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[78] ドカベンEX
デビル - 2005年09月11日 (日) 12時28分

常勝明訓。
まさにそんな言葉が似合う時代があった。
山田太郎率いる明訓高校は、惜しくも優勝までは行かなかったが、三度、甲子園に出場した。
そして、時代は現代にさかのぼる。
山田「おい、もうやめろ。」
加納「うるせえ!うるせえ!もっとやれ、村田!」
村田「へい。」
この出来事を説明すると、現在、明訓高校の野球部はあまり強くは無い。
部員のやる気はあるのだが、強豪サッカー部がもっと広いグラウンドで練習したいと文句を言って来た為に、毎日、エースストライカーの加納、そして、キーパーの村田がやって来る。
別に無条件で野球部の部室をムチャクチャにしてるんじゃない。
キャプテンの桜井が、今度の春は絶対甲子園にいってやるよ、なんて言ったにも関わらず、明訓高校は、惜しくも準々決勝で敗退してしまったのである。
そして、今は朝早い。
山田は自主トレをしに来たのだが、この様子では自主トレはとてもではないが出来ない。
桜井「おい!やめてくれ加納!もう一度チャンスをくれ!」
加納「手前らにチャンスなんて与えたって、無駄なんだよ!とっとと部室を俺達のグラウンドにしてくれよ!監督もいねぇしな。」
石木戸「いぃや、分からん。」
29歳の若手先生、石木戸先生だ。
山田二郎の1年年A組担任の生徒、ちなみに桜井キャプテンは3年B組である。
石木戸「俺が、監督になってやる。」
山田「え、いいんですか?先生。」
石木戸「これから、俺の事は監督と呼べぃ。」
ありゃりゃ、熱血教師はこれだから困るわ。
石木戸「そうだな。手前らサッカー部と野球の試合をして、勝ったらサッカー部廃部。負けたら俺達が廃部。それでいいだろう。」
加納「あぁいいよ!!野球なら勝てるなんて思うなよ!キヒヒヒ!!」

微笑「そんな約束したのか!おい負けたらどうすんだよ〜・・。」
微笑三太郎の息子、微笑竜太郎である。
岩鬼正美の息子、岩鬼虎鉄は・・・・。
岩鬼「じゃかあしい!!!戦う前からビクついとってどうすんのや!相手はサッカー部やで!野球で負けてどうすんのや、リュウ!!!」
父に似て、相変わらず野性的な男であった。
里中「まあいいじゃないか。約束したんだし、やるしかないよ。」
この人の名前は里中勇。
そして、殿馬一人の息子、殿馬拓也は、
「サッカー部がこれで、だまるって言うなら、やっても損は無いづらぜよ。」
と、次第に明訓野球部の中で、賛成意見が出始め、結果的に・・・・。
石木戸「よし、では来週に奴らとやるからな。」
と言う事になった。

[80] ドカベンEX
デビル - 2005年09月18日 (日) 16時56分

軽々しく挑戦を受けたものの、
勝てる保証も無い試合。正直受けた桜井もビビっていた。

石木戸「おい、コーチに就任して頂いた清原和博さんに、桑田真澄さんだ。」
岩鬼「なんや、速いな。石木戸はん。かなりはりきっとるんやな。」
微笑「っておい、見ろ!岩鬼!」
晴山「すげえ、本物だ!」
兼平「マジかよ!」
岩鬼「ゲ!清原はんに、桑田はんて、かの有名なKKコンビやないけ!言う時まっけど、やーまだなんかと一緒にせえへんでくださいな。IYコンビなんてゴロ悪いでっせ、それに力量が違いますねん。」
さすが、岩鬼、かの有名なKKコンビを目の前においても、
度胸、肝っ玉は全く影響しない。
山田「しかし石木戸さん、何故KKコンビを呼べるんですか?そんな資金、学校にあるんですか?しかもサッカー部にグラウンドを取られるかもしれないと言う危ない時期に、学校サイドがお金を出す事は考えられないんじゃ・・。」
清原「なんや、わいらがコーチじゃ嫌なんかいな。」
桑田「おい、キヨ。それは無いだろ。引退した俺達には解説しかなくてよ。ウズウズしてたんだ。それで、明訓のコーチをやらせてって言ってくれたんだ。甲子園で、無敵のYSコンビ作らせてやるぜ。」
岩鬼「つまりわいより、やーまだとサトに目置いてはりますな。」
石木戸「あ〜、黙れ。コーチとのふれあいはまた今度。練習だ練習。」

