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徒然日記

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[110]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2006年02月23日 (木) 03時58分
攘夷派に捧げる10のお題

01 まるで夢を見続けていたような、
02 初めて、ヒトを殺めた日
03 あの人を奪ったこの世界を
04 涙が枯れ果てたら、何が出る
05 オマエ、本当はどうしたいんだ
06 全てが始まったのは、あの日
07 血まみれの手で、未来は作れるものなのか
08 この身に変えてもあの人の志だけは
09 この先もずっと、喪失感を引き摺るのだと思う
10 なあオマエは最後に何を見た?


1-10

この先 泣けなかったことを生涯責め続けてゆくんだろうと呆然と想ったのだ

笑わないでほしい 貴方なしには生きてゆくことさえもままならない私を

例え何がおきようともこの身一つで貴方を守ると誓った妄想とも呼べる絶対的な 信念

あまりにも自分が無力だと知っているからこそ力を求めるのだ

貴方に出逢えなかったら僕は一体今どんな生き方を求めていたのでしょうか

その先の運命を切り開くのは他の誰でもない 俺自身だ

貴方はあの頃と何一つ変わらぬままの懐かしい姿で其処にいた

なんだかんだ言っても一番安心する場所はあんたの背中なのかも知れない

不可能を可能にしてやろうじゃないか

けれどもこの暖かさは過去でも妄想でもなんでもなく 現実だ


11-20

綺麗な面が血まみれで見開いた瞳孔に俺は二度と映りはしねぇんだな

お前はいつだって優しくて優しすぎてだからそれが仇になると分かっていながらも情けを掛け続けた結果がこれか?

何が誓いだ 言葉だけで覚悟すら出来ねぇくせして

ちんけな誓いで生き様を縛り付けたのはそんなあんたを■なせたくなかった大義名分だったんだ

見失うなよ 己が存在すべき理由をだ

私は「修羅」になりそこねた失敗作でした

力を誇示するだけの時代は此処で終わりを迎える

これから求められるのは俺じゃねぇ 何かを創り上げることの出来るおめぇのような人間だ

人をそんなに簡単に信頼などしてもよいのですか 

お前に触れて暖かいと感じる体温を持っているということは俺はまだ生きているということなんだな


21-30

これが本当の意味での別れなのだということも

儚いが故に美しいが故に尊く気高いが 故に

他には何もいらないと叫び続けていた

いつかお前を傷つけてしまう日が訪れてしまうかもしれない

瞳を閉じ耳を塞ぎそれでも溢れ出る音を塞ぎきる術を知らなくて

俺はその日生まれて初めて奇跡を 信じた

血で血を洗う行為に意味なんてはじめからありなどしなかったんだよ

小さな嘘

もっとも大切なものを見失っていたのだ

そうやって■ずに無駄に刻を紡いでゆくのか


31-40

今にもすり抜けてしまいそうな程にか細いこの手を離さないで

短き生涯

けれどもそれがこんな形として還ってくるだ なんて

お前が俺に助けを求めていないと知っていたけれどそれでも俺はお前の力になりたいと想ってた

世界中の叫び声を一点に集めたかのようなそんな音のない訴え

その瞳を見れば自ずと答えは見えてくるものなんだよ

安らかな■顔をこれ以上見せないで

それが僕に対しての精一杯の優しさだったのだと遠く離れた今になってから貴方の考えていることが手に取るように分かってしまうだなんて

貴方の為なら今ここで全てを捨てても構わない

その先にある終焉が訪れることも 知らずに


41-50

俺達の別れの日を覚えていますか?

臆病者の嘘吐き

貴方のその横顔は祈りにも似た 優しさで

もう この手でお前の涙を拭ってやることさえできやしねぇ

それは真実であり戯言

あの人であった小さな骨の欠片はカランと軽い音を立てて 割れ

そう言って私の手に触れたのが最期の

終わりの合図

どうして願いは尽きることを知らないのだろう

■と再生へのカウントダウンは世界の終末を 告げ


51-60

君の小さな 手

お前のいう「さよなら」と僕の考えていた「さよなら」の意味

それでもそれが貴方と俺とを結ぶ絆なのだと いつからか

心残りがあるのだとしたらそれは多分お前に出逢ってしまったこと

だって 嘘でしょう?

そんな顔されちゃ■んでも■にきれねぇよ

針のように刺す言葉の雨

それはお前の口癖で

願うように祈った 命日

ねぇ 君そんな風に笑わないで欲しかった


61-70

このまま永遠に夜が明けないでいて欲しかった

枯れたりなんかしないよ

あいつは何も言わずにただ訪れる■を待っているのでしょう

それは絶望を意味する言葉に変わり

教えねぇよ教えてやるもんか一生考えろ一生忘れさせねぇ答えを胸にしまったまま俺はあの世に逝くのさ

鏡を見てみろ

さぁなと皮肉げに笑って覚悟を決めろと云わんばかりに静かに瞳を閉じる

ひっそりとだけれども誇りを持って咲き続ける花なのよ

酷く喉が 渇いた

貴方の大切なものを守りきれなかった俺を裁いてください


71-80

耳を切り裂くような銃声は世界の終わりを知らせるにこれほど都合のよいものなんてないだろう

せめてお前の手で潔く逝かせてくれ よ

頼むよだから 泣くな

覚悟の重さを試してみたかったのか

なぁ 耳が腐るほど云われ続けてきたんだから知らないはずはねぇだろうよ

ただひたすらに明日が来なければいいと 願った

その白く滑らかな肌には禍々しいまでの傷跡が残るのだろう

己が下した結論を覆すことなど最早不可能で朝日を拝めばもう後戻りなんて出来ないことを誰よりも熟知していたから

きっと口が裂けても云わないのでしょう

それはそれは憎らしいまでに澄んだ笑みを 浮かべて





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