状が有っても気づかずに経過してしまい、明らかな末期症状が認められたときに初めて病院へ来院するというケースも多いのです。
オーナーさんとしては日頃の食欲や体重の変化そして散歩時の運動量等を監視していく必要が有ります。『このとは年だから・・・』と考えていることが実は何か病気の徴候の現れかもしれませんし。

3. 人に比べて寿命が短いことも挙げられます。人が80年生きるのであれば、ワンちゃんの寿命はその5分の1〜6分の1程度です。人を基準にした時間的尺度はワンちゃんには当てはまりません。そうすると、いかに病気の早期発見が人間以上に重要であり、発見が遅れた場合の病状の進行が深刻なものになっているかは想像出来ると思います。

 日常生活のなかの観察で大切なことは、先程述べました様に食欲、体重の変化、運動量の観察をきちんとするべきことだと思います。
 レトリバー系ですと6〜7歳頃から高齢時期に見られるような病気も出始めます。通常6〜7歳ですとまだまだスタミナも有り元気で食欲もあるワンコちゃんが多いかと思いますが、腫瘍をはじめとした様々な病気が起こり易い時期でもあります。
 そこで、その辺りから定期的な健康診断。例えば一般的な血液検査、甲状腺ホルモン検査、尿検査、腹部/胸部単純レントゲン検査などを初めて行くのがよいかもしれません。しかしながら、これらの検査には限界があることも知っていなければなりません。とはいっても現状で一般的に評価出来る検査ですとこのあたりから初めて行くことになりますので、まずは一般の動物病院でできる検査から開始し必要に応じて高度医療機器による評価を行っていくことではないでしょうか。

 オーナーさんとしては、犬種による独特の病気というものも有るので、その辺りのことをきちんと把握していることが必要だと思います。例えばゴールデンなら○○歳になるとこういう病気が多い、○●歳になるとこういう病気がでてくる。といった風にですね!

 そうするとottieちゃんの種類のワンコならどういう病気が多いのでしょうか?本や、ネット、獣医さん等でいろいろと情報を集めてみることも、『今のうちからできる何か・・・』ということになりますよね。

2005年10月29日 (土) 21時12分

No.282 昨日は咬傷事後!
NAME:bird_i

 昨日は咬傷事故がありました。

 お散歩中にリードがはずれ逃げ出してしまったのか?そのまま近くのワンコちゃんのところへいってしまい大げんかしたそうです。何故かそのワンちゃんは自分より大きな体格のワンコに捕まってしまい、眼の周り、お尻、背中と各所をかまれてしまいました。(普段から相性が悪かったのか?)
 特に眼の周りの傷が深刻で前眼房内にも強い出血が認められました。
 
 昨日より入院で治療を開始しています。昨日に比べて傷の様子はおさまりつつありますがまだまだ油断出来ませんし、眼球内の出血が深刻で今後激しい炎症となる恐れも有ります。あまりの痛みの為に患部の洗浄を大変嫌い、治療をする私も躊躇してしまい思い切り洗浄出来ません。
 もうしばらくの辛抱ですがしばらくは厳しい状態が続きそうです。

2005年10月29日 (土) 18時22分

No.285 凄かったです…

NAME:みほ

今日はあぐさんの耳の事で診察にうかがいましたので、
そのワンコさんを見ました…。

あの診察室から響いてくる絶叫が
耳に焼き付いてはなれません。
早く良くなるといいんですが、
あの調子だと体の傷もそうですが、
心の傷も大きそうで心配ですね…。

2005年10月29日 (土) 23時38分

No.286 大分よいのですが・・・

NAME:bird_i

 そのワンコちゃん大分よくなりました。(外見的にはなのですが・・・)
 
 皮膚にできた外傷はきわめてよく経過しているのですが、眼の病変がいまいちなのです。

 外傷から眼内出血を起こし、前部ぶどう膜炎という状態になっております。感染の治療をしながら炎症を押さえる治療をしなければならず、最悪のシナリオでは炎症による瞳孔ブロック→続発性緑内障という経過にもなりかねません。
 とにかく心配です。

2005年10月31日 (月) 16時57分

No.281 交通事故
NAME:bird_i

 今朝、交通事故のワンちゃんが時間外にやってきました。
 
 診察を行ったところ、とっても元気でした。
なんと、車にぶつかった後も歩いて自宅まで戻ったようなのです。(うむ、すごい!)

 診察では大きな問題はなさそうだったのですが、万が一ということも有ると行けないので、胸部と腹部のレントゲン写真を撮影致しました。
 
 なんと気胸が起こっていたのです!
 
 気胸とは胸腔内に空気が溜まり肺がその空気により圧迫をされ肺自体が膨らむことができなくなります。よって呼吸困難が発生し死にもつながる深刻な事態を招きます。恐らく事故の衝撃により肺に損傷が起こったのだと考えています。ワンちゃんはそのまま入院となりました。
 時間をおいてから夕方レントゲンを撮影しますと朝よりも悪化しています。

 そのまま、胸腔ドレーンを装着し気胸の治療を行いました。

 現在、抗生物質等を用い治療中です。夜も油断ができそうに有りませんので定期的にチェックする予定です。

 交通事故には充分注意したいものです。

2005年10月27日 (木) 18時23分

No.280 迷子です
NAME:トリマーなお

昨日、お電話した迷子です。
アメリカン・コッカー・スパニエルのオス。
毛色はバフ。甘ったれです。
水曜にビラ持って行きますんで、貼ってください。
一時預かりも大募集。

2005年10月14日 (金) 22時20分






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