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徒然日記

何か記念に書いてください!

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必然的運命遭遇率〜友愛と恋愛感情の違いについて
[79]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年12月17日 (金) 14時07分
キャラ設定
1.身長 2.体重 3.所属学校 4.ポジションと打順 5.学年組番号 6.得意科目 7.好きなモノ 8.家族構成 9.備考

★工藤新一
1.160センチ
2.45キロ
3.四校同盟立志(帝丹)高校
4.ピッチャー(背番号16:レフト) 決め球;ドロップボール MAX140キロ 持ち玉:カーブ・ストレート・ドロップ
  6番
5.帝丹分立理数科2年B組15番
6.数学・物理・現国
7.ホームズ・本・コーヒー・サッカー
8.父(推理小説家)、母(元女優)がL.A.に在住
9.サッカーの腕(?)は超高校級と言われている。ソフト経験者でウインドミル投法もする。レーズンが嫌い。音痴。稲尾と三橋とは幼馴染み。恋愛関係には激ニブ。

☆黒羽快斗
1.178センチ
2.58キロ
3.四校同盟立志(江古田)高校
4.ピッチャー(背番号10:ライト) 決め球:マックスとミニマムの速度差・サイドスロー MAX150キロ(サイドスロー時の体感速度155キロ) MINI70キロ 持ち玉:カーブ・シュート・スライダー・ストレート
  1番
5.江古田分立国際教養科2年B組15番
6.特になし
7.マジック・甘い物
8.母
9.IQ400(つまり測定不能)。工藤が好き(工藤は冗談だと思っている)。筋金入りの魚嫌い。スケートが苦手(スキーはOK!)。始業式で工藤に一目惚れ。タラシ。

★稲尾一久
1.177センチ
2.59キロ
3.四校同盟立志(大金)高校
4.ピッチャー(背番号1:センター) 決め球:ストレート MAX158キロ 持ち玉:ストレート・カーブ・スライダー
 3番
5.大金分立特進科3年A組3番
6.数学・古典
7.野球一筋
8.父・母・姉
9.稲尾財閥の跡取り。今年度春選抜優勝・昨年度高校野球選手権大会準優勝。以外に恋愛関係にはうとい。

☆長島茂雄
1.173センチ
2.58キロ
3.四校同盟立志(港南)高校
4.サード(背番号3) スラッガー
  4番
5.港南分立普通科文理コース3年B組26番
6.生物・世界史
7.野球
8.父・母・妹
9.ファールでさえも場外またはベースを引き裂いたり吹っ飛ばしたりする打球になるほどのスラッガー。今年度春選抜大会準優勝・昨年度高校野球選手権大会優勝。稲尾が好き?






[80]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年12月18日 (土) 18時03分
以上がin大きく振りかぶってのキャラ設定。

アベミハ、快新、長稲長中心に幼馴染み(カノミハ、叶&新一、稲&新、ミハ&新など)とか西浦では花井v田島とか?阿部くん受けとかオダカノとか泉くんとか水谷くんとかもやっていきたい。あと、ついでに誤解しないでほしいこと。

 大振りの本命は、田島くんですからっ!!!残念!!!
 プレイボールからボール判定、斬りっ!!

すみません、波田陽区大好きです。あと好きなのはカンニング…

でもでも、最近は榛名に浮気気味〜ハルミハ〜〜←え。

大振りはほとんどミハ受け…何故だ………?




titles
[77]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年08月15日 (日) 23時25分
あついせなか
はなさないで
そらはおちてゆく
abisso (深海、底知れない深み、はかり知れない量)
forte (力強く、激しく、非常に、たくさん、早く、大声で)
affezionare (愛情を抱かせる、好きにならせる)
celeste(空の、天の、空色の、青い、天国の)
足りない気がして
そっと触れる
あたたかで、やわらかな
連れ去ってくれればいいのに
どこにもいかないで
掠める
抱きしめたい
失われし刻印
血塗れの剣
後戻り出来ない
The horizon (地平線)
初日
4日間
6×24時間
「明日って何かあるの?」
「やばい遅れる」
「So what?」(だから何)
「へぇー ふーん」
「げえーーーー〜〜〜まじかよ」
「会うまでが遠いんだよね」
「うんうんうんうん、そうそうそう」
「あの子 可愛いくね?」
「混んでるかなあ」
「数学はニガテ」
「ホントは、嬉しいんだけど」
「嫌だよそんなの」
「落ち着いて!」
さよならの時間
隔たれた道
あたたかい孤独
わたしが消えてしまうまで
戻らない記憶
何も残らない
もうこれでおしまい、おしまい
星からの導き
消えない烙印
住む世界が違う
選ばれた羊飼い
想いを解き放つ
誰も知らない
理由なんて分からない
南に住む魔女
縛られたままの心
一緒には生きられない
失意の皇子
もっとはやくであいたかった
王家の家法
深く深く沈んでいく
音のない世界
やわらかい雨
光一筋
ささやく声
途切れないコード
気分も晴れやかじゃない内に起き上がる
先週買ったばかりの服
本当はこっそり思っていること
嬉しいけどはずかしい
何も問題などないと思っていた
Hello, again.
あの子の名前が思い出せない
知らない男の子
すれ違ったかわいい女の子
踵を返して家に帰る
何故か気になる
何もしたくない、何もしていない
自然と笑顔になってしまう
どう思ってるのか気になる
口には出せない
今、まさに考えていること
あなたは今、世界征服の目標を達成しました。感想は?
「あれ、身長、意外とアレなんですね」
「えっ、結構…自信家ですね」
そんな冷たいこと言わないで最後までお付き合い下さいよ
赤い花をあげよう
我儘アリス
砕けたガラス
永遠鬼ごっこ
裏切りの鎮魂曲
もしも今日限りの命なら
喧嘩の後に
嘘吐き野郎
馬鹿だからさ
流星がキラリ
青い青い空の下
浮世の夢
嘘吐きジャンキー
背徳クライム
眠りに落ちたのは
夢を忘れたのは
泣いてたのは
約束したのは
叫んでいたのは
耳を塞いだのは
見ない振りしたのは
此処で始まったのは
目覚めた時は
酷く軋む頭を
遠く鳴り響く雷に
不意をつかれた瞬間
せめて最後まで
傷付いた翼で
雪の降る窓辺で
真夜中の電話
叫んでもいいですか
揺らぐ想いと
負けない
忘れないでください
夢にまで見た
「一生言ってな」
「一回死んどけ」
「夜這いしてやる」
「私にどうしろと?」
「どうしてほしい?」
「ほぉー・・・そんなこと(言って or やって)いいのかよ?」
「そんなの痛くも痒くもねー。」
「お前は俺のモンだ。」
「仕方ねぇから食ってやる。」
愛してる。だから別れよう
一途だけど浮気性
傍に居たいのに離れてく
大嫌いだけど愛してる
機械仕掛けの人間
鏡の中の僕の未来
狂い咲く桜
誰も居ないこの世界
どこにも繋がらない階段
深紅に濡れた漆黒の髪
氷の中で眠る子供
灰色に染まる空
廃墟の中で笑う僕
笑顔の裏の涙
血脈が継ぐもの
眠れぬ夜を数えて
銀翼の使者
初めて繋いだ手
衝撃のスクープ
因果は巡る子車
一番星をみつけて
求めよ、さらば与えられん。
おひさまのにおい
12分の空白
自分を取り戻せ
美しさが罪
明日は元気になるから
とても儚く微笑うひと
メイフェアの花冠(かかん)
意味ないんじゃない?
過去があるから未来がある
何があっても変わらない
同じ穴の狢(ムジナ)
大人になるって?
晴れ時々悪魔
本気になったが最後
空の色は目の醒める赤
砂漠の流す涙は甘い夢
明け方に見る夢は真実を語る
心に咲くたった一輪の花
朝一番にききたい声



びみょー
[76]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年08月14日 (土) 16時09分

そして、XXをしらない
そうやって、XXになる
そうして、XXを知る
よって、XXにすがる
だから、XXと言って
ようやく、XXをする
そうやって、XXになる
でも、XXじゃない
どうしても、XXできない
身長差
変化球
負けてたまるか
たった一度の夏
2アウト
敵わない何て死んでも言えない
10p(二人の身長差の意でも他でも)
ピッチャーマウンド






長島×稲尾×長島(もしくは、稲尾←長島?)
コンセプトとしてはサラサラとした関係。そしてリバーシブルを目指す。二人は健全な高校生。フツーに女の子の方がスキ。(これは私の好きなカップリング全てに対応する)何よりも野球がスキな二人。



キャラ設定

★稲尾一久 大金高校エースで、稲尾財閥の御曹司。野球が好きで幼い頃からやっていた。筋金入りの野球馬鹿。プライドが高く、頑固で自分の意見は誰にも譲らない。クールでいつも人を見下した態度でいるかと思えば、実はただの人見知り(笑)信用した人にはよく笑いかけるししゃべりかける。主に家族や他のナインなど。長島には何故か懐いている。(といっても、嫌な懐き方)一度スキになったものは嫌いにならないというような一途さももつ。引き際は良い。よく言えば諦めが良い。自分の中で割り切れたことは気にしない性質(たち)。美人系です。気持ち攻めよりの受け(どんなや)う〜ん、リバに変更?

