yayamoさん
まだ、母港に帰れていないクルーズ船が沢山あるようですし、帰港している船でも乗組員は船内に居住しているでしょうから、毎日大変な金額の出費になっているのでしょう。カーニバルの３０億ドルの融資でどれぐらいもつのか想像がつかないですが・・・
もうすでに、新型コロナでクルーズ業界は壊滅的な影響を受けていますよね。

これを言うとまた怒られそうですが、早く温かくなって、新型コロナの感染力（飛沫中の生存時間）が弱まってくれると良いのですが・・・yayamoさんのようにダイヤモンドプリンセスでも感染しなかった方がたくさんいますし、現状でも感染された方でも８割は他人に移していない点に期待しているのですよ。春になって活動が弱まって欲しいと、切に願ってます。クルーズ愛好者として。

あるブログで、ロイヤルカリビアンが３６億ドルの運転資金を確保したとの
記事がありました。これでどのくらいもつのかわかりませんが、他に新造船を
発注していたはずなので、調べるとCRUISECRITICにありました。どこの船会社
も競うように新規発注してますね。未着手は契約破棄するとしても建造中の船
の工事代金の支払いは、コロナウィルスが長引いた場合はどうするのかな？

ヨーロッパの造船会社は活況を呈してましたが、一転苦境に立たされますね！

https://www.cruisecritic.com/articles.cfm?ID=167

今日の日経朝刊にクルーズ業界の記事が掲載されていました。

直接的な損失が米国だけで20億ドルとありますが、根拠がよくわかりませんがクルーズの売上だけかもしれません。
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記事の内容を要約しておきます。

クルーズの市場規模は７兆円。
クルーズ旅行の利用者は２０１９年に前年比５・３％増で３千万人
世界市場はカーニバル、ロイヤル・カリビアン、ノルウェージャン・クルーズラインの米３社のグループで８割を占める。
２０年初からの株価下落率（２６日時点）はカーニバルが６５％、ロイヤル・カリビアンが７０％。
クルーズライン国際協会（ＣＬＩＡ）は運航に伴う直接投資で680億ドル（約７兆４４００億円）
経済波及の効果は1500億ドルに達すると分析。
ＣＬＩＡは３〜４月にかけての運航停止で、直接的な損失は米国だけで20億ドルに達するとみる。
野村証券によると、カーニバルの保有現金残高は30億ドル超あり、運航停止期間の１カ月当たりの現金流出額は5億6千万ドルになる。カーニバルのほか２社も十分な手元流動性がある
ＪＰモルガンのジョセフ・グレフ氏によると現金燃焼（キャッシュバーン）に耐えられるのは
カーニバルとロイヤル・カリビアンは６〜７カ月、ノルウェージャンは１０カ月程度。

以　上

のせの猪さん　CNBCのCan Cruise Line Recover From Coronavirus?とのYouTubuが
がありました。このビデオのコメント（機械翻訳）を見ると、金持ちの道楽のため
に税金を投入して船会社を救済するなんて、とんでもないとの意見が多いですね。
のせの猪さんこのビデオの要約をお願いできますか？

https://www.youtube.com/watch?v=uDiR4Qm4O-w

あちこち拾い読みしたニュースの中から資金調達関連の情報です。

まず、米国政府の２兆円規模の景気刺激策については、大手クルーズ会社は適用対象外で援助を受けられず。

当初はトランプ大統領の声明により政府救済が見込まれていたが、特定業種救済への反発や民主党などの反対により、適用に条件が付けられ（�@アメリカ法人、�A従業員の過半数がアメリカ国民）、土壇場で適用対象外となったとの事。
THE WALL STREET JOURNAL(3/26付)などが報じています。

※例えば、カーニバルコーポレーションの場合、一般的にはアメリカの船会社と言われマイアミに本社を置きNY証券取引所（およびロンドン）に上場していますが、実態はオフショア（租税回避）のパナマ法人であり、所有船は便宜置籍、クルーの大多数は外国籍。連邦税を支払っていない為、政府救済は受けられない。


次は、カーニバルの追加資金調達について。
なんと利率が11.5％！先行きがどれだけ厳しい見通しかを物語る数字です。

記事では、既に30億ドルの信用枠は使い果たし、60億ドルの現金を調達しようとしている。事業を継続するには毎月10億ドルの現金が必要。長期にわたる運航中止と財務への影響は予測不可能などとあり、先行きの不透明感が増す内容です。
https://finance.yahoo.com/news/carnival-sells-8-percent-stake-173028049.html
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-carnival-idJPKBN21K0CH


そして、オイルマネーがカーニバルコーポレーションの救済に乗り出した記事。

サウジアラビアの政府系ファンドがカーニバルコーポレーション株の8.2％取得を報告し、一時18％高まで買い進まれた。年初から前営業日までに84％値下がりしている、との事。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-06/Q8DET2DWX2PV01