そして、打撃練習の時・・・・・。
桜井「(俺が打たなきゃいけないんだ。)」
変な緊張が生む、ボテボテのあたり。
打撃マシンの速度は140キロ。
桜井はかなり力んでいた。
清原「おい、お前なんて言うんや。」
桑田「おい、石木戸に全部、教えてもらったろ。」
清原「ええがなええがな。」
桜井「桜井栄治です。」
清原「桜井。お前変に力んでるんや。軽くバットにあわせてみろ。」
打球は右中間に飛んでいく。
清原「速い打球を打つつもりで、シャープに振れ。」
打球は、またもや逆方向、一二塁間を奇麗にぶち破るヒットだ。
桜井「おお、ありが・・・・。」
といった頃には、清原はもう去ってしまっていたのであった。

[81]
デビル - 2005年09月25日 (日) 09時06分

清原得意の広角打法を取得した桜井キャプテン。
その頃、山田、里中の一年生バッテリーは・・・。
桑田「おい、山田。」
山田「はい?」
桑田「ちょっとミットを貸してくれ。」
山田「はぁ、いいですけど。」
山田は桑田の要求どおり、ミットを差し出した。
桑田「来い、里中!」
里中「えぇ!」
里中は投げた。しかし、少し力が入り一球目はすっぽぬけた。
桑田の後ろに立っていた山田の腹に直撃・・・。
山田「おい、里中・・。」
里中「すまんすまん・・・。」
桑田「おい、お前の父、智から教えてもらったあのボールを投げてみろ。」
里中「分かりました。」
里中はすぐに表情を引き締めた。
山田は察知した。もう、桑田が受ける事に違和感も緊張も無い。
マジモードに入ったと。
あのボールと言うのは、昔、千葉ロッテマリーンズで投げていた里中智から譲り受けたボールらしい。
しかし、山田はまだそんなボールは知らない。
里中はワインドアップモーションから投げた。
ボールは低めのストレート。
フォークの様に落ちて、ショートバウンド。
桑田はなんとかそのボールを止めた。
そして、ボールを返す。
桑田「もう一球だ。里中。」
結局、里中はこの後、もう二球あのボールとやらを投げた。
しかし、全て、すっぽぬけた。
二球目、三球目は手の物凄く近くで落ち、投げた瞬間に見極められる。
里中「俺のスカイフォークはまだ未完成なんです。」
桑田「そうか、だろうと思っていたよ。智もまだ未完成と言ってたよ。一週間後の試合には間に合わないだろうが、今年の夏の大会までには必ず完成できるさ。安心しろ。」
里中「ど、どーも。」
桑田はスタスタ歩いていた。
山田「あの、桑田さん、ミット〜。」
桑田「あぁ、すまんすまん。ホレ。」

その頃、竜太郎、岩鬼の二人は、石木戸監督のノックで、守備練習の真っ最中であった。
石木戸「いくぞ、岩鬼。」
カン!ノックバットの音が響く。
岩鬼はすぐさま打球に反応する。
打球はショート三遊間のやや弱い当たり、岩鬼は突っ込んで、走りながらの一塁送球。
今度は竜太郎である。セカンドランナーを本塁で刺す練習である。
打球はレフト正面。岩鬼が飛びつくも、惜しくも届かなかった。
セカンドランナーは迷わず、三塁を回る。
竜太郎のレーザービーム!!!
セカンドランナー、林は本塁憤死。

明訓四天王ジュニアも桜井に劣らない能力を持っている。



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