★長島茂雄 港南高校の四番でサード。とんでもない強打者で甲子園のアイドル(笑)。お人好しで気が弱いかと思いきや、稲尾と同じで、ここぞと言うときには(稲尾はいつもだが)、自分の意見を曲げないやってくれるヤツ。野球が好きでやり始めたのは高校から。稲尾のことは苦手だが、3年くらいになると慣れてきた(なんじゃそら)。稲尾に関係ないなどと邪険にされると何故か気に入らない。可愛い系。受けよりのリバキャラ。豊ちゃんと良い感じ?になってきたと思われた。(え、過去形?!)





【そして、XX(スキ)をしらない】2年夏決勝前
 ふたりがまだ対決する前。お互いにそう言う風には意識していない。


【そうして、XX(スキ)を知る】2年夏決勝後
 対決した後、たぶん稲尾視点。野球が純粋にすきだということを思いだし、長島に感謝するも次は勝つと宣戦布告。


【そうやって、XX(スキ)になる】3年春の選抜後
 豊ちゃんとつきあいつつも、春の選抜で稲尾に負けてからずっと稲尾に勝つ事を考えている長島。


【でも、XX(スキ)じゃない】3年夏決勝戦後
 ふたりとも、「こいつは俺が倒す」という非常に独占欲に近いものを持っている。決勝戦後、2・3日経ってからやってきた甲子園で偶然遭遇する二人。そこで稲尾がプロに行かないことを知る長島。そして喝を入れる。稲尾、再び父親と話し合うことを決意。


【だから、XX(スキ)と言って】3年1月上旬(たぶん、一日くらいじゃないかと…)
 


【どうしても、XX(キス)できない】3年1月下旬から2月上旬



【よって、XX(キス)にすがる】3年2月中旬



【ようやく、XX(キス)をする】3年卒業時期




【運命的偶然遭遇率〜10p(二人の身長差の意でも他でも)】
[75]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年08月14日 (土) 13時32分
「「あ…」」

 本当に偶然なんて、よくあるものだと二人は思った。



【運命的偶然遭遇率〜10p(二人の身長差の意でも他でも)】



 季節は夏を終え、すでに冬に入っている。というか、冬休みである。真冬だ。もう幾日も、真冬日が続くという異常気象が起きていた。
 雪もちらつく、年を越え、信念のお参りに友達と行って別れて帰るその道で、夏の甲子園決勝戦後のずいぶん経った時間と同じく、偶然の遭遇が起こった。

 しかしおかしい。
 長島は思った。
 稲尾は確か、大阪代表だったはずだ。そして自分は東都代表で、ここは東都である。信念のお参りといっても、このへんにそんな霊元のある神社など無い。では何故、稲尾はここにいるのか。

 その疑問をこめた視線で稲尾を見てみると、何か考えるようにじっと自分の方を見ている。何だろうと思って、稲尾が喋り出すのを待ってみることにした。

「………俺背ぇ低なったんか?」

 びきり、と長島は自分の何かが音を立てるのを聞いた。素直に背が伸びたのかなどと聞けばいいのにもかかわらず、稲尾は自分の背が縮んだのかもしれないと皮肉を言っているのだ。

 もしかして俺、からからのに良いオモチャにされてないか?

 長島は全開も密かに心の奥底で思っていたが、あえて思ってないことにした言葉をひとりごちた。

「なんや、シカトか?面白(おもろ)ないわぁ」

 稲尾は口ではそう言っているが、言葉通りに面白くないという顔はしていない。少々の含み笑いを持った表情だった。
 その表情が何故か憎めなくて、長島ははぁと大きくため息を吐いた。

 稲尾は、在る意味、長島に懐いているのかもしれない。何しろ、チームメイトや家族、親しい者以外には、こんなに話しかけたりしないのだ。愛想よくしたりもしない。
 良い意味で、稲尾は大分丸くなっていた。

「ところでさ、なんで東都にいるわけ?」

 長島がずっと思っていた疑問を口にする。それにけろりと稲尾が答える。

「おまえに会いに来てん」

 は?と、一瞬長島は稲尾が何を言っているのか分からなかった。その言葉を理解して、ばっと慌てた顔をして稲尾の顔を見ると、にやにやと笑っている。

 もしかして、また遊ばれてる?

 長島は騙されやすい自分のお人好しな性格をすこし恨んだが、直しようもないので仕方がないとあきらめた。

「自分、ホンマ素直やな〜悪ぅ言うと単純過ぎんで」

 くつくつと喉の奥で笑いながら、稲尾が長島の顔を覗き込むように首を傾けた。
 長島は恨みがましいような目でそれを見返した。すると稲尾がにっと笑って肩を疎めて見せる。

「で?本当は何しに来たんだよ?」

 長島はもう一度言った。それに、今度は素直に稲尾が答える。

「こっちの大学受けろ言われてな。それの下見」

 この寒いのに勘弁して欲しいわ、と稲尾はこれ見よがしに溜息を吐いた。

「大学の見学?って、今は開いてないんじゃねーの?」

 長島の不審そうな糾弾する台詞に稲尾がくすりと笑う。

「やっぱわかるか、実は家出やねん。親父が煩(うるそ)ぉて敵わんからな」

「家出って…なんでわざわざここまで?!」

「近畿以西やったらどこ居るかバレるさかいな。そんなら、東都や〜思て」

 くすくすと何がおかしいのか笑い続けながら稲尾が言った。長島は、何故か、稲尾が自分に懐いているにしても、この様子はふだんと違いすぎると直感した。

「……あのさ、もしかして、酒、呑んでる?」

「呑んどるよ、フツーやろ?正月やで?無礼講やねんからトーゼンやん」

 今度はけらけらと笑いながら、得意げに言う。
 間違いない、これは酔ってハイになっている。長島はそう確信した。

 っていうか、意外だ。稲尾は一見、アルコールに強そうに見えるのに…人は見かけには寄らないものだと、長島は思った。


 ふと、こんなことを考えている場合ではないと長島は気付いた。未だに自分の目の前でハイになっている稲尾を見て、仕方がないと近くの公園のベンチに座らせる。
 そうして、そこで少し待っていろと稲尾に言って、自分は自動販売機へと向かった。


 そういえば。
 酔いを覚ますなら冷たいものの方がいいのだろうが、この真冬の夜中の寒い時にそれはどうだろうかと思った。
 しかし、暖かいもので酔いが覚めるのだろうか。
 いまいちよくわからなかった長島は結果的に両方を買う事になってしまった。


 ごく一般的なアイスティーと、ホットコーヒーを持って先程稲尾を座らせたベンチまで戻る。
 ベンチまで戻ると、稲尾が前屈みになって顔を覆っていた。

「大丈夫か?」

 長島がそうしゃべりかけると、稲尾が下を向いたまま答える。

「あ〜あかん、あんないちびるんやなかったわ……頭痛(いと)ぉてしゃーない………」

「い、いちび…??」

 あまり関西弁がわからない長島は、稲尾の言ったことで疑問を持った言葉を反復してみる。
 それに、稲尾が顔の右半分を抑えた右手の合間から長島をみて答える。

「調子に乗るぅゆう意味」

 本当に頭が痛いのか、先程よりもずいぶんと言葉少なめだった。
 その様子を見て、長島は自分が持っていたものの存在を思い出す。

「冷たいのと暖かいの、どっちがいい?」

 稲尾の目の前に片手に一缶ずつ、稲尾に見えるように持って聞いた。

「悪い、暖かい方もろてええか?」

 痛(つ)ぅ〜、と唸りながら長島が左手に持っていたコーヒーを受け取る。
 しかし稲尾は、缶の封を開けずに、そのまま暖をとるように両手で持っている。
 長島は稲尾の横に腰掛けて、早々に封を開けて一口飲んで、やっぱりミルクティーよりもレモンティーの方が好きだな、と思っていた。


 やがて、一向に開けようとしない稲尾に気づき、様子を伺うように見遣る。

「………稲尾?」

 先程までのハイな様子とは違い、今度は一転して暗い雰囲気で、稲尾は少々前屈みになって、両手で暖をとっているようにしたままだった。
 もしかして、ハイの次は泣き上戸か?などと失礼なことを思いながら、長島は返事を待つ。

「……稲尾………?」

 いつまで経っても答えない稲尾に焦れた長島は再三稲尾の名前を呼ぶ。
 それに、稲尾が深呼吸をするように溜息を吐いた。







続き
[78]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年08月15日 (日) 23時44分
「…予想通りやった、それだけや」

