兄弟でなかよし。
[155]arshe
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2008年07月15日 (火) 13時43分
「ほらそこ。」 ぐい、と繋いでいた手を引いてイタチはサスケに注意を促した。 「段差がある、気を付けないと転ぶよ。」 まだイタチから見ると頼りない足取りの幼い弟は、ぷくりと頬を膨らませて呟く。 「わかってるよ。」 「そう?昨日はけつまづいてたじゃないか。」 揚げ足とりの、意地の悪い言い方だとはイタチも自覚していた。しかし、この弟は同じ年頃の子供と比べれば随分と達者に話す利発な子どもだが、どうもからかいたくなるし、からかう隙を与えるところがある。機嫌を損ねた弟はさらにむくれて、むう、と唸った。 「なんならだっこしてやろうか?」 笑いながら屈んでイタチが囁くと、サスケはむきになって言い返した。 「もうそんなに子どもじゃないもん!」 怒っては見せるものの、実のところ、すねているだけだ。いろいろと背伸びをしたい年頃で、イタチもそれはわかっている。けれど、イタチにとってはいくつになろうとサスケは小さな弟だ。つい世話を焼きたくなる。 サスケはすねたまま、謝るイタチに、許さない、と言い続けていたが、夕陽に写し出される影は手を繋いだままだった。
一ヶ月ぶりですね…
[156]arshe
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2008年07月15日 (火) 13時45分
なんかネタが降って来ないんです。 (一週間前までは。)
テスト前だからかな、今は書きたくてしょうがない。 それよりレポート書けよって感じですけど!
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