ダイヤモンドプリンセス　横浜　大桟橋か新港に帰ってきてほしい。
２０１９年１２月２３日午後５時　横浜大桟橋では黄色いランプとブラスバンドの演奏に送られてダイヤモンドプリンセスが出港してゆきました。　　排煙装置の改修のため高さが大きくなってベイブリッジの下を通過できなくなるためこれが大桟橋最後の出港となりました。そして昨年１月からは大黒ふ頭が接岸ふ頭として割り当てられました。

一方横浜新港の計画も進められて昨年完成しています。　新港のコンセプトは

新港ふ頭客船ターミナル
「ヨコハマ・ハンマーヘッド・プロジェクト」という名称で２０１９年中の開業を目指して工事中。 外国客船の利用を中心とし、ダイヤモンド・プリンセスなどの日本における母港化を図るとともに、CIQ などの基本施設とサービス・商業施設等を備えるターミナルを整備し、乗船客の利便性向上を図る。

ということで　ベイブリッジをくぐれないはずのダイヤモンドプリンセスもこの新港を母港とする旨記載があります。

本当にダイヤモンドプリンセスはベイブリッジの内側に入ってこられなくなったのでしょうか。　船の高さは改修前と全く変わっていません。　ダイヤモンドプリンセスの古いデーターと今年のデーターを比べてみても船の高さ喫水線上54ｍ喫水線下8.05ｍ　の数字は変わっていません。

それでは改修前と改修後を写真で比べてみましょう。　写真上は２０１７年１０月に撮影したもの、写真下は２０１9年８月に撮影したものです。　そうですこの時点で改修は終わっていたと思われます。　そして同年１２月まではベイブリッジをくぐって大桟橋に接岸されていました。　　ごく最近の写真はありませんがコロナで大黒ふ頭に接岸しているダイヤモンドプリンセスの写真がありましたので添付しました。　この写真でも煙突周りは２０１９年８月の写真と変わりないように見えます。

ベイブリッジの高さは満潮時海面から５５ｍとなっています。　これに対してダイヤモンドプリンセスの高さは５４mです　確かにわずか１mしかクリアランスはありません。
この１mのクリアランスが昔からベイブリッジ下通過の売りだったと思います。ブリッジの下をくぐるときこの１mしかありませんのアナウンスにみんな手をたたいて歓声を上げていたはずです。　

もう一度大桟橋に帰ってきてほしいと願うこの頃です。