 え?と長島は一瞬呆然とした。話が飛躍しすぎていて、何のことかわからない。

「……せやからっ、もう一回(もっかい)言いに来た」

 再び、長島が眉を顰めた。何が言いたいのか、わからない。

「俺は……プロには行かん。せやかて、おまえは誰にも負けんなや」

 全く察しの付いていない長島に稲尾が言う。そこで、長島はやっとその意味がわかった。
 自分は、もうすでにプロへの入団を決めている。
 しかし、最大の好敵手はいない。
 そういうことだを言っているんだと理解した。

 そんな、まさか。
 長島の中で、期待を裏切られた絶望が交錯する。
 また野球をしようと、あの夏に約束したくせに、相手は来ないと言っている。

 長島は、一層険しく眉を顰めて、それを隠すように、缶に口をつけた。

 そんな、勝手なことを言うなと、怒鳴りつけたかった。
 自分にだけ、約束を守らせようとする相手が腹立たしかった。

 長島の性格は、穏やかな方だった。一見お人好しだが、頑固なところもある。
 それでも、滅多なことがなければ、それを乱すことはない。

 そういう意味で、稲尾は多少なりとも長島に影響を及ぼす存在になっていた。







【9回裏】
[74]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年08月14日 (土) 12時16分
『四番…サード…長島くん!!!』
 球場に、宿敵を呼ぶアナウンスが響いた。耳をつんざくような歓声が球場を満たしている。

――打たしゃせん…
 腕折ってでも、ここでこいつを抑えたる…!!
 俯いたまま、顔を上げられなかったキャッチャーを、他のナインを見てそう思った。去年ならきっと、そんなこと思いもしなかっただろう。
 けれど今は。
 チームのために、ナインのために。
 絶対ここで負けるわけにはいかない。
 そして。
 何よりも、あいつに負けるわけにはいかない。
 去年の夏に次は沢村栄治ではなく、稲尾一久として。ベーブ・ルースではなく、長島茂雄を倒すと誓ったのだから。
 それを果たすのは、先の春の選抜ではない。
――今、や。
 この夏の甲子園でなければ、意味がないのだ。


