odai08
[105]jessica
[ Mail ] [ HOME ]
2005年12月28日 (水) 17時14分
401-410
きみと一緒に消えてしまえればよかったのに
笑ってくれた? 貴女は
この世界は今日も精一杯の輝きを降り注ぎながら微笑んでるわまるでねあんたみたい に
17時28分16秒 ご臨終です
この腕一本で戦い抜けると守りきれるのだと
でもね 見上げた空は遠く
何だかね今日は厄日みたいですよ
朝から雨降り貴方とはつまらない口喧嘩なんてしてしまうし
傷ついたように顔を背けたきみの横顔が忘れられなくて 忘れられなくて
せめてこんな死に様じゃあなくてもっと誇りあるあんたに似合いの逝き方ややるべきことなすべきことまだまだ数え切れないほどにあっただろうよ?
411-420
プカプカと水面で漂っているであろう赤い花の姿かたち
想わず少しだけ零れた 涙
その時わたしあんたみたいに見届けることなんて出来なくて哀しみのあまり狂ってしまうかもしれない でもそれってずるいよね
しめっぽいのは嫌いなんですよ
馬鹿じゃねぇかどうしてお前はいつも同じ過ちを繰り返そうとす る?
わたしはあなたが羨ましかったのでしょう
この季節になるとどうしようにもなくあんたが恋しくひとりでいることに耐えられなくなるわたしたちは
断片的なものを無理やりに繋ぎ合わせようとひとつにしようとして
粉薬のような真っ白な粒子
俺もよ知ってただろうけれどお前のこと嫌いだったよ
421-430
引力に逆らうようにして地上に足を踏みとどめる貴方もやがては重力に押し戻され其処で息絶えるのです
失望して欲しかった
ねぇ 君のお父さんは今頃何しているのかしらって今日も空を見上げて
血の気の通わない蒼白した顔色はそれこそ死人と見間違えるまでに同じ色で
抱いた覚悟が折れることなど なく
深く肉がえぐれた
ねぇ 元気ですか?
でもねそんなあんただからこそ好きになったんだなぁって想ったらどうしようにもない馬鹿でもいいかっ て
俺が死んでも誕生日には花を贈ってはくれないか
俺が死んでも彼女から届いた手紙を捨てないでくれないか
431-440
また御免とくちにして
正々堂々と斬って斬り付けられ血まみれになりながら共に語り合いましょう
今は見る影も失ってしまった草臥れた景色ではありますが
誰かの為に身を投げ戦うことの出来る貴方の魂誇りに想います ねぇ
正しいこと間違っていること
ひらひらと舞う蝶々のようなそんな生き方もあったのかも知れねぇなぁ
そうすればあんたは逝かないでくれたのかと
知らないだろうけれどよ俺の中では今でもあんたが鮮明に息づいていて少し高めの澄んだ声で名前を呼 ん で
きみが残した優しさとか
俺が全てを引き継いでその意思をまた他の誰かに繋いでゆくさぁ
441-450
嗚呼例えばあの頃に還れるのだとしたらお前らにありがとうと叫んでずっと一緒に生きて ゆきたかっ た
狂気が多分に孕んでいて
優しすぎるのだと
きみがことばをつまらせる
結局俺はあんたの何をみていたんだろうあんたの何を知っていたのだろう?
笑うことにどんな意味があったのか
あんたが愛していると云いました私も愛していると頷きました
置手紙ひとつさえ残さずに
貴方に愛されないことをしっています
私には貴方しかいないのです貴方と共に在ることの出来ない生き方を知らないのです
451-460
きみがいなければこの世界でどんなに呼吸を繰り返そうが心臓が動き続けようがそれは死んでいるのと何一つ変わらないのです
人間というものは随分と勝手や都合のいいように造られている生き物なのだろうね
どんな声色をしていて触れた肌はどんな匂いがしたのだろう手に馴染んだ筈の髪の感触でさえもう 分からない
同情なんかしてやんねぇよ
醜い傷跡
信じるものを誤ったならそこで命は尽きるものと想え
生涯忠義を誓い
悔いるしか出来ないだなんて
僕が守らなければきっと君は逝ってしまうって
御免 君を悪戯に苦しめる為に命を犠牲にしたんじゃないよその必要性があったからなんだってこと分かって酷いと責めないで
461-470
代弁者
それを恋だと定義する
両手では抱えきれないほどのたくさんの倖せをありがとうと零した 遺言
ひとり戦場で
愚かだと笑いますか
初めて逢った瞬間からずっとあの方をお慕いしているのです
力がなければ何も守れない
眠りの波
罵って
二度と開くことのない瞼
471-480
君を失って知った愛に殺されてしまいそうだ
愛の定義
どうしてこの人は血塗れになって数えるのも嫌気がさすほどに殺め続けようとも穢れのない真っ直ぐな瞳を忘れないのだろう
どうしてこの人は死を恐れないのだろうさも当然だと云わんばかりに受け入れるのだろう
これは誰の墓標なのですか
ビリジアンの瞳を歪めて
あの人は元気なのかな今日も笑っているのかなドジだから失敗していないか鼻歌歌ってるのかなそれなら私も 倖せ
気が向いたら空を見上げて好きなように例えば鼻歌交じりに音を奏でればいい
想いあがりもいいところだろうけれども苦しんでいたのに救えなくて御免ね
涙がでるくらいに優しい夕焼けを
481-490
お日様も沈んで雨も振っていないのに慌てて傘をさしたのだって泣き顔をみられるのだけは嫌だったから
貴方の元に私と同じ名前をした春が訪れると いい
貴方の零したその色は
お別れですお別れなのですどうか愛する者に最期のキス を
僕は幸福者だね君と出逢えて君を好きになって一体どれほど倖せを貰ったのか分からないよ
可愛くて可愛すぎて今すぐにでも喰べてしまいたいですねぇ
俺が消えても此処が君にとって優しい世界であってほしいよ
言葉が見えたらいいのに
あの場所は私には清らかで眩しすぎて少し 怖い
それでも願わずにはいられない祈らずにはいられない
491-499
貴方は美しいそれに比べ私はなんて 汚い
ぼくはきみをひかりを救えないまでに 乞う
あの人の手に触れたとき
幸福のあまり死んでしまいたかった
あの人が微笑むとき隣にはいつだって君がいて
泣いてしまいそうだった
嗚呼僕は その運命を否定したっかのかもしれない
きみの涙を奪った罪
私が死んでも貴方は生きてください約束すると誓ってください
500 しつこいくらいに想われていることは重荷でしかないかも しれないね例えばその重さに耐え切れずいつか プツンと糸が切れてしまうように 優しいきみだからそれでもその切れた糸を繕うとして 縛れちゃうんだろうけれど でもねぼくがもしきみの立場ならそこまで 想ってくれること嬉しい倖せだよ きっと
|
|