※年初51ドル（高値56ドル）から7.8ドルまで売りこまれていたものが、10ドルの大台を回復したと言う水準です。

もうなりふり構わずの資金調達ですが、運航中止がいつまで続くのか誰にも予測できないのだから当然ですね。
どのクルーズなら乗れそうか情報が欲しくて国内外のニュースを漁っているのですが、見通しが厳しいものばかりで落ち込みます…。

マーメイドさん　最新情報を有難うございます。増資等で６２．５億ドルの資金を
調達したとの報道ですが、事業継続のための現金が月に１０億ドル必要が事実なら
これでも６カ月しか持ちませんね。社債の利率が11.5%なんて、池井戸潤や真山仁
の小説にあるような銀行から融資を断られ資金繰りに困り、闇金に手をだす町工場の
オヤジさんみたいですね。

サウジアラビアの政府系ファンドが、日本のバブル崩壊時に暗躍した傷ついた獲物
を狙う、ハゲタカファンドでないこと祈ります（小説の読みすぎと言われるかな？）

https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-carnival-idJPKBN21K0CH

Seatrade Cruise Newsにも月額10億ドルの記事がありまして、ウィリアム･ブレアのアナリストによる分析で信憑性高そうです。
「Carnival Corp.'s liquidity needs? About $1bn/month: William Blair」（4/1付）
https://www.seatrade-cruise.com/news/carnival-corps-liquidity-needs-about-1bnmonth-william-blair

今回の資金調達64.5億ドル（実際は少々目減りして62.5億ドル？）と株主配当の一時凍結11億ドルと合わせて、2020年度末までに十分な流動性資金があると経営陣は考えている、との事。
・月額10億ドルには長期係船中の船のレイアップコスト２億ドル〜３億ドルを含む※。
・預り金の払い戻し（２月末時点で47億ドル、３月前半の顧客の45％が払い戻しの代わりにフューチャークルーズクレジットを選択）、債務の満期（11月までに15億ドル）、利息、資本の改善、新造船費用が含まれる。
・運航および販売コストの削減と、2020年の設備投資の縮小額約10億ドルで一部相殺される。

年内に運航再開できればカーニバルコーポレーションは何とか持ち堪えることが出来そうですね。
ユダヤ系のカーニバルが第２位の大株主としてサウジのファンドを受け入れてまで延命を図ったんですから、チャプター11やらずに何とか乗り切って欲しいです。

※追記：レイアップ（lay up）には hot／warm／cold の３段階があり、下記に詳しく説明されています。雑学としても面白くお奨めです。
現在はホット･レイアップで、カーニバルの場合、1隻につき月額200万ドル〜300万ドルかかり、傘下９ブランド105隻で月額２億ドル〜３億ドルとなります。
https://thepointsguy.com/news/cruise-lines-could-store-ships-months-coronavirus/
https://www.cruiseindustrynews.com/cruise-news/22633-cruise-operators-quickly-learn-lay-up-scenarios.html

ピースボート黄信号かもしれません。

「世界一周お申込みで２周目プレゼント」など目を疑うほど美味しいキャンペーンが
アドセンス広告で表示される方も多いんじゃないかと思います。
船はゼニスだし、私も思わず検討したクチで、お食事どうかな〜なんて調べていた所で出て来ました。

↓にある書面が発送されているそうです。
安定した経営のためには、お客様への払い戻しを平準化させていただく必要が出て参りました。
(中略)
別紙ご案内の通り３年間分割での払い戻しをお願いする次第です。
https://bit.ly/34E6mMn
(URL短縮化しました)

画像の引用元はこちらのTwitterと思われます。
https://twitter.com/Hanabusa78/status/1249526796292218880

まだニュースにもなってないし真偽の程は不明ですが、広告に釣られた方は念の為ご自身でよくお調べになった方が良さそうです。

ピースボートの新聞記事出ているみたい
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200415-00000019-kana-l14

カーニバルに関する報道がありました。

https://forbesjapan.com/articles/detail/34105/1/1/1

●乗客乗員を新型コロナウイルスの感染リスクにさらす可能性を認識していながら、クルーズ船を出航さ
　せていた。

●CDCは、カーニバルがクルーズ船での新型コロナウイルス感染拡大をエスカレートさせたと見ている

ヨーロッパでもアメリカでも、この記事のとおりと私は思います。ただカーニバルもしたたかで、しぶとい
ので何とか持ちこたえるかもしれません？カーニバル傘下のクルーズ会社は次のとおりです。

コスタ・クルーズ
P&O クルーズ
プリンセス・クルーズ
ホーランド・アメリカライン
アイーダ・クルーズ
キュナード・ライン
シーボーン・クルーズ・ライン

クルーズ船運航ノルウェージャン、自らの事業存続能力に疑念呈す
https://jp.reuters.com/article/norwegian-liquidity-idJPKBN22I0GG

ロイターの日本版記事はショッキングな書き方をしていますが、
資金調達にあたって、証券法によるリスクの開示として述べているようです。

Norwegian Cruise Line Holdings Ltd. のプレスリリース
http://www.nclhltdinvestor.com/press-releases