 たった一度きりの、夏の甲子園のことだった。



titles
[73]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年08月14日 (土) 11時40分
かごめかごめ
てつなぎおに
はないちもんめ
夢なら
拒絶する体
発情期
アイを叫ぶ
夢との決別
唇を噛まれる
していい?
さようならを言わせて
背中合わせな恋
震えるまつげ
鳥が消えた日
空を見上げ
塩っ辛くて甘い
偽者の恋
力なく抱く
掠れた声で宙に喘ぐ
そして、XXをしらない
そうやって、XXになる
そうして、XXを知る
よって、XXにすがる
だから、XXと言って
ようやく、XXをする
そうやって、XXになる
でも、XXじゃない
どうしても、XXできない
落下する月
くちなしの花
恋シテタ
終わらないコール音
the old love letter
Can't stop
刹那に一瞬に
可愛い君へ
拉致してまで欲しかったもの
逃げ足ばかり速くなる今日この頃
愛とか恋とか
無言は卑怯と言われたあの日
壊されたくなかったただそれだけ
手軽な恋を掲げ
大人なふりして
ドイツ人はレースがお好き
最初で最後の本気
最初で最後の激情
最初で最後の笑顔
最初で最後の謝罪
最初で最後の孤独
いっそ殺して
骨まで喰らえ
深海の声
滲む空
月が笑う
零度の砂漠
朱に染まる大地
噎せ返る程の緑
空色の海
そばにいる理由
剣を取る理由
戦いの果て
目を逸らした
造られた命
すぐれたる操り人
時を越えた友情
親愛のキス
7日間のパートナー
幼なじみ
身長差
爪あと
はんたい言葉
変化球
もう1人の自分
似たもの同士
宛名の無い手紙
手を伸ばせば
枯れてしまった花
こなごなの硝子
貴方の言葉が殺した
昏きに溺れる
歪んだ童話
抉れた果肉
波紋、ゆらゆら
鱗粉の剥げた羽
罪を知らず、穢れを纏わず
孕んで育てた
絶対零度の微笑み
存在希薄症候群
それが聞きたくて
隣の特等席
眩暈がするほど愛してる
声が枯れるまで
俺だけを見ろ
爪を立てて
それはまるで食欲に似た
鎖と檻と、そして君。
キスが足りない
ぶかぶかのシャツ
コミュニケーション過剰
ぎゅうってして。
出会ってしまった
望んじゃいけない
一瞬の逢瀬
裏切りなんてたやすい
奥歯を噛んで
辛くなんかない
溜め息で殺した
廊下でばったり
独り占めしたいの
私じゃ役不足?
こんなにいっぱい好きなのに
泣いてなんかないよ
寂しいよ、あなたがいないから
手紙や電話じゃ嫌
肌で触れたい
少しでいいから
あなたと私を包む
振りほどいた手
暖かく包む手
いらない優しさ
いつもそこにあった
2人だけの印
傍にいたかったのに
消えた光
ブルースカイ・ブルー
未来の破片
夕暮れの紅
君といた未来のために
空から降る一億の星
天国のkiss
この世で一番の奇跡
きっと飛べると信じてた
十二番目の天使
海のはてまで連れてって
ボーイズドリーム
きみの知らないところで世界は動く
空のレンズ
BLUE MOON BLUE
むこうの意思
ついでの行動
明後日の方向
共通の理由
君の唯一
イラつくから暴れる
ヒトの本能
「離さないって言っただろ?」
「さい…っあく」
「行こうか?」
美しいと言える夕暮れは何を語る
屍の山を乗り越えたその先にあるもの
ひとりぼっちのたのしさ
生をかけたゲームに狂喜する
暗い部屋で君は笑って泣いて
上洛不可能なものを落とすことに意味を成す
土手で一緒に空を見て
立ち止まってる暇があったら歌っているさ
スローモーションのような一瞬の出来事に何も出来ない自分が居て
四季という名の境界線
自己を主張することがそんなに悪い?
共にいると誓ったのだから
引き戻された現実
「言ってよ」
「どうしてやろうか…?」
「人の話は最後まで聞け」
赤の損害
青の静寂
愛し愛されたい
ぎゅっとしていてね
無かったことにしよう
「嘘ヲ吐クナヨ」
寝息が欲しくなって
怖くて仕方が無いだけなのに
満たされる筈など無い
咲いても強く色付かうとも
何度も名前を呼びました。
鼓動が早くなった
全ては貴方の意の侭に
食い気には敵わんよ
理想と現実の狭間
邪魔だよ
見て見ぬ振り
地上の楽園
天上の碧
寝グセが付いた
負けてたまるか
見なかった事にしておこう…。
6分の恐怖と4分の好奇心
抜き打ち持ち物検査
罪の意識に苦しむ
見るんじゃなかった…!
遠慮しなくていいんですよ?
理性が負ける瞬間
終わりにしようって言ったのに。
下駄箱の恋文
後姿に抱き着いて
夜露に濡れたアジサイ
人差し指でなぞる虹
窓越しの雨
太陽のような笑顔
澄み切った空と紙ヒコーキ
白くて甘い吐息
片手に手袋
雪が入ったコーヒー
聖なる夜に願いを込めて
星を見つめて祈りを
聖恋愛日
桜の舞う空
雨上がりのゆるやかな空
七色の橋がかかる空
輝きつづける満月
紅い夕焼けに飛び込む
散りばめられた冬の星
新しい制服をきてはしゃぐ
学校から聞える歓喜の声
桜並木を歩く恋人
雨に濡れる花
焼けた肌での再開
紅く染まり始めた木々
冬の風が手に染みる
手を温めあう人々。
視線が合うだけで
知って欲しい
好みのタイプ
どう想ってる?
気持ちが知りたい
告白したい
触れたいけれど
切ないくらい好き
ライバルだよね?
お互いのいい所
気の合う友達
すきってなに?
恋なんかじゃない!!
友達でいたいはずなのに
いつのまにか知らんぷり
きっとそれが恋
友達なんて嫌だ
1人占めしたい
放課後の居残り掃除
相性占い
こんなに好きなのに
なんで気づいてくれないの?
やっぱり友達?
告白なんてしなければ良かった
恋人がいる
抱きしめて欲しい
好きなのに伝えちゃいけない
誰が好き?
嘘吐きな恋人
恋愛感情を抱く事
いつも逃げる人
離れていく背中
伝えなきゃいけない気持ち
からかう
天邪鬼じゃないけれど。
好きじゃないもん(から/よ・等ご自由に)
アンタなんか嫌いだー
恋愛感情とは別なはず
やっぱ実は好き?
そんな筈ない!!
一番の理解者
絶対好きって言ってやんない
振り向かせてやる
そんな彼が好きなんだ(彼女でも可)
不器用だけど好き。
最後に握手
早く行けばいいのに
嘘吐きだから
黙っていた気持ち
不器用な恋
好きだから喧嘩
一人で過ごす冬
声が聴きたい
電話越しで聞える大人びた声
言えないけれど、寂しい
届かない手
我慢できない
愛してるのに会えないなんて
もう一度だけ電話したい
一方通行
冷えた手で握る携帯電話
この距離が悔しい
けれどもう行かない、もう聴かない。
枯れ果てた恋の瀬
別れるべきだと知りながら
寂しさが体を包む
確かめたいから
知らない場所
やっと逢えた
私の知らないコロンの香りで抱きしめられる
束の間の幸せなんていらない
さよならの挨拶
もう駄目だね
『不安なんだよ』
力なく蹲る
もう心配しないで
温もりを感じていたのに
着信履歴は0件。
ふとあなたのことを思い出してはため息。
1人でいる夜が怖い
どうしても好き
『私のこと好き?』
いつか彼のことを愛せなくなってしまったら?
不安しか広がらない
もう何も考えられない
好きだから悲しいの?
もう壊れてしまいそう
傍にいさせて?
脳裏に思い浮かぶのは、泣き顔
どうしても指が動かない
寝転がって襲いかかってくるのは後悔
どうしてこんなにも辛いのだろうか?
小さな願いさえもかなわない
『どうした?』
この声はもう届かない?
愛しているのに何故会いに行こうとしない?
こんなにも不安なのは誰の所為?
もう離れないで
この胸の高鳴りは…!
僕も『男』だ!!
コソコソと何勘繰ってやがる
当たって散れ!
仲直りのお約束でしょ
いつから気付いてた?
ハッキリしろよ
知らないとは―言わせないよ
それはどうかな
また、裏切るのかい
それ、違うんじゃない?
結構楽しんでたじゃん
恋だと判っているのに
あなたを正面に何時も見つめられないままで
息もつけないくらい心追い詰められてく
一瞬のまばたきでさえ後悔しそう
朝も昼も夜も同じことのくり返し
泣き疲れて眠る夜は 君が側にいて 夢の中へ
あなたのこと好きと言える
気が付けば帰る場所も今はなくて
嘘吐くのは 恋泥棒の始まりだから
完全に計画的な知能犯
いつだって恋は気まぐれに始まるものさ
ゲームセット
あの日を思い出す
ちょっとだけ背伸びして
無邪気な笑顔
最後の強がり
そう、僕はあなたを。
黒く眩しい光
知らなかければよかった
消え落ちる涙の軌道
雨がふたりを億劫にする
君ほど強情な人を僕は知らない
通り過ぎた背中は疲れたように
どうしてもいいわけがしたいのなら
夢の続きはまた明日
風邪をひいた週末
やみあがりのあめ
昼下がりの窓べに歌う小鳥
少しの勇気と愛があれば
その部屋の鍵はかかっていない
月の光に身体は冷える
ぜんぜんたいしたことじゃないよ
君の帰る場所
花は躊躇わず散ってしまった
明日は永遠にこない
嫌いになるのは簡単
君がとっても好きだけど
More and more...
矢も楯もたまらない
The end of my love
雨粒と虹
コートを羽織る
覚悟を決めた瞳
脚立に乗って本を取る
ホールの真ん中に立つ
雨上がりのグラウンド
はじめてのちゅー
いたいのいたいのとんでいけ
「一生かけて償ってみせろ」
「あなたには本当に困っているんです」
「離れるなよ?」
「その科白、そっくりそのままお返し致します」
「何故だか知っていますか?」
「私はあなたのことが相当嫌いみたいです」
「絶対に許さない」
「勝手に踏み込んだくせに」
「それは負け犬の科白でしかない」
無言のプレッシャー
出会う前に
奇跡の海
王子様はペテン師
夕日に浮かぶ幻影の城
世界を一瞬で変えた、その
夢の中の住人は君に
空の雲を手で掴むには
悪事千里を走る
微妙な変化
キミには分からない
空間を支配する
まだ終わらない
あくまでエロさ
何処までエロく出来るか
服の脱がし合い
息も出来ぬ程深く
貸し切りプール
四度目の正直
15cm差(キスするのに丁度良い身長差)
今にも崩れそうだ
飢えたのは俺の心か?
キスが欲しい
決して知ることは出来ぬ領域
そうなったのはお前の所為
たまらず声を上げる
つまりはそういう事
手の上で踊らされる
待つのにはもう飽きた
難しいことは嫌い
もっと抱きしめて
いくらでもくれてやる
鬱陶しい筈だったのに
グランドマザーに挨拶を
罪人は檻から逃げた
全部俺のもの
ぞっとした
どこ見てるんだ?
パズルみたいに難解
わたしを裏切るのなら正面から太刀合い勝ち取ってごらん
センチメンタルな恋は卒業しなきゃ
忘れてしまえと忘れてしまえと幾つ思いを馳せても
手を伸ばせば届くはずだったのに
流れ流れて辿り着く先で
立ち止まり俯いて足下を眺めた
毀れた刃振り翳し君に向ける
あなたがくれたいちりんのはな
ルダス (恋愛をゲームと捉え、楽しむことを大切にする)
ストーゲイ (穏やかな、友情的な恋愛)
アガペー (無条件的絶対愛、自己犠牲的な愛)
エロス (外見に強烈な反応を起こす恋愛、ロマンチック)
マニア (激しい感情、独占欲が強く嫉妬深い)
アニマ (男性の心にある無意識的な女性的傾向)
The Foot-in-the Door Technique(小さな要請を承諾させた後で、大きな要請をする方法)
心からのありがとう
今、求めるもの。
たとえ何を犠牲にしてでも
その視線の先を知ってる
無理して笑わなくていいよ
そんな言葉は要らない
去年の夏の終わり
空の下で何を想う
自分だけのものであれば
もうすぐ終わりの鐘が鳴る
傷ついても傷つけられても
太陽の死んだ夏
確信犯の失敗
嘘。だってそれは傷つけない為の、ああなんて優しくて痛い嘘。
疑問。ねえどうして、どうして、ばかり言うの。答えなんてないのに。
太陽。幾ら焦がれても手を伸ばしても届かない、君にひどく似ていた。
警告。これ以上近付かないで、好きになってしまうから。
君。ただそこにいてくれるだけで充分だということを、知っている?
知っていますか、私がどれだけあなたを好きかということを。
蝶が死にゆく場所
強い太陽の光に何かが壊れた
泣くわけがないだろう?
心臓が何度も壊されるのに、まだ好きで
甘く溺れるように殺される
たったひとつ、最初で最後の我儘。最初で最後の、終わりの恋
どれだけ言葉を尽くせば伝わるのかな
あなたの熱で、私にどうか火傷を負わせて
溶けた氷はただの水に変わるけど
離してください、なんとも思わないのなら束縛なんてしないで
ほんの一つの言葉さえ吐けない唇
いばらのくさり
逃げないことを、逃げの言葉にするのはどうして
黒と白の音符に混ざった不協和音
気付いてなんて言わないから、せめて逃げないで、私を、
最初から言っていたでしょう、何度も言わせないで
ああ、物分かりが悪いのおばかさん?
きれいごとはいらない
どれだけ、今まで犠牲を払ってきたと思う?
役立たずは帰れ
日焼けした肌、指輪の跡
これ以上惨めにさせないで
黙れよ、これ以上戯言を言うつもりか
この病気はもうずっと昔から治らないことが分かってたから
レモン味の飴をひとつポケットに
さあさあ手を繋いで終わりのない旅の始まり
愛情ジャック
海の向こうの空の向こうの知らない土地
promised you the moon
想いは冷める、永遠なんて信じられない
愛して愛して愛して愛して愛して愛して、憎んで殺して
何が起こるか判らない
お前には関係ない
愛すべき友
大人と子供の境界線
What Have I Done To Deserve This?/とどかぬ想い
理由もなく止まらないその痛み
奪い取って掴んだって 君じゃないなら意味は無いのさ
もう始まっていた あっけなく好きになっていた
クルクマ「あなたの姿に酔いしれる」
シンデレラ・コンプレックス
ミザントロープ(人間嫌い)
アンビバレンス(1人の中に矛盾する2つの感情が同時に存在すること)
ボンデージ(奴隷的状態、束縛)
グノウシス(神秘的直感)
カローラ(花の冠)
夜更かし公認の金曜日
夢の中なら何度でも
貴方を想うと眠れない
この恋が覚めたら、
恍惚デッドストック 物事に心を奪われてうっとりするさま。/不良在庫。特に、売れ残り品。
煌煌シンドローム きらきらと輝くさま。明るく照るさま。/症候群。同時に起こる一群の症候。
極悪ストイシズム この上なく悪いこと。また、そのさま。/克己禁欲主義・厳粛主義。
先輩と後輩
王様と家来
友人と好きな人 片方はもう片方を友人だと思っていて、もう片方はその人に片思いをしている意
髪を伝って滴る雫
濡れた布越しの肌
仄光りに照らされて
まだ外は明るい
「はぐれないように手、繋いどこっか」
この気持ちが恋でなくても
本当はそう言って欲しかった
盲の鳥よ時を告げよ、(耳を澄ませ)月が凍る。
月の七つの海
弱音を吐くな
好きという傲慢
Over The Distance
もう一度キスをしたかった
愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない
太陽手に月は心の両手に
きみにならびて野に立てば
いつか言われた事
我が愛しき犯罪者たち
美しき別れなどあろう筈はなき
神の摂理を知らされたまふ
他人には分からない、特別
寝言には、深層心理が表れると言う
泣けばいいと思ってた
さまよえる蒼い弾丸
血のいろにゆがめる月は
声にしてはいけない言葉
初めまして?でも君を知ってるよ。
言ってないよ、そんなこと。言えるわけもない。
好きだよ、なんて。いくらでも言ってあげる。それはとても簡単なことだから。
零れ落ちた言葉を掬い上げて。
まるで貴方は劇毒のように
優しき狼少年
虹色の貝殻
まるでもう一人の自分のよう
夕焼けのグラウンド
もう使わない部室で
フェンスを乗り越えて
黙っていてあげるから
嘘吐きは嫌いだ
傷跡付けさせて
まるで双子の様に
微かな煙草の香り
お前最低
何が本気だ!
お願いだから泣くなよ
やっぱり嘘だったんだ
俺はだまされない
もう、嘘は聞き飽きたんだよ
愛していても良いですか?
これで壊れてしまうとしても
月明かりに照らされながら
夜が明けないかと
あの空の向こうに見えたものは
一筋の光と真っ暗な心
今日が何の日になるか教えてあげようか?
嫌なことは5秒で忘れる主義だから
約束しようよ、叶わなくてもいいから
たったそれだけで満足?
その姿に吸い込まれそうになります
駄目でも静止なんて聴きません
泣きたい時に泣けばいいというものではないのです
心底殺したいと思ったのはこれが初めてではありません
自分の鼓動を聴く度、不安になるんだ
窓越しのキス
「アカンってそれは!」
「いけ好かん奴やわ・・・」
「美味いで、これ」
「えぇこと教えたるわ、耳貸し」
「結局、負けとるやんか」
「さっぱり分からん」
「知り合いっちゅうか・・・なぁ?」
「好きなもんは好きやねん」
「ちゃうって、こうするんや」
「とっくに気付いとるし、そんなん」
「何やってんねん、危なっかしい・・・」
「よう言うわ、自分のこと棚に上げて」
「つまり、こういうことですか」
伸ばした指のその先で
ソファーで隣合わせ眠たげに目を擦る
軽くぶつけたグラスの音
一輪の薔薇の蕾
「命令には従わないよ」
「さよならなんて言わせない」
「神々がいるならば」
ほんの少しの神様の気まぐれ
聞こえないはずの呼び声
真っ直ぐ帰る?
最初に感じたのは眩暈
真夜中の繰り言
入道雲が見ていた
爛れた薔薇
運命の天球儀
極彩色の悪夢
太陽と月が墜ちても
耳に残るは君の声
『せかいでいちばんきみがすき』
抱きしめていてほしい
気付かずに繰り返す
対象になるのはあの人。
自覚するのはあと何秒?
友愛と恋愛感情の違いについて
試してみようか
貴方に言わなければいけないことがある
後ろから抱き締める
顔が見えるようにこっちを見て
晒す身体、晒される身体
無理やり犯し尽くせば
悲鳴を唇で覆って消すのは残酷?
喘ぐ身体、揺れる心
開かれた其処に入ってくる
痛みに耐えるけど、快楽には耐えられない
爪で引っ掻いた傷は痛い?
つちかわれた知恵
聖杯の探求
血が嫌いな吸血鬼
笑顔の道化師
振り返った聖者
言葉を隠したエルフ
月影の狭間の悪魔
何かが始まる予感がするよ。
いつだって思いは変わらない
どうせ離れていくくせに。
お望みのままに。お姫様。
「言霊ってあるだろ? 言葉は口に出すだけで力を持つ。『もうダメだ』と思ったら、『まだ頑張れる』って言ってごらん。そうすれば、それが現実になる」
「音楽は人の精神を安定させる魔法みたいなものだ」
「冗談だよ…本当に死のうとするわけないじゃないか」
言わせてもらう
たった一度の夏
2アウト
9回裏
素直になれたらいいのに
辞書にも書いていない
敵わない何て死んでも言えない
10p(二人の身長差の意でも他でも)
ピッチャーマウンド
空を飛んでみたいなあ
盗めるものなら盗んでみろ
逃げられると思うな
嫌とは言わせない
俺以外の奴の手にかかることは許さない



