お前の光は、今、何処にある。
[109]jessica
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2005年12月30日 (金) 20時42分
一目会ったその瞬間に恋に堕ちた。
「言ったろ…?」 風のように現れて、敵の攻撃をはじき返した。 「ピンチの時は…必ず、ってね」 にこり、と笑って振り返ったその人にさやは見覚えがあった。 忘れようと思っても、忘れようもない人…太陽のような人と、里の者は全員言うくらいの人なのだから。 そして、さやたち三兄弟の父親なのだ。まぎれもなく。
「よかった、ひいてくれて…ぼくひとりだっただら、逃げるだけで簡単なんだけどね…」 「お父様…どうして……」 「あ、ひさしぶり。えーっと、何年ぶりだっけ?大きくなったような…あんまり変わってないような……ビミョウ?」 「5年ぶりです。ぼくらも15歳になりました」 「そうだね、ぼく23だもんね…大きくなった」
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