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徒然日記

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快新。(最初はジェ新ネタだった)
[42]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年03月01日 (月) 04時55分
『新一は私と居ても、ホームズとか事件のことしか話さないね』
 と、蘭に言われた。



[Tell me yourself]



 家に帰っても、ずっとずっとその言葉が頭の中を回り続けるばかりで。ついつい、深く溜息を吐いてしまう。
 違う。そうじゃない。ただ、何を話して良いか、わからないだけなんだ。って、言えたら楽だったなと思いながら。
 自分の部屋に入って、無造作に上着とタイを抜き取るとすぐ、プツリと操り人形の糸が切れたようにベットへと倒れ込んだ。
 白いシーツに顔を埋めて。考える事はやっぱり蘭の言葉で。それに対する言い訳で。
 そう、言い訳でしか無くて。
 情けなくて。こんなにも自分が弱いとは思って無くて。
 悲しかった。

 いつの間にか、寝ていたみたいだった。
 ベランダから差し込む光が、太陽のそれではなく、月のそれへと変わっていたからだ。
 寝返りを打って、はぁと深く息を吐いた。

 ふと、カタリと音がした。ベランダの、窓が開く音。
 不審に思って咄嗟に身体を起こした。
 そこには、白い白い怪盗がいた。
 きっと睨んで言い放つ。
「……何しに来た…」
 怪盗が、探偵の家に。
 白い怪盗は、くすりと苦笑して言った。
「相変わらず、釣れない人ですね」
 会いたかったからでは、いけませんか?と。気障な口調でそう言った。
「………帰れよ」
 いつもなら。そう、いつもなら。ここで憎まれ口の一つや二つ。皮肉を言うことができるのに。
 今日は、その気力さえなくて。
 そう言うだけで、精一杯で。
 それ以上喋れば、全然違う事…そう、弱音を吐いてしまいそうだったから。
 ただ俯いて、そう言った。

「帰れません」
 だけど、きっぱりとその怪盗は否定した。
 俺は驚いてつい、キッドを見遣った。
 キッドはいつの間にか、随分と俺の近くに来ていた。
「帰るなんて、できません…」
 泣いている貴方を放っておくなど…
 そう言われて、俺は自分が泣いている事にやっと気付いた。
 慌てて、涙を拭う。
 しかし、それは無駄だった。
 拭っても。拭っても。また新しくそれが零れてくるからだ。止めようと思っても、止められなかった。
 ふと、キッドの動く気配を感じた。
 呆れられたか、と思って顔を上げようとした。
 でも、そこには何もなくて。
 ただ、白が広がっていた。
「泣くなよ…」
 耳元で声がして、やっと。そう、やっと。自分が抱きしめられている事に気付いた。
 それほど体格差の無い相手なのだから、押し返そうと思えばすぐにできる。
 しかし、できなかった。それに、する気もなかった。
 妙に、安心できたからだ。

「何が、あったわけ?」
 キッドの声が優しく問いかけた。
 俺は、少し戸惑ったが、ゆっくりと口を開いた。
「らん、が…おれ、ほかのことばっか……はなすって……おれ、そんなつもり…ぜんぜんなく、て……」
 子供のように、泣きじゃくりながら言うと、キッドがさらに優しく抱きしめてくれた。
 右手で、落ち着かせるように俺の頭を撫でる。
 そうされたことにより、俺は縋るように、ぎゅっとキッドにしがみついた。
 涙が、またぼろぼろとこぼれ落ちた。

「じぶんの好きなこと、話してろよ」
 優しい声が、俺の耳を擽る。
 それが妙に心地よかった。
「無理する必要なんかないし、」
 その言葉が、嬉しかった。
 例え、俺に同情しての言葉だったとしても。
 偽りだったとしても。
「その方が、俺も嬉しいしね」
 きっとこれは夢だから。
 俺の都合の良い夢だから。

 本当のあいつが、俺にこんな優しい言葉をかけるはずないから。

 その言葉が嬉しかったのは、ふりほどこうとしなかったのは。
 俺が、あいつを好きだからだと。
 やっと気付いた。


「…ん……」
 窓から差し込む太陽の光が眩しくて。
 必然的に、夢の世界から呼び戻された。
 何故か横に人の気配がして、ふと瞼を上げると…
 そこには、キッドがいた。
(俺、まだ夢見てるのか……)
 そう思って、どうせ夢ならひっついてしまえと擦り寄る。
 と、困ったような声が頭上から聞こえてきた。
「あんまり煽らないでくせませんか?」
 はた、と目を開いてキッドの顔を見上げると、にっこりと笑って、そいつは言った。
「おはようございます、新一」

 夢、じゃ…なかったわけだ………



 その後、俺は赤くなったりとか青くなったりとか同時にしてしまうという奇行を成し遂げ、自分の部屋から逃げるように洗面所に向かった。
(夢?夢???)
 と繰り返しながらあれは幻に違いないと決めつけ、自分で納得し、心を落ち着かせて、喉が渇いたのでキッチンに入ると、そこには、白い上着を脱いで、青いシャツを来て、赤いタイを少々緩めたそれが居て。
 心の中で、夢なんだ〜〜〜〜〜〜〜!!と叫び続けた。




 
 数日後、そいつは俺の家に住み込む結果となった。
 ………別に、嫌ってわけじゃないけど、嫌。
 なんか、意識しちまって、落ち着かないから……


あとがき
[43]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年03月01日 (月) 05時01分
ラブラブなK新エンディングにしてみました。
キッドにメロメロな新一って良いと思う。
いまいち、不燃焼。
F.E.D.officeさんの「実力行使」みたいになるといいんだけどなァ…あれ、大好きなの!キッドかっこいいし、新一は可愛いしv
惚れるぜ……
ジェ新ジェではこんなにはなりません。
この二人は兄弟って感じなのです。





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