【運命的偶然遭遇率】
[71]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年08月13日 (金) 20時40分
「「あ…」」
 すれ違い様に、お互い同じような気持ちで同じような声を出した。



【運命的偶然遭遇率】



 長島は、背が低い。
 平均的に見ればフツウだ。しかし、高校球児などに混じると、どうしても低くなる。実際、チーム内ではいちばん背が低かった。
 対して。
 目の前にいる大金高校のエース、稲尾は平均よりも高い。長島との、その差、およそ15センチ。
 必然的に、長島に目を留めた稲尾は、長島を見下ろすようになる。
 長島は、それが気に入らない。理由はわからないが、何故か気にくわないのだ。

 沈黙が続く。お互い敵チームで、しかも3回連続で決勝での対決だった。
 お互いにいちばんのライバルであり、同時に、いちばん信用している友でもある。
 『こいつは自分以外には負けない。』
 お互いにそう思っている。そう確信している。決して、その期待が裏切られたことはない。
 そして、三度目の対決で、二人の勝負は終わった。
 二人とも、高校三年になっており、引退の時期が来る。もう後には、引退しかなかった。
 野球が遠くなる。野球ができなくなる。
 その意識も二人に共通していた。
 長年連れ添った友のように二人はまた、お互いを理解し合っていた。

 でもそれだけだ。
 二人が、敵同士であることに代わりはない。

 よって、この場の空気が和やかになるなんてことは有り得なかった。


「………ちび」
 更に、その稲尾の一言が引き金となったかもしれない。
 最初に言ったとおり、長島は確かに背が低い。そして本人もそれを気にしている。しかし、彼はあくまでも平均の域にいるのだ。例えギリギリのボーダーラインの上にいようが、彼はそれを押し通すだろう。
「…稲尾が高いだけだろ」
 些か目が据わっていることを、長島は自覚していた。稲尾にもすぐに見て取れたはずである。しかし稲尾はまるで長島が小さくて、それに気付かなかったかのように振る舞った。
「ふん、背ェ高ぉて困るようなことはあらへんからな。お前の方こそ、不自由でしゃーないんちゃうか?」
 と、更に物理的に見下すだけではなく、にやにやと含み笑いをしなが、精神的にも見下して返してきた。
「…別に、そんな背高い方が不自由だろ。天井とかに頭撲つし」
 こちらも皮肉を言うと、稲尾は予想していたようにさらりとかわした。
「生憎、家(うち)はそんな天井低ぅあらへんからな。」
 そう言って今度はにっと笑った。そうして、「ああ、」といかにもたった今思い立ったように付け足す。
「背ぇ低ぅて得したっちゅうことも確かにあるやろな。ホラ、マウンドで目立たんやろ?盗塁し放題なんちゃうか?」
 次はくつくつと喉の奥で笑っている。
 あまりにも、失礼だ。
 そう思った長島は踵を返したが、後ろから稲尾が呼び止める。
「まあ、待ちぃな。ただの冗談やんけ」
 それでもまだ声が笑っていた。長島の機嫌は直らない。

 そこで、ふと気付いた。
 今まで、稲尾は試合の後は勝っても負けても、宣戦布告をしてくるだけだったのだ。例えば、「次は勝つ」だの、「次も勝つ」だのと言ったような。
 今回のように、こんなに長島に構ってきたことはない。
 いつもと違う。
 そう思って、長島は改めて稲尾を見上げた。
 その視線に気付いた稲尾が、いきなり今までそこにあった不機嫌が姿を消し、純粋な疑問と心配しているような光を持った視線に少し戸惑った。
「……何(なん)?顔に何かついとるか?泥ならついとるで、おまえにも………」
 淡々とおおよそ自分の予想の付く限りで長島が考えているであろうことを口にする稲尾を長島が制した。
「違ぇーよ、なんか……もしかして機嫌いいのか?」
 コレもなんか違うな…悪いのかな?と長島は一人で考えを巡らせる。
「……よーするに、俺がいつもと違うっちゅーことか?」
「あ〜…そう、それだよ」
 稲尾の出した助け船に長島が頷く。
 それにふむ、と稲尾が考え込んだ。う〜んと少々唸りつつ考える稲尾に、長島は不審を覚える。
「…何で悩むんだ?」
 長島の問いに、稲尾がかすかに困ったような自嘲の笑みを浮かべた。
「………ん〜、たぶん、今回で最後やからかもな」
「はぁ??」
 意味がわからないというような声で長島がそう返した。
「ん〜…、つまりやな……おまえも俺も三年やろ?っちゅーことは今年で引退やん?もう試合することもないからやなー…」
「……え?プロ行かねーの?」
 稲尾の言葉に長島が問い返した。ちなみに長島が中断させたそれは、長島の問いに対する稲尾の答えにはまだ辿り着いてはいない。
「あ〜…ほら、家継がなあかんからな。野球は今年でお終いや」
 少し辛そうな表情を含んだ顔で稲尾は言った。

