とにかく逃げなければならなかった。
軍人の格好をした『奴ら』は、５人の中から私に目をつけ追ってきた。いや、全員追っているのだが、最初に目に入ったのが私というだけなのだろう。
白く建物の中を、逃げた。一階のエントランス―広い場所に出た所で、散り散りに逃げた。私は庭に続くのだろう、大きなガラス窓の方へ逃げた。しかしそこに出口は無く、背後には『奴ら』が迫っていた。仕方なく階段を駆け上げる。先程目が合った、黒髪の男が駆けて来る。捕まったらどうなるか分らなかったが、捕まってはいけないということだけは分っていた。
私は脱げかけた靴をその男に向かって飛ばし、踵を返して、一瞬の怯んだ隙を突き階段を駆け下りた。そして再びエントランスへ戻り―他の仲間が向かった、スラム街へと逃れた。
そちらへ逃げたのは黒髪の少女ラウラ。特徴的な黒いワンピース姿はすぐに見つけることが出来た。私は彼女にすがった。彼女はこのスラムでは顔が利くのだ。
『奴ら』は、ここまで追ってこなかった。まだあの建物の側で私を探しているのだろう。このスラム街は質素な割に入り組んでいて治安も良くない。時間稼ぎには最適な場所であった。
ほどなくして３０歳ほどの男がやって来た。褐色の肌に黒い髪は、この地方特有のものだ。同じ褐色の肌であるが、私の髪は老人のように白い。黄色人種のラウラはこの地に溶けているが、私は異邦人にしか見えないだろう。
男は私の名を尋ねてきた。この男は味方のようだが、本名を伏せておく事に越した事は無い。この旅―逃走劇―革命―が済むまでは。
「ユニ」
名前は、と問われて、咄嗟に出た名前。深い意味も由来も無い。２文字の名前が好きだというだけだ。その事と、私の本名を知るラウラは納得したような顔をしたが、しかしすぐに「その偽名は…ちょっと厄介ね」と囁―呟いた。その表情に理由を伺ったが、異邦人の私には分らない事情だろう、ということだけが伝わった。
男とラウラに連れられ、レジスタンスのメンバーに加わる。まずこの地を脱出しなければならない。ああ、それにはこの白い髪は目立つ。海の色の青い瞳も。どこかでフードを調達し、せめて髪だけでも隠さなければ。
案内された先は小料理屋だった。ここで軽く宴会をするらしい。どれにする？と、気さくなリーダーの男―ラウラと同じく黄色人種だ―がメニュー表を渡してきた。…正直あまり腹は空いていない。しかしこれからまともに食事を摂れる機会があるか分らない。気が進まないが、私はラーメンセットを指さした。
という夢を見たよじです(長ッ)。一部脚色しＳＳにしてみました(意味も無く)。追われている理由などは一切謎ですが、私はよく「追われる」夢を見ます。だいたい理由は不明です。まぁ今の所捕まった事はないですけど。
夢は想像の産物らしいので、色んな所が曖昧だったり矛盾したりするのですが、普段の自分では考えないようなストーリーが出来上がったりするので面白いです。現実ではありえない世界に、ＰＢＭやＲＰＧみたいに自分を動かしたりね。特に、(飛行機などに乗らず)飛ぶ夢なんかはいいですね！ あとで思い出して一番面白かったのは厚紙(ボール紙)に座って飛ぶ夢です(笑)。濡れると飛べなくなるんですよ！(笑)
そんでもってデラ日記。…ライオン、倒しました。二級になりました！ この前落ちた後、単品でやったらやっぱりクリアできなくて。練習しました。何回かやってクリアできるようになったので再挑戦したら、合格しました。次は一級ですが…曲名みたらやった事ない曲ばっか…(沈)。
ところで「ライオン好き」って、ストラソングっぽいなとか思っちゃいました。全体的なメロディは勿論、「野菜も食べなきゃ」とか「干物でこらしめろ 腹筋！背筋！腹筋！背筋！」とかの…なんていうか、カオスなところが。
