皆さん　こんにちは。
９月あさにが句会・選句感想／遊凪です。
いつもと少し変わっております。
よろしくお願いします。


　2．早々と蓑虫幹をはなれたり
○ 4．鍋こがす南瓜に咎は無きものを
　13．偏屈の顔にえくぼかどてカボチャ
[○ 4．鍋こがす]
料理に長い時間がかかる物は、その間に他のことをしたりしていると
ついうっかりということがありますね。
このぐらいならまっ・いいかというおおらかさも見え隠れ・

○ 3．南瓜煮てよそふ器も母ゆづり
　 6．夕化粧語り部のごと猫座る
　10．秋風に吹かれいづこや迷ひ蝶
[○ 3．南瓜煮て]
南瓜の座る器はそれが一番のようですね。
お母様もお気に入りの器だったのでしょう・

　 5．店先に南瓜並びて人を待つ
◎ 9．髪を結ふ項に秋の気配かな
　14．ジャズ流る二百十日の喫茶店
[◎ 9．髪を結ふ]
きっと若い女性の後れ毛が揺らぐ様に、
一瞬感じたのではないでしょうか？
さらりとした感じのいい恋句です。

　 8．南瓜の勢い止まず思ふまま
○11．虫の音に寝入り虫の音に目覚めたり
　15．南瓜や紐につるされ目の前に
[○11．虫の音に]
幸せな秋の睡眠時間がいいですね。
毎日をこのように過ごしたいものです。


・・恐々謹言・・・

まことさん、いつものお世話を有難うございます。m(_ _)m