 長島は思う。
 稲尾は、最初に戦った時とは大分性格が丸くなったような、柔らかくなったような、そのどちらとも言える変化が、稲尾にあったのだろうと、長島は思った。
 野球が何かを、彼がすでにわかっているということは、春の選抜でわかっていたが、この夏の甲子園で、さらにそれを深めてきたような感じがした。
 それこそは、去年の夏に、大金に、稲尾に足りなかったものだ。
 そこでようやく、二人が対等になり、戦うことができたのだと思った。

「野球、好きなんじゃねーのか?」
 じゃなきゃ、野球部なんてやらねーだろ?
 確認するように長島は聞いた。そんなこと、聞かなくてもわかっているのに聞いた。そんなことは、野球に対する強い思い入れは、去年の夏から稲尾が持っていることをわかっていて聞いた。
「好きやで?いっちゃん好きや。けどな、野球やるんは条件付きやったからな……」
 自嘲の笑みで自分が被っていた帽子を、稲尾はいっそう深く被る。長島から表情が見えないように、鍔に手を添えたままだ。
 長島は、何て声をかけたらいいのかわからなかった。

 暫く、沈黙が流れた。
 お互いに、今度は先程とは違う意味で、言葉を発することができない。ちらりと、お互いに相手の様子を気遣うが、微妙にタイミングがずれているため、お互いに気遣われていることに気付かない。

 何をやっているのだろうと、お互いにそう結論づけた時、沈黙を破ったのは稲尾だった。
 大阪人らしい、いつもの稲尾からは考えられない軽いノリで雰囲気を変えるように言った。

「やめやめ、言いたかった事と違(ちゃ)うし、長島には関係あらへんしな」
 にっと今度は、先程の皮肉ったような笑みではなく、軽快な笑みをみせた。
 どこか無理をしているように、長島には見えた。
 そして、稲尾に自分は関係ないと言われたことが、何故かすごくショックだった。

「…とにかくや。まあ、敵同士やったけど、なんちゅーかおまえのことただのライバルとかそういう片付け方と違ご(ちご)ぉて………」
 稲尾が言おうとしているところを、自分でも嫌と言うほどわかっている長島は稲尾の言葉を制してにっこりと笑った。
 言わなくてもわかっている、とその笑みはそう意味していた。
 稲尾は一瞬驚いたようだったが、そのあとふ、と笑っておまえもか、と小声で言った。
「ほんま、けったいなヤツっちゃな。おまえも」
「まあ、ここまで来るほどの野球馬鹿だからな」
 長島の言葉に稲尾もにっこりと笑った。綺麗な笑みだった。心の底から、笑ったような、そんな笑みだった。
 なにかとても柔らかいものが自分を満たしていることを、稲尾は理解していた。言うまでもなく、ちゃんとわかっていた。だからこそ、彼は心から笑ってみせたのだ。


 お互いに敵対していた。
 敵のように憎んでいるとも言えるほどでもあった。
 けれど同時に、チームの他のナインよりも、長年連れ添った友よりも、信用していた。
 『こいつは、誰にも負けない』と。
 『こいつを負かすのは自分だ』と、お互い思っていた。
 それは、とても強く。戦いの場が終わった後でも続いていた。


 野球が好きだった。ただただ、純粋に好きだった。
 しかし、いつの間にか、あのグローブを手にした時から、野球で勝つのが好きだった。その前の、負けても、悔しいけど、楽しめたという感覚を無くしてしまった。
 そして、同じあのバットを持った者と戦って、それを思い出した。
 野球は好きだ。けれど、高校でも野球をするかわりに、高校でやめると、誓わせれてしまった。
 それでも、野球が好きだった。
 たったひとつの球を、何人もが必死になって追うのだ。それが、楽しい事を、好きなことを自分はもう知っている。だから大丈夫だ、と稲尾は思った。
 目の前の『強打者(スラッガー)』はきっとこれからも野球を続け、きっとこれからも、誰にも。自分以外の誰にも、負けないだろうと確信していた。
 だから、稲尾はそれでよかった。
 野球が好きだとそう思うきっかけをくれためのまえの人物に本当に感謝しているのだ。


「ほなな。帰ってさっさと寝ぇよ?そやないと、背ぇ、伸びひんで」
 最後にまた皮肉げな笑みを見せて背を向けた稲尾に長島が言った。

「それで、……本当にいいのかよ!?」

 長島の問いに、稲尾が立ち止まる。

「ええねんって、それで」
 いいのだ。自分がそう決めた。もういいんだと、そう決めた。

「諦めるなよ!!」
 卑屈になっている稲尾に、長島が怒鳴りつける。

「本当は野球やりたいくせに!チームで誰よりも勝ちたいって思ってたの、稲尾だろ!違うのかよ!」

 そんなに簡単に諦められるくらいにしか、好きじゃなかったのかよ!!!


 あかん、きいた……
 最後のは、ホンマにきくわ…と稲尾が自分のユニフォームの胸元を掴む。
 先の試合でもうずいぶんと汚れていた。
 自分が、今まで三年間(正確には二年半ほど)ずっと着てきた、ユニフォームだった。

「どうなんだよ、稲尾!!」
 長島が、稲尾に答えを急かす。本当のことを言えと、答えを急かした。


「……好きやで!好きや!!おまえにも負けへん、誰にも負けへんくらい、野球が好きや!!!」

 ようやく、本音を稲尾が言った。
 それを聞いてにこりと長島が笑った。

「じゃあ、諦めんなよな」
 長島が、稲尾のそばまでやってきて右手を差し出す。

「またやろうせ、野球」

 にっと無邪気に笑う長島に、稲尾は呆れたようにため息を吐いた。

「ほんま、大したヤツっちゃで、自分」
 そう言って、長島の右手に自分の右手を重ねた。


 硬く、堅く。
 右手が握りかわされた。
 きっとまた、この相手と野球をする日が来る。
 その時こそ、決着をつけるときなのだと。
 誓いにも近い、約束が交わされた。



 たった一度の夏にかわされた約束は、いつまでも健在だと、二人はわかっていた。


長い!!
[72]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年08月13日 (金) 20時42分
長っ!!!
ひとこと感想終わり。
考えてたのと全然ちがうモノに…
まあ、いいか。
気持ち的には、稲尾くんの方が受け度が高いと思ってます。
だって、ピッチャーだしvv
長稲長だと思ってます!!



titles
[70]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年08月06日 (金) 12時09分
蒼と碧の境
ちりちりと焦けるのは
君とはじめてのコト
星の数じゃ足りない
アイス、ぽたり
すべては鮮やかだった
この日射しのように眩しくて
小夜啼鳥にさそわれて
祈りに似ている
星屑は零れるほどに
月が落ちて虹が終わる地
届かないと知りながら
だから君に恋をする
墓標に花、咲き誇りて
夜の裂け目
この距離がもどかしい
月の落つるところ
とある街の路地裏で
顔を上げて行こう
だって暖かいから
心臓の音が途切れた
声を挙げたら赤い景色が見える
キスで別れを告げる窒息死
カニバリズム的執着
止まった時計、動かない貴方
過去の自分を消された人
もう、どれだけの時間が経ちましたか。
殺されましたか?殺しましたか?
其処にいるのは分かっています。
愛してしまった
見てはいけない
苦しい想いの果て
泣いても変らない
縋りたい、縋られたい
胸を抱えて残像を消す
惹かれてしまった僅かな狂い
ふりだしまでの距離
だから君に言葉を零(こぼ)した
それで本望
誰かとは違う距離
木漏れ日見上げて
舌先で、とける
あつかったでしょう?
たったひとつの灯り
右腕には、君の熱
照らされる残骸
娯楽と名付けた闇の中
「近づけないの?」
「痛くないの?」
「泣けないの?」
「離れられないの?」
「眠れないの?」
「どうするの?」
「俺の負けでいいよ」
「あげないよ」
「早く手を出せよ」
「もうやめよう?」
「昨日よりはマシだよ」
「言ってれば?」
「割に合わないよ」
「そろそろ行こうか」
「嘘だよ」
愛してるなら
救いようのない馬鹿がいい
月夜の囀り
機械仕掛けの神様
間違いの喜劇
犯罪的な、余りに犯罪的な
人を隠すのは人、血を洗うのは血
この気持ちの半分は愛
君を愛しているに違いない
冷たい陶酔
可愛い殺意
埋葬する
聖人君子の顔をして
少しだけ空に近い場所
ねじれの位置
「質問を質問で返すなよ」
「あはは、言うと思った」
「そんな、人聞きの悪い」
「ここでソレを言うのは卑怯だろう…」
「そういうコトバ遊びが好きなのかい?」
「フン、ついに化けの皮がはがれたか?」
「変わってないね。そのナイスセンスな嫌味の悪さ」
「条件を聞こう…」
「寝言は寝てから言え」
「貴様はいつも一言多い!」
「一一それは出来ない相談だ」
「そういうのを子供の屁理屈と言う」
「そんなに私って信用できませんか?」
「そんな事を褒められて喜ぶ馬鹿がどこにいる」
「『初めまして』ではない! なぜ貴様がここにいる!!」
「なんのことかね? さて、チェックメイトだ。降参したまえ」
「あー、よく言いますよ。貴方こそ年をとっただけの『子供』のクセに」
「はい、私と半分こね。今夜は特別。この事は、二人だけの秘密だよ?」
「あのさ。悪ぃんだケド、一ヶ月だけでいいから、俺の恋人役…やってくんね?」
「はい、よくできました」
「ちゅーしてくれたら起きる」
「いたいのいたいの、とんでけ」
「そうして目ぇ閉じてっと…まるで俺からのキスを待ってるように見えンぜ…?」
「寒いけど…暖かい」
「一一仲直り、しよう?」
「手…繋いでいいですか?」
「…名前で、呼んで下さい…」
「私の目を見て…もう一度、言って?」
「月の光は心を狂わせる。でも私を本気で狂わせられるのは、君だけだよ」
「すんげぇシャクに障るケド認める。俺はこんな感情を持つ自分自身に心底ムカついてるが、それ以上の溢れんばかりにムカつく存在のてめぇが、好きだ」
「来るもの拒まず、去るもの追う」
「煙りとナントカは高い所へ上りたがる…」
「いやーん、みんなボクのタメに争うのはヤメテー、ボクを取り合わないデー」
「前略、中略、省略、以下略」
「その勢いのあるドアの開け方、クセなんですか?」
「前から思ってたんですけど…先生って、手付きがやらしいですよね」
「えー、嫌だよ。それでもし朝起きて、腕が一本減ってたり増えてたりしたらどうしてくれるのさ」
「手先は器用でも、性格は不器用ですよね」
「年の差なんて、そんなの関係ありません!」
「ねぇ、聞こえないフリなんかしないで下さいよ」
「『思い出し笑い』って、エッチな人がする事ですよ?」
「ンなモンに妬いてんじゃねぇよ。比べるモンじゃねぇだろうが」
「そんな顔してもダーメ。貴方なんかちっとも恐くないんだから」
「あー、かわいくねぇ、かわいくねぇ。お前のそう言うトコ、本当かわいくねぇ」
「あ、お帰りなさい。お風呂にする? ご飯にする? それとも…って、ああ、待って! ドア閉めないで!!」
「そんな捨てられた子犬のような目で見ないで欲しいなぁ」
「なぁ。お前、どっかで会ったコトねぇ? ち、ちっげぇよ、ナンパじゃねぇって!」
「ダメだ…意識しすぎ」
「んでさ、物は相談だけど」
「そう言うトコ、昔と変わんねぇな」
「やっぱ、三倍返しは基本だよな?」
「抱っこしてやる。ほら、こっちこい」
「お前ってどうしてそう執念深いのかなぁ」
「わりぃ…泣かせたかったワケじゃねぇんだ」
「これで勝ったと思うなよ…お楽しみはこれからだ」
「しゃーねぇだろ、初めてなんだからよ。慣れだよ慣れ」
「おっ、俺、下はイヤだぞ! お前が下になれ!!」
「前にも見た事があるな…フン、同じ手が通用すると思うなよ」
「ああ、わあってるよ…お前が『知らない事は何でも経験したがる』ヤツだってのはな…で、誰かに入れ知恵されて、早速やってみたくなった…と?」
「わかったよ、じゃあもう一度だけ勝負してあげる。でもまた君が負けたら…それなりの覚悟をしてもらうよ?」
「これで貸し一つだね」
「人の忠告は聞いておくものだよ」
「君はいつもさ、ツメが甘いんだよ」
「しょうがないから、たまには負けてあげるよ」
「では、私は高みの見物をさせてもらおうかな」
「私を甘くみて誘惑するとコワい目にあうよ?」
「相変わらずいい勘してるね…でも、もう遅いよ」
「隠れてもムダだよ? 無駄な抵抗はやめて大人しく出ておいで」
「悪いけど、私が先約なのでね。君にはお引き取り願おうかな?」
「話が早いね、もちろんタダじゃない。さて、何をしてもらおうかな?」
「もう、君の声すらも思い出せない」
「君のその無邪気さは、時として残酷だね」
「お前のいない毎日に、慣れる日など…来ないのだろう」
「あれほど聞きたいと願っていた彼の声が、鋭利な刃物のように、私に突き刺さる」
「君が思っているほど、私は大人じゃない」
「いつか…さ、彼のホントの『笑顔』ってヤツ、見てみたいね」
「お前、目が据わってンぜ。あんだ、図星つかれてキレたか? 殴りたきゃ殴れよ。ンの代わり聞かせろ。お前の本心」
「私を通して…誰を見ているんですか?」
「泣いても、いいんだよ? 誰も、いないからさ」
「一一怪我でもしたかい? 君から血の匂いがする」
「無意識の中、いつもあなたを目で追ってる自分に気付く」
「失って辛い事もあるけど、失ったからこそ得られた物もあるんだよね」
「わかっていたけど…君は嘘つきだね…」
「いわゆる、『一糸まとわぬ姿』ってヤツだね」
「好きで堪らないのに…何を怖じ気付いているんだろう」
「そう言われると…ますます苛めたくなってしまうのだけど」
「どちらがいいか決めろ。今夜はソレで、朝まで存分に遊んでやる」
「俺を楽しませてくれるんだろう? さぁ、どうするんだ。やってみろ」
「ふっふっふ…君の弱い所ならいくらでも知っている…例えば一一ココとか?」
「いーじゃん、一緒に入ろうぜ。あに照れてンだ、前にも入った事あんだろうが。ほれ、さくさく脱ぐ。背中流してやっから」
「嫌よ嫌よも好きのうちってね」
「そういうコト言うと期待しちゃうよ?」
「こんな暗い中明かりもつけずに…何をやっていたのかな?」
「壊してしまいそうだね…でも、ごめん。もうやめられない」
「そんな目で睨まれてもねぇ…誘ってる風にしか見えないのだけど」
「そろそろ観念しろよ、往生際が悪ぃなぁ。夜は長いんだぜ? いつまでもそうして逃げきれると思ってンの?」
「貴様を立ち直れなくなるほど陵辱し、壊し、私の事しか考えられなくなるようにしてやる」
「アイツを追い詰めたくないと思っているのに、どこかでそれを恍惚に思っている自分がいる。罪悪感を感じるどころか、あの怯える顔を見て、嘲笑いたくなる気分だ」
「お前の存在は、俺の欲求を満たす以外に、利用価値がないんだよ」
「お前が俺をどう思っているかなど関係ないんだよ。お前は俺の所有物であり、誰にも触らせん。それだけだ」
はじまりのチャイム
運命の席替え
担任は○○な教師
国語の教科書を読みましょう
美術の絵画
世界史で有名な人
図書室で不思議な本と出会った
教室の窓際の一番後ろの席
先生と仲良し。
授業中のラクガキ
屋上に出てみよう
教室にクーラーが欲しい
学校内に猫が来た!
これ、テストに出ますよ
雪が降ってる登校中
世界の終焉の物語
カミサマが歌えって
散りゆく桜と共に逝けたらと思うよ
どうかこの月明かりの下で静かな眠りを
ねぇ、知ってる?桜の樹の下(元)には、死体が埋まっているの。だから、あんなに鮮やかな赫い花(華)が咲くのよ
散り際こそ美しくあれ
月明かりの下どこか乱れてるキレイな幻
散る間際の華の、それは届かない叫びにも似た想い
決着は人間(ヒト)の手で…
穢れる事など怖くない、穢す事を躊躇いはしない。君に安らかな死が訪れん事を、唯願う
ゼッタイ、大丈夫。――無敵の呪文だよ
地獄の沙汰も金次第ってね。さて、今日も稼ぐよ!
君の手ですべて終わらせて
何の為に、誰の為に、貴方は剣を求めるの?
生と死の狭間で願う夢はひとつ
誰かの命を奪う覚悟がないのなら、ここから立ち去りなさい
護られるばかりじゃなくて、貴方を護れるチカラが欲しいの
ひとりじゃないから
氷の森は不可侵の聖域。資格なき者は去るがよい
戦う事ですべてが終わると…本当にそう思うの?
全てがいつかは醒める夢で、目を醒ましたら皆が倖せであったなら…
願うのは唯キミのシアワセ
いつか目醒めるその日まで、しばしの眠りを…
凍る時の中、その日を待ち続ける
その瞳が迷わないように、この場所から祈ってる
僕の祈り、どうか届いて
たとえこの身は滅びようとも、この想いはけして消えはしない
お前さえ俺の事を憶えていれば、別にそれでいい
生きて、そして死んでいける事は、倖せな事だと思うの
たとえどこにいたって、この空は続いているから
すべては信じる事から始まるんだよ
この想いがある限り、僕は生きていける
流れ星なんかに頼らなくても、自分の力で願いを叶えてみせる
空を越えて、伝わる想いってあるのかな
今でも憶えているよ。必ず迎えに行く
深い夜を越え、その翼広げて
星に願いを、月に祈りを
二人なら総て手に入れられると信じてた
廻る季節の中、何かを捜して(求めて)
夢の中築いた永遠
その瞳に映る空はどんな色なの?
すれ違う一瞬の閃光。その祈り空に奉げて
耳を澄ましたなら、きっとあの日の誓いが聴こえるから
扉の向こう
終わりのない闇
手を牽かれ歩み往く。けして戻れぬ道をただまっすぐに
いく事もかえる事も出来ぬまま、立ち尽くす
太陽と月が揃いし時、新たな道が開かれん
“あちら側”はいつだってキミを呼んでいるよ。ただ気づいていないだけで、ね…
“禁忌”――侵してはならぬモノ…解っていながら、何故ヒトは罪を犯すんだろうね?
この身にあるのは、けして消せない罪の証
“呼ぶ声”に気づいちゃったら、もう、戻れないんだね…
愛しています――殺したいほどに
ずっと探していた、過去に置き忘れてきたもの
血塗られたこの手は咎なんかじゃない。ボクの誇りだよ
ココロなんて、とうの昔に壊してしまったさ
私達、よく似てるね。背負っているモノ、背負わされたモノ――生きてる理由も、かな
逃れる事など赦されない。さぁ、お前の運命に従うがいい
月に…恋していたのかもしれない
永遠って、信じる?
始まりは、ここから。だから、終わりもこの場所
感動的(芸術的)な死をキミに
貴方が来るのを、ずっと待っていました
愛するのが先か、壊すのが先か
ソレ以外の何かを知らないから
忍び寄る闇達の囁き
悪魔が哂う。もう戻れない、これで終わりね
笑ってお別れしたいから
…約束、だよ
降り積もる奇蹟
鍵をかけよう、記憶の扉に。もう一度歩きだすために
旅立とう、その胸に限りない夢を詰め込んで
憶えていてほしいのは、泣き顔じゃなくて笑顔だから
闇の中彷徨いながら、辿り着くのは遠い日の記憶
この腕の中滅びゆく。それはいつか見た悪夢
星に聴かせましょう。哀しいうたを
私、ずっと笑っていられましたか…?さいごまで、笑顔でいられましたか?
歩き出そう。つないだ手を離さずに
いつかまた出逢う日のために
明けない夜なんてないんだよ。だから、あなたの中のカミサマを信じて
虹のふもと
黄昏の満ちる所
天空の祭壇
忘れられし聖域
海に沈んだ都
最後の聖戦
導きの星
死の宣告



月蝕グランギニョル
[69]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年08月06日 (金) 11時03分

頭上には星屑 堕ちるは奈落の底

幕開きし暗黒グランギニョル 死(タナトス)と生(エロス)が

手を取り踊り巡る 欲望カルナバル 誰もが群れのなか

孤独に耽り いけない夢を見る

今は廃屋 黄金塔の遊技場で

甘き追憶 髑髏の眼窩に探る

錆びつく短剣を 拾い上げこの胸に

向けて翳すたび 赤き血が 生きる痛みに滾る

極彩の楽園 独裁者の庭園

時は一千一夜 魔の都

グロテスクな街に 眠れる君は王女

少女サクリファイス 透明な翼で

無垢なる魂 黎明を迎えよ

着飾りし罪 戦慄の舞台上で

演ずるは罰 聖裁の喝采はなく

横たわる君の 薔薇色のぬくもりは

この虚無に捧ぐ供物なれ 朽ちゆく花の薫り

幻覚の満月 残酷なる太陽

終わりなき月蝕グランギニョル

堕天使と悪魔が 手を取り踊り哂う

覚醒マスカレイド そして誰も独り

孤独にふるえ 恐怖を思い出す

極彩の楽園 独裁者の庭園

時は一千一夜 魔の都

グロテスクな街に 眠れる君は王女

汚れることなかれ 清らなる微笑よ

頭上には星屑 堕ちるは奈落の底

幕は閉じ暗澹グランギニョル

死と生が 抱き合い踊り果てる

陶酔ニルバーナ 人々は叫ばん

神の言葉を 世界に光あれと





titles
[68]jessica [ Mail ] [ HOME ] 2004年08月02日 (月) 10時44分
今だけは僕を思う君でいて
君と僕の醒めない夢
僕の傷跡を君の指が
君は僕の温かすぎる翼
君だけは絶対に知ってはいけない僕の秘密
僕に何も告げない君の優しさと残酷さ
僕が君を想うように、君も誰かを想っている
君は僕の近くて遠い存在
君が泣いて僕は笑った
僕が一度だけを願う日に君は
記憶の中の鮮やかな君に僕は
僕の乾いた心に君が水をくれた
僕が欲しかったのは『ごめんね』よりも君からの『ありがとう』
僕が君の為にできること
僕の世界で君を屠る方法
無防備に僕に向けられた君の笑顔に目を伏せた
君の苦しみは僕の心を満たし続ける
僕は君のもの。君は誰のものにもならないのに
君に届かない僕の手
アーモンド 永遠の優しさ
アイリス 恋のメッセージ
カーネーション(白) 私の愛情は生きている
カイザイク 悲しみは尽きない・永遠の追憶
カカリア 秘めたる恋
カキ 広大な自然の中で私を永遠に眠らせて
カキツバタ 幸福は必ず来る
キキョウ 変わらぬ愛
キツネノゴマ この上もなくあなたは愛らしく、かわいい
クローバー 約束、私を思い出して
ジュート あなたがいなくて寂しい
ショウブ やさしい心・あなたを信じます
カワミドリ 最後の救い
シレネ 欺かれた人・偽りの愛
スイートピー デリケートな青春の喜び・優しい思い出
スイセン 愛をもう一度
スグリ あなたに嫌われたら私は死にます
チューベローズ 危険な楽しみ
セントポーリア 小さな愛
ツキミソウ 無言の恋
トレニア 可憐な欲望
ハクセン あふれる思い
ハエジゴク 嘘
ハハコグサ いつも想っています
バビアナ 離れる愛
ヒガンバナ 悲しい思い出
ヒャクニチソウ 友への思い・別れた友を思う
フジバカマ ためらい
ホテイアオイ 恋の悲しみ
ホトトギス 永遠にあなたのもの
ムシトリナデシコ 罠
モウセンゴケ あなたに捧げる恋の歌
モモ 私はあなたのとりこです
ユウガオ 夜・はかない恋
ユキノシタ 深い愛情
ユキワリソウ あなたを信じます
ラベンダー 疑惑・私に答えて下さい・沈黙
リナリア 私の恋を知ってください
ワスレナグサ 私を忘れないで
レモン 誠実な愛・熱情
レンギョウ 叶えられた希望
レンゲソウ 私の苦しみをやわらげる
ムギワラギク いつも覚えていたい
アカシア(黄色) 秘密の恋
アサガオ 儚い恋
オジギソウ デリケートな感受性、敏感、
クリナム 快楽
クロユリ 呪い、恋
サンザシ ただひとつの恋
スイカズラ 愛の絆
スターチス いたずら心
スノードロップ 恋の最初のまなざし
セイヨウサクラソウ 希望・青春の始まりと悲しみ
ナンテン 私の愛はますばかり
ニセアカシア 友情・精神的な愛
ハナビシソウ 私の希望を叶えてください
パンジー 思想・私を思ってください
ハルシャギク 愛の始まり
ヒギリ 幸せになりなさい
リンドウ 悲しんでいるあなたを愛する
レースフラワー 細やかな愛情・可憐
ポインセチア 私の心は燃えている・祝福する
ホウセンカ 私に触れないで・せっかち
ハナショウブ 優しい心・忍耐・あなたを信じます
ハナマス てりはえる容色・悲しくそして美しい
ハマユウ 何処か遠くへ
ニゲラ 当惑・ひそかな喜び
トケイソウ 聖なる愛・恋の激しい苦しみ
捧げる事の出来るなにか
涼やかなるその視線
虚偽を含む虚無な言葉
造られた笑顔の下で・・・
その声を聞かせて欲しい
冷たい月を抱く夜
透明な闇が支配する
理想郷と罪悪感
今、生き続けること。このまま死を選ぶこと。
晴れすぎた空に
罪の果実
存在消滅日
歪んだ現実、歪んでいく僕等。
そして僕等はつまらない大人になっていく
歪んだ世界に壊れていく君をみて
制服の下の白い狂気
世界を革命する力
今、死を選ぶこと。それとも、生き続けること。
革命前夜
小さく紅く咲いた狂気
冷たくなったキミを見下ろしながら
太陽王子
太陽の花に恋い焦がれ
夏休みの補習
神経が壊れそうなほど暑い夜
夏の星座
In the Pool
林檎しか食べない
ヨロシク言っといて
遊びたいんだもん
タイル張りの床に伏す
甲子園
背中をつたう汗







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